２０１２．８．２７　晴れ

　　　　　　　　　　鉄山・船明神山
　　　　　　　　　　　福島県　猪苗代町　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　のんびり小隊

沼尻スキー場からの林道を駆け上がり、沼尻登山口には７時３０分に到着しました。

本日は沼ノ平をぐるっと一周する胎内岩〜鉄山〜船明神山〜障子ヶ岩コースを歩くことにしました。

駐車場の奥が鉄山への登山道になります。手前が船明神山への登山道になります。

約１０分も歩くと白糸の滝が姿を現します。滝の上には沼尻温泉の源泉地帯があり、温泉水が滝となって流れ落ちています。

登山道の脇には沼尻温泉・中の沢温泉へ源泉を引くパイプが通っています。触ってみると「温かい〜」、４５℃あるとのことです。

沼尻温泉は毎分１万リットルの自然湧出量を誇る日本でも有数の源泉です。

硫黄川全体が自然の露天風呂になっています。登山道で話した群馬から来た方が一番風呂を楽しんだようです。

露天風呂ではカムイワッカの湯や川原毛があまりにも有名ですが、、、

元硫黄鉱山跡です。昭和４３年に廃坑となりましたが、最盛期には年間１万トンを生産していました。

これらを運ぶための沼尻駅〜川桁駅を結ぶ軽便鉄道が歴史を偲ばせます。

硫黄川もここまで来ると無色透明、無味無臭の川になっていました。

真っ直ぐ進めば沼ノ平に行きますが、平成９年、硫化水素ガス中毒事故が発生し、以来、立ち入り禁止となっています。

８月１８日に登った磐梯山が見えます。右手には秋元湖が見えます。

胎内岩くぐりです。私はザックを下ろしてくぐりました。ここを通らなければ胎内岩の稜線には出られません。

胎内岩から障子ヶ岩を望む

胎内岩の稜線歩きは高度観があって、気分爽快！

谷底の元硫黄鉱山跡が小さく見えます。明治３３年の安達太良山大爆発の爪跡がここにも残っていました。

安達太良山が見えて来ました。

赤茶けた山肌の安達太良連峰

左端が鉄山、中央が安達太良山、右端が船明神山です。まだ、半分も歩いていません。

気温は高いのですが、時折、涼しい風が吹き、心地良いです。

「石楠花の塔」が見えて来ました。昭和３３年に墜落した自衛隊機Ｔ−６のプロペラが慰霊塔になっています。

たおやかな箕輪山ですが、厳冬期は凄いです。手袋を外すことが出来なく記念撮影出来なかったことを思い出しました。

鉄山避難小屋で小休止し、本日の山行を日誌に記して来ました。

鉄山山頂に安達太良山神社の石碑がありました。前回来た時、何処を見ていたのでしょう。

鉄山山頂に取り付いている山ガールふたり

改装されたくろがね小屋

右端の胎内岩の上を歩き、今、馬ノ背に居ます。これから左端の船明神山、障子ヶ岩に向かいます。

牛の背から幻想的な沼ノ平を食い入るように覗き込むツアーハイカーズ

安達太良山には登らず、船明神山に向かいます。

稜線に道標が見えて来ました。滑り易い、もう少しです。

船明神山稜線から見る安達太良山です。初めて見る山容です。

尖ったところが船明神山です。祠がありました。

Ｋさんと一緒だから、このコースを選びましたが、ひとりではどうでしょう、、、

東日本大震災の爪跡と思われる地割れが数箇所ありました。

エゾオヤマリンドウ

小さな池の廻りを歩き、障子ヶ岩に取り付きます。

船明神山を振り返ります。岩稜の上を歩いて、右端から降りて来ました。

頑張って松

中央部には今にも崩れそうな岩がいっぱいあります。その下に登山道があります。上を見ながら通過しました。

歩き易い登山道になりました。ゴールは近いです。途中に「白糸の滝」を見る滝見台があります。

滝見台は駐車場から約１０分のところにあります。

１３時２０分、無事、駐車場に到着しました。月曜日なのに駐車場には１０数台のクルマがありました。

これから、沼尻高原ロッジの露天風呂で足裏の疲れを癒し、帰路に着きます。

本日は基地まつりの代休です。以前から気になっていた「ぐるりっぺ沼ノ平コース」を歩いてみることにしました。

前週は磐梯山山行でした。足に負担はありませんでしたが、、、後半の降りは疲れました。

暑さとの戦いを予想して、氷水をたくさん準備しました。休憩時は多めに補給しました。

暑い日がまだまだ続きます。無理をしないで、秋に向け、「少しずつトレーニングをしなくては、、、」と思っています。