このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                    2013.12.8 晴れ


          天狗山
           福島県 白河市表郷町                                                     のんびり小隊


「日本一遅い?山開きの山」、天狗山に登って来ました。ここは旧表郷村で現在は白河市になっています。

山開きは11月23日に行われ、過去最多の約400人が晩秋の登山を楽しんだそうです。

おもてごう里山クラブの方々が6年前から山開きを主催し、天狗山遊歩道を整備しました。

天狗山新登山口駐車場にクルマを停めました。坂下川の小さな丸太橋を渡り、小川に沿って遊歩道を歩きました。

   

無事カエルに手を合わせて、、、天狗山にはカタクリの群生地があるようです。

知恵の輪、それとも、森の捻くれもの、、、

白布の滝とありますが、坂下川の砂防堰堤です。その名の通り、白い布のように流れています。

落ち葉に映る影

天狗の八枝ヤマザクラです。

砂糖をまぶしたベロ煎餅、もう〜冬はそこまで来ています。

天狗の庭には「夢と希望」の文字が、、、ここにもカエルが居ました。カエルの頭を撫で撫でしました。

天狗さまに逢いたい時には、「雲板を叩いてください!」、いい音が出たので3回叩きました。

千年の森は五合目になります。

「平成24年度1/2成人式 親の木」の杭、、、何のこと。こどもの木を探しましたが、何処にも見当たりませんでした。

天狗の森の木々にはそれぞれ樹木札が付けらていました。勉強になります。キハダは煎じて飲むと胃腸薬になります。

天狗の清水は涸れていました。

なめこ坊やかなあ〜

天狗山遊歩道は良く整備されていました。地元クラブの熱意が感じられます。「おらが、やまだあ〜」

炭焼窯跡から昭和18年当時の大日本ビールの瓶が出土したそうです。

偶然にも、本日放送の「開運!なんでも鑑定団」で大日本ビールのポスターが紹介されました。

ヤマウルシ、触らないようにして傍を歩きました。

天狗山山頂が見えて来ました。祠があります、、、祠ではなく、登山者の記録を保管する箱でした。

那須連山は雲の中です。僅かに赤面山スキー場が見えました。

Webサイトの紹介では新緑期に天狗山を登ると、、、これまた、素晴らしい!

眼下には天狗山球場、右手彼方には宇津峰、蓬田岳を望むことが出来ました。

真っ赤な実

萬歳楽山のコシアブラの比ではありません。こんな、ぶっといコシアブラの木、見たことありません。

   

展望台からは急な坂をえんえんと降ります。膝、足首に注意しましょう!登りに使わなくて良かった。

天狗山の旧登山口に降りました。ここから新登山口まで未舗装の林道を歩きました。

朝イチは私ひとりでしたが、新登山口に戻ると5名のハイカーに逢い、挨拶を交わしました。

JRバス関東の「白棚線」です。バス専用道路ですが、天狗山山開きに合わせ、「白棚線ウォーク」も開催されました。



東北本線は黒磯駅まで開通していましたが、明治20年、郡山駅まで開通となり、大正5年には白棚線が開通しました。

産業の発展と共に鉄路は栄え、伸びて行きました。白河炭鉱、軽便鉄道もそのひとつのようです。

しかし、昭和19年、第二次世界大戦の「金属類回収令」で白棚線はレール一式丸ごと剥がされました。

交通形態は変われども、まだまだ、地元の方々の移動手段として愛され、白棚線は活躍しています。

歴史を感じる山旅でした。


   

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