このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                    2014.1.26 晴れ


          関山(619m)
           福島県 白河市                                                          のんびり小隊


国道289号線を棚倉方面へ、南湖公園を過ぎると関辺地区に碑があり、右折すると関山登山ルートの案内板がありました。

ここが関山への一丁目になります。一丁は約109mですから、、、因みに関山山頂は十八丁目です。

吉ヶ沢地区の林道を進むと、左手に関山登山口駐車場がありました。ここにクルマを置いて歩き始めました。

表参道(林道)には雪があり、路面は凍っていました。「鉄の爪」を持って来て、正解です。

初級コースは満願寺への表参道になります。中級コースは「烏天狗の道」となります。昨年末、登った天狗山は直ぐ、近くです。

烏天狗の道は急登のことなので、表参道を登ることにしました。

表参道の終点には駐車場がありますが、普通車ではキツイかも、、、クロスオーバーの納車が待ち遠しい、、、

不動明王と金明水

この付近はイワウチワの群生地になっているので、開花の時期に来てみたいと思います。

   

まだ、8時前です。登山者は私ひとりのようです。白河の歴史を考えると、この根っ子はいろいろな時代を見て来ました。

源義家、源義経、天地人、松尾芭蕉、松平定信、八重の桜などなど、、、

表参道の終点には立派な駐車場がありました。硯石登山道の指標もありました。前方は八溝山塊なのでしょうか。

山門跡と下馬碑(右碑)

1051年、源頼義が東夷征伐の際、山王権現に戦勝を祈願して下馬碑を奉納しました。

内松登山道の指標が、、、登山道は四つあるようです。

陽が射し始め、暖かな朝を迎えました。左手の石仏の顔も輝いていました。

ケヤキの古木に寄り添う石仏

子安観音像

御朱印もいただけるようですが、、、御用のある方はTELくださいとのことです。

この銅鐘は1664年、白河藩主本多忠平が寄進したもので、昭和19年、重要美術品として国の指定を受けました。

関山満願寺の石碑群

神馬堂は1180年に源義経が登山、参拝祈願し、観音様に神馬を奉納しました。

関山満願寺

富士山の見える場所

この木立の中央に富士山が見える筈ですが、、、残念!

日光方面の山々

   

第三十三番札所 成就山満願寺

満願寺の境内に関山の三等三角点があります。

中央にマウントジーンズスキー場が見えます。那須岳、三本槍岳、甲子山は雲に隠れています。

松平定信公はこの地に立って、白河の関、南湖の和歌を詠んだと記録に残っています。

阿武隈山地に虹が架かりました。風が強くなり始めたので、下山しましょう。

   

瀧不動登山道を降り、関山登山口駐車場まで戻ります。

幾つかの小ピークを降り、登りします。1回目はここでスリップ転倒、お尻を打撲、ザックが守ってくれました。

気を付けて降りましたが、この急坂で2回目の転倒、落ち葉の下が凍っていました。「鉄の爪」を使えば良いのに、、、

烏天狗の道にある不動明王、中級コースは結構な急坂でした。

登りに使わなくて良かったと思いましたが、ここで出逢った登山者は何時もここを登るそうです。

小さな沢ですが滑ると大変、スリップ防止に杉の葉を撒いて来ました。

関山の全景



昨年末に天狗山に登りました。その時、白河寄りにある関山を知り、歴史探訪を含め、登ることにしました。

天狗山は福島県内で「一番遅い山開きの山」、関山は「一番早い山開きの山」です。

時間がないので郡山南ICまで東北道で帰り、10時30分帰宅しました。屋内の遊園地やジムや温泉やら、、、忙しかった。

山野草の咲く季節に、再度、ゆっくりと来てみたいと思いました。


   

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