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2015.1.3 晴れ
岩角山(337m)
福島県 本宮市 のんびり小隊
ローカル紙で岩角山の大梵天祭を知り、参拝低山登山に出掛けて来ました。
ここは郡山から約25km離れたところにあります。
混雑を予想して、早めに自宅を出発し、9時には岩角山駐車場に到着しました、、、正解でした。
岩角山参道、近隣のお寺から住職が大梵天祭のために集まって来ています。石灯篭を潜り、山門をめざします。
岩角山の「龍の手水」は寒さで凍っていました。
六地蔵
プラモデルの消防自動車と思いましたが、、、軽の消防自動車でした。
岩角山は天台宗総本山比叡山延暦寺の直末寺で、正式には「和田山常光院岩角寺」と言います。
手前の池は「心の池」と呼ばれ、己の心を映し出すために造られたものです。
岩角山の案内図により西国三十三箇所を巡礼することにしました。最後に御朱印をいただきました。
金華水は慈覚大師が開山した仁寿元年(851年)の際に、身を清めたとされています。
奥ノ院をめざします。何故か、鎌倉五山の「建長寺」を思い起こしました。
西国第1番札所 如意輪観世音
岩角山にはこのような「線刻仏」が808体あります。知られざるパワースポットが近間に存在していました。
三面大黒天です。左面が毘沙門天、正面が大黒天、右面が弁財天になっています。
毘沙門堂は県の重要文化財になっています。
素晴らしい彫刻に魅了しました。明治18年正月初寅日に奉納された「弁慶?」らしき掲額もありました。
岩窟弁天です。岩窟の中に長さ75cm、太さ15cmの「岩角」が突出していたとか、、、
現在は寺宝として保存され、これが岩角山の名の由来にもなっています。
四国第4番札所 千手観世音
ようやく、、、登山道らしくなって来ました。
西国第17番札所 11面観世音
岩を支える木、背面と側面を写して見ました。俺が受け止めてやる、、、「こころの優しい木」ですね〜
胎内くぐり、山爺は止めました。無理だから、、、
遥拝石が展望台になっています。
二本松藩主の丹羽光重は毘沙門天への信仰が厚く、豪伝和尚と共に岩角山の復興に尽くしました。
この展望台からは遠く那須連山や安達太良山が見えるようです。写真中央に新幹線の高架橋が見えます。
前後がトンネルになっています。ジェット機のように轟音をたてて、E5系新幹線が疾走して行きました。
奥ノ院はシートに包まれ改装中でした。
四面鐘の特徴を持つ、この鐘は日本三鐘のひとつに数えられている名鐘です。元禄9年の鋳造です。
那智観音の子宝観音
金毘羅大権現
明治初期まで修行僧の瞑想に使われていたと言う「座禅石」です。畳2枚位の平らな石です。
千手観世音
熊野大権現
山頂付近より山門に立ち並ぶ露店を望む
大杉が岩を抱き込んだのは江戸時代中期のようです。
大梵天祭のプログラムです。
チンドン演奏、奉納和太鼓、マジック笑、寄席、お子さま舞踊、餅つき、抽選会などイベントが盛り沢山です。
岩角山の開祖「慈覚大師」
奥の細道三十三霊場の第三十一番「岩角寺」です。「がんかくじ」と読みます。
毘沙門堂では白梵天を4本ずつ、3回に分け、無病息災を願い、1本ずつ信者に投じられる梵天争奪戦が行われます。
プログラム中、最大のイベントです。祭
13時30分からのお楽しみ抽選会まで居たかったのですが、、、10時30分に下山しました。
何故、大梵天祭にチンドンなのか判りませんが、、、安達太良チンドンの素晴らしい演奏を聞きました。
見山肌に露出した花崗岩の大岩は人工的に積み上げられたような、、、絶妙なバランスで支え合っていました。
岩角山の歴史は約1200年前、天台宗第3祖の慈覚大師が開基した霊場になっています。
眼前に広がる巨石群には菩薩など808体がいたるところに彫られ、信仰の深さを伺わせます。
岩角山を巡るのには約40分もあれば充分ですが、ゆっくりと時間を掛け、のんびりと「線刻仏」を拝するも良し、、、
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