このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                      2015.9.12  晴れ


          烏峠(484.9m)
           福島県 泉崎村                                                           のんびり小隊


台風17号の影響で福島県内も大きな被害を受けました。山の地盤が緩んでいるので危ない、、、

毎週、毎日、雨降りでしたが、本日のみが晴れの予報です。福島の山(山と渓谷社)から烏峠を選んでみました。

写真中央が泉崎村の最高峰「烏峠」です。「山」や「岳」が付かない珍しい山名です。

郡山駅から泉崎駅まで電車に乗って、、、駅から山頂まで歩く「駅からハイキング」です。

郡山駅から泉崎駅までの所要時間は26分、運賃は¥500円です。Suicaは利用出来ません。

泉崎駅前の案内板で烏峠の位置を確認しました。烏峠にある烏峠稲荷神社までクルマでも上がれます。

稲穂が垂れる田園風景を眺めながら登山口まで、、、

道端に咲く、マンジュシャゲ

峠踏切を渡ります。烏峠稲荷神社まで1.6kmあります。

東北本線を719系近郊型交流電車が走ります。

舗装道を挟んで鳥居が立っています。ここが表参道の入口になります。

   

山頂まで10のハイキングコースがあり、、、選択肢が増え、迷いました。山爺は「さえずりの道」から登ります。

いきなり、クマの目撃情報があり、ビビりました。こんな所にもクマが出るのですか。民家が近いのになあ〜

   

何時の時代に造られたのか、、、石の階段が続きます。さえずりの道はスギ林の中を歩きます。

ゴマナかなあ〜

さえずりの道は一旦、烏峠林道に出ます。左折し、弘法の道の入口をめざします。

弘法の道の入口です。カタクリの群生地があるようです。

弘法の道は雑木林の中を歩きます。左折すると、カタクリの道になります。

コブだらけの人生、ボコボコにされたのでしょう。

烏ヶ丘には小さな祠とベンチがありました。眺望はありません。

アジサイ

小高い丘の上の祠に虚空蔵尊が安置されていました。カタクリの道はここで合流します。

烏峠林道が眼下に見えます。白河と泉崎を結ぶ近道として利用されて来ました。

烏峠稲荷神社を中心に時計廻りに歩くと、本殿の裏に「コンコンさま」が祀られていました。

表参道に出ると、桜門が見えて来ました。左手のフェンスから阿武隈の山々を望むことが出来ます。

烏峠稲荷神社の境内、サルビアの花が真っ赤に咲いていました。

   

山門の精密な彫刻と木鼻が歴史(江戸時代中期)を感じさせます。旧暦の8月1日には「八朔祭り」が開催されます。

祭りには必ず雨が降るので参拝客の雨傘を背負って来る姿が風物詩になっているそうです。

当日は泉崎村の伝統芸能や「梅若唄念仏踊」が観られるとのこと、、、

烏峠稲荷神社は天長5年(828年)、藤原俊仁の創建と言われています。

この神社はカラスに纏わる願望成就の伝説があり、ご利益を求め、遠方からも地元からも厚い信仰を集めています。

「とうげさま」と呼ばれる所以です。

本殿周囲の浮き彫りや透かし彫り(権現造り)は技術的にも美術的にも素晴らしいものです。

しかし、痛みが激しいようで、これから修復するようですが、、、

後記:江戸時代、白河藩主松平定信によって修復され、平成21年には大規模な修復作業が行われました。

三叉本殿裏に三等三角点がありました。ここ烏峠が泉崎村の最高峰です。

祠の前に富士山頂浅間神社の木札が掲げられていました。ここから遥拝したのでしょう。

後記:富士山の位置を確認しておけば良かったなあ〜

本日の昼食です。電車で来たのでアルコールもOKです。

本日もひとりかと思いましたが、、、呑んでいると声を掛けられました。本殿に一礼し、足早に下山して行きました。

どうだ!威張っているようなスナップになってしまいました。

自衛隊の無線中継施設です。泉崎駅からもこのアンテナが見えていました。

円満平の東屋、天気が良ければ、飯豊連峰や吾妻連峰の山並みを見渡すことが出来ます。

1坪ほどの囲いの中にマツムシソウが咲いていました。

クリクリ坊やのタマゴタケ

表参道の大鳥居、右手に古参道の道標があったのでここを降ることにしました。

古参道を振り返る、烏峠は道標がしっかりしているので迷うことはありませんでした。

本日は1/12,500の地図を準備して来ました。溜池の傍を通り、富久保をめざします。

まだ、泉崎駅まで1.4kmあります。13時6分の電車に間に合うでしょうか。

泉崎駅前の全景、月極め駐車場は何と¥1000円です。雀荘もありました。

汗を掻いたので、鏡石町の「弘法不動の湯」に行くことにしました。鏡石駅まで運賃は¥240円です。

温泉へは鏡石駅前の「役所通り」を西へ、、、国道4号線を渡り、約15分掛かります。

   

唱歌「牧場の朝」は日本最初の国営牧場「岩瀬牧場」がモデルと言われています。

平成27年4月に建てられたモニュメントは支え合う「人」と未来に向かい「躍進」するデザインになっています。

「幸せの鐘」を鳴らすことが出来ます。15時45分の電車で郡山駅へ、、、鏡石駅はSuicaが使えます。

鏡石駅の東に隣接する図書館、展望台から田んぼアートを楽しむことが出来ます。

4年目を迎えた田んぼアートは6種類の稲で彩られています。(Web提供)

郡山駅には16時6分の到着です。ちょうどいい時間です。天ちゃんで焼き鳥を食べてから帰りますか、、、



介護特別休暇を3日間取得することが出来ました。この間、台風の影響による東日本豪雨の被害は計り知れません。

「尾瀬の草紅葉を観に行こう!」と考えていましたが、南会津地方の被害も深刻な状況です。

土砂崩れなど心配のない山行が望まれるところです。烏峠の情報を得て電車でGoしました。

季節を選び、カタクリの咲く頃に足を運んでみたいものです。シルバーウィークも介護特別休暇があるので、、、

栗駒山や南月山の紅葉を観に行こうかなあ〜


   

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