このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                           2016.12.11            晴れ


          金時山
           神奈川県 箱根町                                                     藤沢ML会+のんびり小隊


「ようこそ、箱根へ」 ここは箱根登山鉄道の箱根湯本駅です。

本日は藤沢ML会のオフ会の日です。金時山山行のお誘いをいただき、昨夜、郡山駅を出発して来ました。

h藤沢ML会のみなさまとは昨年の達磨山以来の山行になります。

箱根登山バスで金時山の登山口がある「金時神社入口」バス停に向かいます。

ゴルフ練習場の先に金時山登山口があります。写真中央が金時山です。

   

金時山登山口でA会長から本日の行程と注意事項のお話しがありました。準備をして出発です。

   

この舗装道は公時神社への参道にもなっています。Aさんよりゴミ回収用のポリ袋が全員に渡されました。

公時神社と金時山

このマサカリは平成6年5月5日に奉納されたものです。毎年、5月5日には公時祭りが開催されます。

御祭神は平安後期の源頼光の四天王のひとり、坂田公時(さかたのきんとき)と言われています。

幼名を金太郎と言い、怪力の持ち主でクマと相撲を取ったとか、、、童謡にも歌われています。

公時神社境内の右手に金時山への登山道があります。

登山道の脇には大きな「金時手毬石」がありました。

登山道は一旦、林道に出ます。ここで小休止にしました。

金時神社の奥の院

後記

実はこの岩の上にマサカリがあるようです。もっと、Webで調べていれば、紹介出来たのに、、、


   

「金時宿り石」です。大きな岩が真っぷたつに割れています。誰が、、、どうして割ったんだろう!

ふたりの男の子(元気なヤッホー少年)を連れて歩いていたお父さんファミリーはここで休憩です。

   

スギの根っ子の急登を登り切れば、稜線に出ます。

神山、大涌谷からの噴煙を見ることが出来ました。

矢倉沢峠への分岐です。ここで蜜柑をいただき、休憩を取りました。

分岐から金時山山頂までは約15分、急な階段を登ります。

   

昔、金時山は「猪鼻嶽」と呼ばれていました。急峻な岩場の多い山だったそうです。

特に山頂付近の尾根筋は両側が切れ落ちた崖になっているので、注意して歩きましょう。

Webで紹介されている、お馴染みの景色ですが、、、富士山の山頂が見えません。

ズームUP

「金時娘」さんにお逢いしたかったのですが、、、満席で中に入ることが出来ませんでした。

   

ラッキーにも「金太郎茶屋」さんのテーブルが空いたので、ここで昼食にしました。

「ククサ」にコーヒーを注ぎ、ブランデーを垂らして、、、乾杯!



ここで一息、、、

ククサ造りに填まってしまったことは以前、お話しをしました。Webで材料を探しましたが見付けられませんでした。

そこで、福島市岡部にある「桧工房」さんを思い出し、社長にお願いをしてククサ原型をヒノキで製作していただきました。

   

50mmのホルソーで開けた穴を60mmに拡大するため、半丸の彫刻刀でひたすら掘り続けます。

その後、電気ドリルに60番・120番の半丸のカップリング(紙ヤスリ)を取り付け、底部を仕上げます。

   

ククサ原型に完成形をケガキ、余分な箇所は鋸でカットします。更に、小刀の彫刻刃で格闘し、形を整えます。

形を整えた後、紙ヤスリ(60番~400番)で磨き続けます。これが大変だぁ~

ククサ内部に桧工房さんからいただいた割れ防止用の塗料を塗ります。外部にはクルミオイルを塗布します。

楽・楽・楽 遊び隊 オリジナル「ククサ」の完成です。ククサとは、、、

フィンランド北部のラップランド地方に住んでいたサーメ人に伝わる、白樺のコブをくり抜いた手作りのマグカップです。

取っ手は「ライチョウの尻尾」をイメージして彫られています。


富士山に逢えなくても、、、満足な山爺でした。

最後の最後に、、、ちょっとだけ顔を見せてくれた富士山

結構、急でしたねぇ~、足元に注意して降りましょう。

矢倉沢峠への分岐まで来ました。復路は左折して仙石原登山口まで降ります。

明神ヶ岳への稜線に登山道を確認しました。平成29年のオフ会を楽しみにしています。

大涌谷の噴煙は登りの時よりも高く吹き上げていました。

季節外れのノギク

仙石原を取り囲む箱根山の外輪山

下山口でしょうか。小屋が見えて来ました。

小屋はうぐいす茶屋で、明神ヶ岳への分岐にもなっています。ちょっと、休憩して行きましょう。

   

今まで、こんな茶屋に入ったことも見たこともありませんでした。日本酒が1杯¥250円、2杯も呑んでしまいました。

その都度、ツマミにと刺身(マグロとイカ)、焼き魚、塩辛、味噌おでんがサービスで出て来ました。

トイレ(¥50円)を借用したら、サービスに味噌おでんを持って来たので、、、丁重にお断りしました。

茶屋の中は、先行の登山者たちの宴会で盛り上がっていました。「うぐいす茶屋さん」 ありがとうございました。

仙石原登山口まで約30分、2杯しか呑んでいませんが、、、注意して降りましょう。

仙石原登山口は仙石原の別荘地内にありました。

別荘地内の舗装道を歩き、仙石バス停に向かいました。えぇ~、箱根に喜多方ラーメンの看板が、、、

仙石バス停からから金時山を望む、箱根登山バスで箱根湯本駅まで戻ります。

さあ、「伊藤園ホテル箱根湯本」で忘年会だあ~、呑むぞ~!



おまけです、、、

郡山駅23時50分発の東京駅行きのJRバスに乗り込みますが、その前に駅前の「天ちゃん」で一杯呑んで、、、

東京駅八重洲口には11日の4時50分に到着し、東海道線で小田原駅へ、、、6時42分に到着しました。

本日の目的のひとつに小田原城跡ウォーキングがあります。そのため、夜行バスを利用してここまで来ました。

本丸東堀跡、江戸時代の小田原城は本丸を堀が囲んでいましたが、解説では二の丸堀と繋がっていたようです。

常盤木門は小田原城の正門で最も大きく、堅固な門です。

国指定史跡 小田原城跡

天正18年(1590年)4月、北条氏康・氏直親子は天下統一をめざす豊臣秀吉率いる約15万の大軍に包囲されました。

約3ヶ月の籠城の末、小田原城は開城され、合戦が終結したことで豊臣秀吉による天下統一が成りました。

これにより、北条早雲から五代続いた北条家は滅亡しました。

グランドのような平坦なこの場所は米などを収める蔵があったことから、御用米曲輪と言われています。

平成22年から発掘調査が進められ、江戸時代の蔵跡、戦国時代の建物跡などが発見されました。

今後、新たな発見(出土品)に期待するところです。



藤沢ML会のみなさまには10月6~7日、「ふくしま」を訪れ、初秋の裏磐梯を歩いていただきました。

その時、金時山山行のお話しをされ、今回、忘年会も一緒に参加をさせていただきました。

金時山からの富士山と金時娘のイメージが強く、一度は登ってみたい山でしたが、、、

生憎、富士山山頂は雲に隠れ、残念でしたが、多くのみなさまと交流が出来たことを嬉しく思っています。

平成29年、また、「ふくしま」を訪れていただけることを楽しみにしています。

山爺の平成28年の〆は高尾山にあり、、、


   

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