このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                      2016.2.11  晴れ


          信夫山
           福島県 福島市                                                          のんびり小隊


   

本日は建国記念の日です。天候の不順な日が続きましたが、、、穏かな祝日になりました。

昨日から羽黒神社の「信夫三山暁まいり」が開催されています。両足に痛みを抱えながら、、、

約1ヶ月間、休んでいた山歩きを再開しました。娘の安産を祈願し、護國神社で御朱印をいただきました。

黒沼神社は約1400年前に黒沼大神と当地に住んでいたとされる岩姫皇后が配祀神として合祀されています。

信夫山一周自動車道路を時計廻りに歩いて烏ヶ崎登山口をめざします。

途中、好きではない「にゃん子」に出逢いました。相手も山爺に敵意を持っているようです。

信夫山一周自動車道路の右手斜面を注意深く見て歩くと、西国三十三観音石仏群があるのが判ります。

県立美術館を過ぎたあたりから展望が開けて来ました。今年から吾妻山の入山規制が解除されればいいなあ〜

ここがマップにある地下工場の入口なのでしょうか。この先は私有地なのか、、、行き止まりになっていました。

烏ヶ崎登山口を見失ったようです。里山と侮るなかれ、戻りましょう。


後記

信夫山は室町時代後期から金が掘られ、昭和18年の金山整備令により閉山するまで品質の良い鉱山でした。

終戦間際、この金鉱跡に旧日本陸軍が秘密地下工場として隼(旧中島飛行機)のエンジンを組み立てていました。

7台のエンジンを生産したそうですが、、、昭和20年、終戦を迎えました。山を歩き、知られざる歴史を垣間見ました。


左手に石段がありました。丁度、東北本線をE721系通勤型電車が走って来ました。手前が福島交通の飯坂線です。

   

急な石段を登ると森合配水池です。水は地下を流れています。左手に進むと烏ヶ崎登山口になります。

   

烏ヶ崎展望デッキまで岩場の急登を数箇所登ります。

あまり、利用されていないようですが、、、このコースはハードな登山気分を味わえる冒険コースとして紹介されています。

烏ヶ崎展望デッキからは吾妻連峰と福島市街を望むことが出来ます。

 

南側を望むと阿武隈川に架かる大仏橋、その左にはふたこぶラクダの背のような弁天山が見えます。

写真中央が花見山です。暖冬の影響で1月中旬に蝋梅が咲き始めたとか、、、

   

湯殿山神社

月山神社

バードウォッチングをしている人がいたので、近付いて、見上げると野鳥が、、、食事中でした。

「薬師の峯」の広場は原発事故による汚染土の集積場になっていました。

この付近の空中放射線量は高いようです、、、原発事故から5年目を迎えようとしています。

まだ、まだ、当時の傷は深く、癒されていません。何時になったら完治するのでしょうか。

薬師の峯展望デッキ

薬王寺の梵鐘です。2年前に来た時、Yくんが鐘を撞きました。撞き方にも作法があります。

薬王寺の坂からどっしりと構えている霊山が見えました。

信夫山は柚子栽培の北限と言われています。

以前にはなかったツリーハウスです。梯子がありません。如何して、上がるのかなあ〜

信達札所第三番「羽黒山観世音菩薩」

平成27年9月に奉納された「ねこ稲荷」の鳥居、右手のみたらし池にはモリアオガエルが生息しています。

お地蔵さまの「由来」が見当たりませんでした。

雪に埋もれないように、、、大切にされていました。

羽黒神社です。昨日、市街を約10km練り歩き、長さ約12m、重さ約2tの大わらじが奉納されました。

午後8時からは信夫山麓の大鳥居〜羽黒神社までの約1.3kmを駈け上がる「第4回暁まいり福男・福女競争」が行われました。

座頭ころばし坂から稜線左手にアンテナの立つ「十万劫山」が見えました。

東北弘法大師霊場と真言宗高野山遍照院

1年前、高野山総本山金剛峯寺「開創千二百年記念お砂踏み」で四国八十八箇所霊場の地を踏みましたが、、、

実際に訪ねてみたいなあ〜

たんたら清水

信夫山麓には公共の施設や学校などがたくさんありました。

   

岩谷観音磨崖仏をめざし、祓川遊歩道を国道4号線方面に歩きました。野鳥の憩いの場にもなっていますねぇ〜

真言宗鷹尾山観音寺、祓川遊歩道の約200m先に岩谷観音への入口があります。

観音寺の石段を上り、境内の右手方向の道路をさらに上がると、岩谷観音の磨崖仏の上に出ました。

展望の開けた場所にベンチがあったので、午後2時を廻りましたが昼食にしました。

眼下には国道4号線が走っています。

観音寺の梵鐘なのか、、、岩谷観音の梵鐘なのか、、、

梵鐘の傍の岩肌に掘られた磨崖仏、近くに寄れないので文字をはっきりと読むことが出来ません。

岩谷観音の境内に掘られた磨崖仏を見学する家族連れもたくさんいました。

   

寶永2年(1705年)の年号が読み取れました。今から約300年前ですよねぇ〜、いにしえの人々の信仰心は凄いなあ〜

岩谷観音の男坂です。結構、急な階段です。山爺はここを降りて来ました。緩やかな女坂もあります。

遊歩道の脇を川が流れている、、、いい感じ、郡山市街の「させらぎの小径」脇にも安積疏水の水が流れています。

黒沼神社の配祀神「岩姫皇后」が籠を止めて休んだとされる御籠石、石段を上るとゴールの太子堂駐車場です。



前日、蓬田岳の西に位置する東山をめざしましたが、里山の舗装道にも雪があり、、、引き返して来ました。

東山はWebに紹介され、三等三角点までは登れますが、人気がないせいか、その先の登山道は藪漕ぎ状態です。

そこで、地図、コンパス、高度計を準備し、確認のため廃道寸前の登山道に赤テープを付けて来ようと、、、

登山口には駐車場がないので、県道40号線にクルマを停め、歩いて登山口をめざしたいと思っています。

1月6日、蓬田岳山行後、午後7時から「如宝寺の七日堂まいり」の写真を撮りに出掛けました。

その帰り道に側溝の段差で左足首を捻挫、右膝を負傷してしまいました。噂では酔っ払って側溝に落ちたとか、、、

痛みが和らいだので、、、天気も良いので、、、信夫三山暁まいりに出掛けて来ました。

福島市街のど真ん中にある信夫山には「健康・冒険・歴史」が楽しめる10のハイキングコースがあります。

桜が咲く頃に行かれたら、、、如何ですか。


   

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