このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                               2017.2.22               晴れ


          羽根山&フルーツラインウォーク
           福島県 福島市                                                              のんびり小隊


今年、初めての「電車でGo!」です。福島駅で福島交通飯坂線に乗り換え、羽根山をめざします。

701系1500代 通勤形電車の車窓から安達太良連峰を望む(杉田駅付近)

h車窓から吾妻連峰を望む(南福島駅付近)

郡山駅11時06分発車、福島駅には11時54分に到着しました。これから福島交通飯坂線に乗り換えます。

今、乗って来た電車は折り返し運転で郡山駅に戻ります。

   

阿武隈急行線(左)と福島交通飯坂線(右)のホームです。JR線1番ホームの東側にあります。

阿武隈急行線ホームには2月5日に公開された「政宗ブルーライナー」の姿はありませんでした。残念です。

JRが阿武急に譲渡した417系近郊形電車は昨年5月に廃車になりました。今となっては懐かしい、、、

   

12時10分発の7000系電車が入線して来ました。7000系は約25年間、運用されて来ましたが、、、

今年度から3ヶ年計画で全車、1000系電車に置き換えられます。(7000系電車は平成31年春に「さよなら運転」予定)

ホームにおばあちゃんが自転車を持って立っていました。まさか、、、まさかでした。

ママチャリを押して、車両に乗り込んで来たのです。車掌さんが手伝って、おばあちゃんは座席に座りました。

JRでは考えられな~い、ローカル線ならではの光景に心が和みました。「いい電」は地域密着なのですねぇ~

   

羽根山への起点となる平野駅には12時25分に到着しました。電車の通過を待って出発です。

平野駅前からひとつ目の交差点を左折し、西に進むと羽根山が見えて来る筈です。

吾妻小富士、一切経山、家形山を眺めながら、のんびりと歩く、、、

(実はひとつ目の交差点はではなく、ふたつ目の交差点を左折していました。後で気付く。)

小高い山の上に社が見えて来ました。羽根山だあ~

大笹生地区は福島の果樹地帯です。モモが芽吹き始めました。山爺の「菜根のモモ」はまだ芽吹いていません。

果樹地帯から安達太良連峰と吾妻連峰の連なりが一望出来ました。

大きな木

あれ、変だなあ~、右手に羽根山が見える筈がない。正面に見える筈なのに、、、

持参して来た地図はこの山をカットして印刷したもので、確認することが出来ませんでした。

間違いに気付き、気を取り直して、羽根山をめざしました。

羽根山が見えて来ました。前述の写真の山容と似ていませんか。山頂に社があり、「そっくりさん」でした。

今秋、吾妻小舎に泊し、浄土平湿原のエゾオヤマリンドウを愛でながら一切経山に登る予定です。

その時に立ち寄ってみようかなあ~

県道5号線、通称「フルーツライン」です。右折すると、約2km先に中野不動尊があります。

持参した地図を頼りに羽根山の階段(裏参道)を登るため、山の西側に廻り込みました。

ここにも東日本大震災の爪痕が残っていました。

   

苔むした大谷石の階段を登りました。結構な急登で右膝の古傷が泣き出し、何度も立ち止まりました。

階段を登りきると左手に祠があり、稜線に出ました。正面に塩竈神社が見えて来ました。

羽根山山頂には羽根山城址があり、城主は上杉家の家臣 樋口兼豊の三男 秀兼でした。

長男は上杉景勝の重臣 直江兼継です。

城址に「落ちない神社」の案内板がありました。受験の際はお詣りに来ては如何ですか。

   

塩竈神社(鹽竈神社)は羽根山山頂(175.8m)にあります。

鹽竈神社と言えば、「陸奥国一之宮」の宮城県塩釜市が有名ですが、福島市にもありました。

ここは超穴場、地元一押しの「初日の出スポット」だそうです。

いい感じ、、、本日はこの景観を観るために来ました。

古代、信達平野は湖底にあり、信夫山と羽根山が島としてあったそうな、、、さらに、、、

1600年(慶長5年)、米沢藩の領地である信達平野に仙台藩の伊達政宗軍が攻め込んで来ました。

奇襲作戦により米沢上杉軍が勝利しました。この「松川の合戦」を「北の関ケ原」と呼んだそうです。

何故か、ウサギとカメが出迎えてくれました。「羽根通し、兎に勝って亀詣り」

表参道の鳥居の脇に大塩瓶と大釜がありました。塩竈神社のシンボルですねぇ~

上杉謙信の「敵に塩を送った。」話しは有名です。

戦国時代、塩貯蔵用に使用したと言われている十八石入りの大塩瓶(再製)です。

大釜には1533年(天文2年)の銘があり、今から約400年前、上杉謙信が使用したものと言われています。

この大釜は一度に米7俵(1,500人分)を炊き出すことが出来ます。

福島は餃子の街です。時間があれば、食してみたいのですが、、、

桃源郷はモモの剪定作業中でした。おばあちゃんは剪定した小枝を燃やし、暖を取っていました。

羽根山を振り返ると、、、狼煙のようでした。

平野駅に通じる真っ直ぐな舗装道をひたすら歩きました。右手に霊山が見えています。

ひとつ目の交差点は平野駅前の踏切でした。これが往路の間違いのもとでした。

平野駅東側にある東屋沼神社、境内には資料館がありました。

14時22分発の電車で福島駅に戻ります。

約30年間、愛用していたシチズン社製のウインドマスターが末期を迎えたので、ガーミン2Jを購入しました。

カシミール3Dで今回のルートを作成し、ダウンロードして来たのですが、、、早く、慣れよう~っと。

桜水駅構内ある車庫に1000系電車が2編成、留置してありました。(車窓から撮影)

これらは東急電鉄1000系を改良(バリアフリー化など)したもので、3月から営業運転されます。

帰路は719系近郊形電車(H−19編成)に乗車しました。

クロスシートなので憚ることなく、ザックからお酒を取り出しました。

退職記念にいただいたチタニウムの「雪峰」にブランディーを注ぎ、、、味わう。電車はいいねぇ~

勢い余って、郡山駅前の「天ちゃん」で焼き鳥と梅落しを4杯、ひとりわらじ抜きをしました。

昨年末から製作に取り掛かっていたククサ(オリジナルマグカップ)が完成しました。

「桧工房さん」に見せましたが、、、商品化はしないそうです。



今年、初めての「電車でGo!」です。スギ花粉は飛ばないだろう、羽根山を選んでみました。

Web情報では福島市街を一望出来る山とのことなので、、、その通りでした。

塩竈神社のシンボル「大塩瓶と大釜」を見ることが出来、歴史にも触れることが出来、良かったで~す。

山爺も「楽・楽・楽 遊び隊」を通して、情報を発信して行きたいと思います。次回は本宮駅周辺を散策します。


   

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