このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                               2017.2.1                晴れ


          高松山&峨嶁山
           福島県 福島市                                                              のんびり小隊


   

初めて、福島市岡部の地を訪れたのは今から約50年前のことになります、、、

従兄弟のKさんとJさんと阿武隈川の河原でソフトボールをして遊んだ想い出があります。

Webで高松山を知り、従兄弟を訪ねた後、歩いてみることにしました。

クルマは鹿島神社の駐車場に停めました。傍に案内板がありました。峨嶁山「がろうさん」と読みます。

hスタートすると直ぐに汚染土の置かれた舗装道を歩きます。手前にゲートがあるのでクルマは入れません。

高松山登山口へは水色の重機が置いてある坂道を登ります。

坂道を登りきると、右手に登山口がありました。

雪解けで登山道は泥濘、歩き難い、、、遠くに、鹿島神社の石柱(幡場)が見えて来ました。

高松山と峨嶁山の登山道には岩場が3箇所ありました。積雪がなくて良かったなあ~

強清水は涸れていました。飲料水にはならないでしょう。

高松山と峨嶁山・枡沼との分岐まで来ました。先に高松山へ行きます。

高松山山頂が見えて来ました。初めての急登です。

   

高松山の標高は194.6mです。山頂には鹿島神社の奥ノ院(石祠)がありました。

山頂から福島市街を一望することが出来ますが、、、立木が邪魔をし、カメラアングルではありません。

今度は間違いなく、三等三角点にタッチしました。(愛宕山では誤って石柱にタッチしました。)

高松山山頂からの降り斜面です。

   

ふたつ目の岩場です。

岩にステップが刻まれていました。鎖はありませんが、積雪や凍結次第では厄介な岩場になるでしょう。

枡沼と峨嶁山との分岐まで来ました。

分岐の直ぐ先に枡沼がありました。「岡山の水かけ祭」 発祥の池です。

「岡山の水かけ祭」は福島県指定重要無形民俗文化財になっています。

昔、この地に悪疫が蔓延したため、神のお告げにより平癒を祈願して水かけを行ったところ、悪疫が一掃されました。

毎年、無病息災、村中安泰を願って、水かけを行い、約800年の永きに亘り、継続して来たと伝えられています。

分岐まで戻り、峨嶁山へ向かいます。

峨嶁山から望む、十万劫山と花見山

「信夫山」です。福島盆地にぽっかりと浮かぶ、ひょうたん島のようです。

午前中、東北自動車道から観た、「雪うさぎ」は最高でした。クルマを停めて写真を撮りたぁ~い!

信夫山を前衛に従えた「雪うさぎ」に期待したのですが、、、吾妻小富士は雲の中でした。

峨嶁山の岩場

陽だまりの稜線をのんびりと歩く、、、少し汗ばんで来ました。

信夫山の先に安達太良連峰の裾野が見えています。

カメラアングルからすると、高松山山頂よりは峨嶁山からの方が良いと思います。

峨嶁山の岩場を降ると、安洞院の「ふくしま水子地蔵尊」に出ました。

水子地蔵尊の見晴らし台から弁天山の稜線を望む

曹洞宗 香澤山安洞院

本寺陽林寺は伊達政宗の曽祖父 伊達稙宗公が開基と言われている古刹です。

祈りの広場に「東日本大震災慰霊塔」が建っていました。

安洞院は約400年前、玉峯芳積大和尚により開山されたそうです。

鹿島神社に戻る途中、半田山が見えました。

南蔵王の屏風岳でしょうか。麓には遠刈田温泉があります。

高松山が見えて来ました。ゴールの鹿島神社はもう直ぐです。

  

鹿島神社

鹿島神社は927年(延長5年)に編纂された延喜式賑神名帳に記載されるほどの古寺で、、、

成務天皇の御代である信夫国造 久麻直命が東北開墾祈願の爲、常陸の鹿島大神宮を高松山に勧請したと言われています。



高松山の帰り道、文知摺観音(信夫文知摺公園)に立ち寄りました。

時間がないので公園内を歩くことは出来ませんでしたが、紅葉の時期が良いとのことです。

文知摺観音は信達三十三観音霊場の第二番札所になっています。

本日は休館日なので御朱印はいただけませんが、、、旅する時は御朱印帳を忘れないようにしようっと。

安洞院は開山以来、文知摺観音の別当職を務め、約1万人の浄財により観音堂、多宝塔などを建立しました。

安洞院 多宝塔は福島県指定の重要文化財です。多宝塔遺構は東北地方、唯一だそうです。



福島市岡部に暫く振りに、、、お伺いすることが出来ました。小学生の頃を懐かしく想い出しました。

時が経っても、楽しきことや良きことは覚えているものです。

折角なので、岡部地区の近くに山がないかWebで検索、、、高松山・峨嶁山を見付けた次第です。

もう少し、事前学習をしておけば、「文知摺観音」を楽しむことが出来たでしょうに、、、

ククサ製作の材料を提供していただいている「桧工房」さんも岡部地区にあります。

新作ククサを試作するため、工房に立ち寄り、原型の製作をお願いして来ました。楽しみだなあ~

有意義な1日(約6時間)を過ごすことが出来ました。


   

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