このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                2017.8.2                曇り


          矢吹のんびりウォーク
           福島県  矢吹町                                                             のんびり小隊


8月3日~5日の三日間は郡山市の夏祭り「うねめまつり」が開催されます。

郡山駅前の広場には桜の花が咲いているかのように、、、提灯が飾られていました。

   

暫く振りのスイスイ水曜日です。台風5号の影響ですっきりしない天気が続いています。

本日は山を止めて、「電車でGo!」 郡山駅9時56分発のF2−18の編成に乗車しました。

ロングシートですが、、、まずは缶酎ハイを一杯。

   

到着したのは東北本線の矢吹駅です。郡山駅からの乗車時間は約21分です。

本日の矢吹のんびりウォークは「三十三観音史跡公園」と「大池公園」を見て歩きます。

駅長オススメの小さな旅のモデルコースにもなっています。

矢吹駅は仕事でも、プライベートでも降車したことがありません。初めて、水中メガネのような駅舎に降り立ちました。

本日のルートを事前学習し、国土地理院の地図を準備して来ました。

駅前通り~国道4号線~県道55号線経由で三十三観音史跡公園をめざす行程でしたが、、、

急遽、隈戸川沿いを歩いてみることにしました。

矢吹ステーションホテルの飲み放題の看板がやけに目立ちました。

   

途中、矢吹町史跡文化財「袖ヶ館城跡」の案内板がありました。

矢吹町は石川町と関わりが深く、平安時代後期から戦国時代末期まで石川氏の支配領域内でした。

袖ヶ館城は石川有光の弟(矢吹下野守基時)の居城と言われ、現在の町名の由来とされています。

1590年(天正18年)、豊臣秀吉の奥州仕置きにより袖ヶ館城は廃城となり、奥州街道筋の宿場町として栄えました。

事前学習以外に「開拓ロード」を発見しました。三十三観音史跡公園まで続いているようです。歩いてみましょう。

案内板には舘橋アジサイ広場とありました。サイクリングロードにもなっています。

見頃を終えたアジサイ広場ですが、、、1株残っていました。

Y字路に出ました。左折して三十三観音史跡公園へ向かいます。

隈戸川揚水機場、田んぼに水を引く、施設なのでしょうか。

ヤマユリ

ギボウシ

三十三観音史跡公園の第二駐車場

   

三十三観音史跡公園内にある滝八幡神社

なでしこジャパン

   

三十三観音史跡公園の第一駐車場、案内板に従って歩いてみましょう。

案内板の中央に袖ヶ館城跡があります。隈戸川を外濠として、自然の丘陵を活かした山城になっています。

   

右側が隈戸川です。左手前に大きなオニグルミの木がありました。

三十三観音磨崖仏群

大きな横穴があり、左右に穴が掘られていました。暗くて中が見えませんでした。

馬尾の滝です。水量はありません。湧水が流れ落ちているのでしょうか。

   

隈戸川河岸の断崖には37体の磨崖仏が彫られています。

これらの磨崖仏は、大きさ、作風から同時期に彫られたものと考えられています。

白河風土記(1805年 文化2年)に三十三観音の記載があることから、これ以前の造立とみられています。

ウバユリの群生地、歯(葉)がない姥に例えられて名が付けられたそうです。

公園の隣は私有地になっています。矢吹町の別荘地のようです。この後、大池公園に向かいました。

復路は往路のY字路を左折し、林道を歩きました。大きな毒キノコが捨てられていました。

案内板にあった袖ヶ館城跡の丘陵と思われます。

のんびりと田んぼ道を歩いていると携帯が鳴りました。誰、、、元職場の同僚との「退職祝い」のお誘いでした。

ハグロトンボ、羽を広げるまでカメラを構えました。一定の間隔(呼吸)で羽を広げることが判りました。

国道4号線沿いにある会田病院が見えて来ました。

国道4号線を北上し、大池公園に向かいます。本日の予定はこの信号を左折する行程でしたが、、、

変更したことで、矢吹町の中世の歴史を知ることが出来ました。

鏡石町に入りました。郡山まで23kmかあ~、歩いて帰ろうか。

国道4号線の右側に公園らしきものが見えて来ました。

東北本線の踏切です。鉄路が一直線に伸びています、、、踏切内での撮影は禁止になっています。

大池公園手前に綺麗に刈り込まれた芝生を発見、広場ではないようです、、、芝苗かなあ~

大池公園のキャンプ場に到着しました。モンベルのテントが一張、、、ありました。

大池公園内の池の中に六角堂が建っています。お堂の廻りには色とりどりのハスの花が咲いていました。

橋から池に落ちないように、足元を決めてから撮影しました。

まだ、まだ、ハスの葉の上には乗りませ~ん。

あゆり大橋からの眺めはビューポイントになっていますが、、、雲っています。

池の反対側に三光稲荷神社の鳥居が見えました。釣りが出来ます。(釣り場指定)

大池公園内には日本庭園、茶室、スポーツ広場、産直店などの施設あり、憩いの場になっています。

矢吹町に来たら、「大木代吉本店」に立ち寄りたいと思っていました。さわやか自然郷の蔵元です。

現在は四代目が継いでおられ、商品に「楽器政宗」があったとは知りませんでした。

店内に入り、時代に沿った商品の開発に取り組んでいることが判りました。お土産に「BIO自然郷」を買いました。

大木代吉本店の向かいにある「大正ロマンの館」、カフェになっています。

   

ラス前はこれです。宍戸酒店さんで「もっきり」、生ビールと「さわやか自然郷」を呑みました。

宍戸酒店さんのお母さんの話しによると東日本大震災で店が全壊し、新しく店を建てられたそうです。

東日本大震災から6年が過ぎ、、、矢吹町は大昔、湖底で被害が大きかったことを忘れていました。

   

電車の時間まで駅舎の1Fにある駄菓子屋「ふろんてぃ屋」を覗いて見ました。懐かしいお菓子がいっぱいです。

宍戸酒店さんのお母さんから「駅の東口を見て行ってください。」とのことなので、、、

西口は水中メガネのようですが、東口は矢を入れる筒をイメージして建てられたそうです。

矢吹町と言えば絶好調男の「中畑清」選手・監督のふるさとです。バットに変えスコップを持っています。

予定通り、矢吹駅14時14分発のF2−17編成に乗車しました。

〆は「もりっしゅ」の利き酒セットです。ちょっと物足りないので白河市にある有賀醸造さんの「陣屋」を注文しました。



天気が悪いので「山は止めた。」と言いましたが、実は三ツ峠山山行での筋肉痛が酷く、のんびり歩きに変えました。

国道4号線歩きはきつかったなあ~、特に右アキレス腱が、、、でも、矢吹の町を知ることが出来ました。

今年は本宮、二本松、福島、三春、矢吹と電車を利用しての「のんびりウォーク」を楽しんでいます。

JRの各駅には駅長オススメの「小さな旅」が案内されているので、これらを参考にのんびり歩いてみたいと思います。


   

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください