このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                 2018. 5. 1    晴れ


          榛名山
           群馬県 高崎市                                                               のんびり小隊


GWの前半は天気が良いので、遠出しようと思っていましたが、、、山行地が決まりませんでした。

雪のない山を探しました。悩んだ末、上毛三山の榛名山に決めました。

思い立ったら直ぐ、、、キャンピング軽カーに荷物を積んで、4月30日の15時30分に自宅を出発しました。

   

4月30日の午後から東北自動車道の上り線は渋滞するとのことでしたが、、、案の定、填まってしまいました。

本日の行程は、、、

郡山南IC(東北自動車)~岩舟JCT(北関東自動車道)~高崎JCT(関越自動車道)~駒寄PA~道の駅(宿泊地)です。

   

宿泊地は道の駅「よしおか温泉」です。渋滞に填まりましたが、19時30分に到着しました。

「船尾の湯」にのんびり浸かり、キャンピング軽カー内でひとり宴会を始めました。21時に就寝。

   

朝5時起床、天気は良いのですが、風があります。群馬だからかなあ~

道の駅の駐車場には約50台のクルマが夜を過ごし、駐車していました。

この道の駅には温泉の他、レストラン、物産館などがあります。

隣接して、吉岡町緑地運動公園があり、ケイマンゴルフやパークゴルフが楽しめるので利用者が多いようです。

道の駅の駐車場から榛名山(外輪山)を望む、ここから榛名湖まで約20kmあります。

koko伊香保温泉街から榛名湖までの県道33号線には28箇所のヘアピンカーブがありました。

最後の直線は「メロディーロード」になっていて、クルマが通過すると「湖畔の宿」のメロディーが流れます。

   

榛名ビジターセンター駐車場には丁度、7時に到着しました。身支度をしていると、、、

隣のジムニーの登山者が話しかけて来ました。山爺の山行計画は榛名山(外輪山6座)を登ります。

登山者は重装備で外輪山を約10時間かけて歩くそうです。すげぇ~なあ~、(山行ルート不明)

「軽装備ですね~」と言われてしまいました。

榛名公園内に最初に登る「榛名富士」の登山口があります。外輪山6座を約6時間かけて登ります。スタート!

榛名富士の登山道です。標高差は約300mですが、急峻ですねぇ~、、、何処が初級者向けの山だあ~

ピンク色したエイザンスミレ

   

コースタイム通り、約40分でロープウェイ山頂駅に到着しました。

ロープウェイ山頂駅の広場には富士山神社の石祠があり、絵馬が掛けられていました。

展望台から富士山が見える筈ですが、、、残念!

急峻な相馬山です。妙義山に登る登山者が足慣らしをする山だそうです。

榛名山ロープウェイの片道料金は¥440円です。眼下の駐車場に山爺の軽カーを確認出来ました。

右端の湖畔に立つ山は6座目に登る天目山です。

   

榛名富士山頂の榛名富士山神社にお詣りしましょう。

   

富士山神社の手前に「4大神」が祀られている石碑がありました。富士山神社の由縁は、、、

この山が日本最高峰の富士山に似ていることから榛名富士と呼ばれ、浅間神社と同じ木花咲耶姫が祀られています。

一等三角点にタッチしました。

   

注意してザレた急斜面を降ります。これから登る2座目の烏帽子ヶ岳が見えています。

榛名富士の北斜面にある登山口に降りて来ました。

榛名湖温泉レークサイド「ゆうすげ」と3座目に登る鬢櫛山です。(びんぐしやまと読みます。)

榛名湖周遊道路を約100m歩き、烏帽子ヶ岳の登山口をめざします。

加護丸稲荷大明神の鳥居がある烏帽子ヶ岳登山口、スイセンの花がいっぱい咲いていました。

三つ目の鳥居の脇が分岐になっています。道標が朽ち果て、文字が読めません。真っ直ぐ進みます。(地図で確認)

   

榛名富士と違って稜線までは歩き易い登山道です。何の葉だろう。

鬢櫛山との分岐に出ました。

四つ目の鳥居です。「コンコンさま」に一礼し、山行の安全を願いました。

   

四つ目の鳥居を過ぎると急登の岩場や階段が待ち構えていました。何度も立ち止まり給水しました。

五つ目の鳥居です。足(大腿筋とアキレス腱)が辛いので登らず、登山道から一礼しました。

烏帽子ヶ岳山頂付近は笹で覆われています。疲れたので、、、長めの休憩を取りました。

足が痛いのでマッサージ、これからどうしょう。残り4座を登れるかなあ~

食事を摂りながら、帰路(東北自動車の渋滞)のことを考え始めました。山行計画を変更します。

一旦、分岐まで戻り、鬢櫛山へ行く途中に榛名湖周遊道路にエスケープ出来る登山道があります。

ここを降りて「榛名湖レークウォーク」に切り替えることにしました。

笹の中に立つ、ツインズ

登りは辛く、足が痛かったので、「コンコンさま」を撮る余裕すらありませんでした。

鬢櫛山への分岐まで戻って来ました。山頂まで約30分かかり、後半は急登になります。

分岐から約5分歩くとベンチがありました。「山と高原地図」に記載されているエスケープの出来る登山道です。

榛名湖周遊道路まで約10分歩きます。山爺の好きな樹林帯の中をのんびりと歩きました。

ヤマザクラ

スイセンの花が満開です。

榛名湖周遊道路に出ました。写真を撮りながら、ビジターセンター駐車場まで戻ります。

   

榛名湖周遊道路を歩いていた時、声を掛けられたご夫婦のクルマが来ました。手を振って、ご挨拶。

両日、「榛名山ヒルクライムin高崎」がここで開催されます。

歩くごとに榛名富士の山容が変わります。写真を撮って行きましょう。

榛名湖周遊道路は「スイセンロード」になっていました。

舗装道は県道28号線です。ガードレールの先に道標が見えます。掃部ヶ岳(かもんがだけ)への登山口です。

ホテルの屋根に被っていますが、ちょっとだけ硯岩が顔を覗かせています。

ハルナユキザサの群生地がありました。6月中旬には花を咲かせます。

端正な形の榛名富士ですねぇ~、紅葉の榛名富士も良いでしょう。

烏帽子ヶ岳です。

ミツバツツジ

榛名富士と烏帽子ヶ岳

榛名湖は標高1391mの榛名富士の麓にあり、周囲約5.6m、水深約14mのカルデラ湖です。

御沼龗神社(みぬまおかみじんじゃ)

ご祭神は水を掌る龍神さまで、折雨・止雨の神として信仰されています。

右端から烏帽子ヶ岳~鬢櫛山~硯岩までの連なりです。

竹久夢二の歌碑です。

竹久夢二は1884年(明治17年)に岡山県瀬戸内市に生まれた叙情画家・詩人で明治~大正~昭和に活躍しました。

榛名富士と相馬山

ポカポカ陽気の中をのんびり歩く、いい感じ~

左端が榛名山の最高峰 掃部ヶ岳です。

榛名富士は本当に良い形をしていますねぇ~、湿原に花が咲く頃や紅葉の時節にもう一度来てみたいなあ~

当初の山行計画では榛名富士~天目山まで縦走し、ビジターセンター駐車場に戻ってくる予定でした、、、

   

丁度、12

丁度、正午を知らせるチャイムが鳴りました。駐車場は満車状態です。

これから、榛名湖温泉レークサイド「ゆうすげ」の湯に浸かり、湖面を見渡し、足の疲れを癒します。

物産館で「水沢うどん」、群馬まいたけセンターでは「100日まいたけ」をお土産に買い、帰路に着きました。

観光を兼ねた「群馬DCの旅」になりました。(走行キロ 約510km 22km/L)


後記

榛名山は群馬県にある上毛三山のひとつで、古来、山岳信仰を受けて来た山です。

山頂にはカルデラ湖である榛名湖と中央火口丘の榛名富士溶岩ドームがあります。

495年頃(古墳時代後期)に2回、大きな噴火をしたとみられています。

カルデラ湖と榛名富士を最高峰の掃部ヶ岳、天目山、尖った峰の相馬山、二ヶ岳、典型的な溶岩円頂丘の烏帽子ヶ岳、

鬢櫛山が囲んでいます。さらに外側に水沢山(浅間山)、鷹巣山、三ッ峰山、杏が岳、古賀良山、五万石など

数多くの側火山があり、非常に多くの峰を持つ複雑な山容を見せています。(ジオラマを観ているようでした。)



降って湧いたようなGWの特別休暇、日々の喧騒から離れ、上毛三山の榛名山に登ることにしました。

赤城山には2011年(平成23年)11月に登りました。妙義山は未だです。丁度、良い機会を得ました。

足に不安があるものの、状態が良くなっているので、、、榛名山(外輪山)6座を歩くことにしました。

しかし、2座目の烏帽子ヶ岳で山行計画を変更しました。無理して出来ないことはありませんが、、、

次回がなくなってしまうかも知れません。潔く、撤退しました。(現在、約5km歩行が限度)

帰宅後の翌日、大腿筋やアキレス腱に若干の痛みがありましたが、全く、問題はありませんでした。

8月の富士山山行に向け、準備して行きます。


   

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