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2018. 4.14 晴れ
羽山
福島県 梁川町 のんびり小隊
福島県内には「羽山・麓山・葉山」と呼ばれる山が15座あります。羽山信仰に纏わる山です。
本日は伊達市梁川町山舟生地区にある羽山を登ります。自宅から約82km離れた宮城県との県境にあります。
一週間前の4月8日が山開きでした。事前学習をして来たのですが、、、道迷いしてしまいました。
羽山林道の駐車スペースにクルマを停め、案内板に従って歩くことにしました。
民家の前にも案内板がありました。案内板が至る所にあるので、、、迷ってしまいます。(新道&旧道あり)
農作業道から羽山林道に出ました。
羽山林道沿いにある「天狗岩」が羽山登山口になります。
koko急登の階段を登ります。スギ花粉の飛散は終わっていますが、マスクをしています。息苦しいです。
スギ林を抜けると竹林になりました。
竹林の中にタラの木がありました。先週の採り残しでしょうか、一握りのタラの芽(天ぷら)を酒のツマミにしました。
山爺は左手の「出戸羽山経由山頂」を選択し、羽山山頂をめざします。(降りはこの分岐に出ました。)
サングラスが曇るのでマスクを外しました。
ヤマツツジ
出戸羽山です。大山祇神が祀られている小さな祠がありました。
中羽山です。
羽山山頂への最期の急登です。
羽山山頂です。羽山神社奥ノ院がありました。三等三角点は右写真中央のスギ木の左側にありました。
山行計画通り、三十三観音をお詣りし、一杯清水まで行きます。
羽山神社奥ノ院から一旦、降ると分岐に出ました。一杯清水までは約1.5kmあります。
途中、ショウジョウバカマの群生地がありました。
ここから三十三観音が始まります。一杯清水まで三十五の祠があり、蚕の神様などが祀られています。
三十三観音は江戸末期~明治初期にかけ、山舟生村の熱心な信者によって建立、奉納されました。
羽山の峰々から伊達地方の準秩父三十三観音が逢拝出来ます。(祠は赤だき石)
尾根道が整備されていました。
六角堂はありませんでした。六角堂の跡地だったのでしょうか。
何処までも三十三観音が続きます。
辺りを見渡し、タラの芽を探しました。
黄色い花、後日、花名を調査します。
最終地点の一杯清水です。清水は枯れていました。傍には第三十四番札所(聖観音)がありました。
三十三観音の入口に番外の「養蚕大士」があるので、三十五の祠なのです。
カタクリロードです。踏まないように歩きました。
羽山山頂まで戻り、下山する山行計画でしたが、、、赤柴地区までタラの芽を探しながら降ります。
首なし地蔵です。急斜面にあるので登りませんでしたが、、、あとで「頭」を付けたようです。
木のオブジェ
松の木にキノコが、、、
山爺もスナップエンドウを植えましたが失敗しました。今秋、スナップエンドウの種を蒔き、これを手本に仕立てます。
羽山信仰(三十三観音)の峰々を振り返ります。
梁川町は「柿」の産地です。(あんぽ柿発祥の地)
渋柿を硫黄で燻蒸し、干し柿にした「あんぽ柿」は毎年、今上天皇へ特産品として献上されます。
羽山の桜並木です。2001年に山舟生中学校の卒業生によって植えられた記念樹です。
ここは羽山神社奥ノ院への裏参道なのでしょうか。少し登ると「奥ノ院の鳥居」がありました。
ふ双子岩です。真っふたつ、自然って凄いなあ~
キツネがいな~い、、、
「どんどめき」、何ですか。
「天狗修験岩」、見つけられませんでした。ここを降ると、タラの芽を採った分岐に出ました。
ヤマブキ
民家の路地に咲くミツマタ
羽山神社です。ここには駐車場があり、スタート地点にする筈でしたが、、、
社殿には「うつくしま百名山」羽山登山道略図が掲げられていました。
羽山林道の舗装道傍に「十王尊」がありました。ここを上がれば羽山神社に着きます。
ここに羽山神社や羽山登山道への案内板があれば良かったなあ~
梁川の街ナカに「梁川城址」の案内板があったので立ち寄りました。梁川城址の一角に浅間神社がありました。
祭礼が終了したので、、、社殿内では氏子さんたちの宴会(御神酒タイム)が行われていました。
梁川城(鶴ヶ城)は伊達氏によって鎌倉時代に築城されたと言われてます。(伊達政宗の祖先)
1523年(大永3年) 伊達稙宗が陸奥国守護に補任され、梁川城は奥州の政治の中枢になりました。
伊達氏の支城~蒲生氏の支城~上杉氏の支城へとなり、、、1664年(寛文4年)には廃城になりました。
明治32年、梁川小学校が本丸跡地に移転し、第二次世界大戦後、二の丸に中学校・高等学校が建設されました。
福島県には「羽山・麓山・葉山」の名を持つ信仰の山が阿武隈山地に多数あります。
今回、WILD1の「2018年福島県の山開き情報」を得て、伊達市梁川町山舟生の羽山に登りました。
羽山山頂からの展望はありませんが、延々と続く稜線上の三十三観音に古の信仰心を感じました。
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