このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり過ごし隊


 星景写真ワークショップ 【2018.7.16〜17】 晴れ                                鮫川村役場+のんびり小隊
    福島県 鮫川村


ある日、ローカル紙にプロの写真家による「星景写真撮影教室」の募集がありました。

山爺は風景を主に撮影しています。「星景写真」は初めて耳にする言葉でした。どのようにして撮るのだろうか、、、

興味が湧き、早速、主催する「鮫川村農林商工課」に問い合わせ、申し込みました。

ここは鮫川村交流施設「ほっとはうす・さめがわ」です。2日間、ベースになる施設(宿泊)です。

「ほっとはうす・さめがわ」に隣接して研修施設があります。

ここで、北山講師による「星景写真ワークショップ」の講習会(座学)が開催されました。(16日13:30〜17:00)

星景写真とは、「星空と地上風景を同一画角の中に収めた写真」を言います。

講義内容は、、、

1、基本的な星景写真撮影に必要な機材

2、星景写真撮影の基本設定(ピント合わせの方法など)

3、星景写真 撮影テクニック


今回の参加者は7名です。(男性4名、女性3名) 講師、鮫川村のスタッフ5名と併せて13名となりました。

夕食を済ませ、、、鹿角平観光牧場に場所を移して実践撮影講習会(19:00〜22:00)が行われました。

鹿角平観光牧場内には鹿角平天文台があります。日本で唯一、綺麗に星の観測が出来る場所です。

座学で学んだことを試す時が来ました。ピント合わせ大丈夫だろうか。悪戦苦闘、、、不安が的中しました。


北山講師に教えていただきながら、要約、ピント合わせが出来ました。

月の右下の明るい星(金星?)にピントを合わせました。(シャッタースピード 30秒で撮影)

山爺の初めての「星景写真」です。

星が雲間に隠れたので、カミナリを撮影してみました。ここでアクシデント発生!

予備のBattを使い果たしてしまいました。何と情けない話しです。星景写真撮影を止め、、、

鹿角平天文台にある「35cmニュートン式反射望遠鏡」で木星・土星などを観測させていただきました。

予定より早めに初心者は切り上げ、宿泊施設に戻りました。

入浴後、、、同室のKさんとWさんと3人でビールを呑み、懇親を深めました。


そして翌日、、、


朝食の時間まで昨夜、星景写真を撮影した鹿角平観光牧場まで行ってみることにしました。

いわき市方面から太陽が昇り始めました。本日も暑いのかなあ〜

鹿角平観光牧場内にはキャンプ場、バーベキューハウスなどがあり、青空の下で思いっきり遊ぶことが出来ます。

バンガローやコテージもあります。

いい感じ、、、

昨夜、東屋の廻りで星景写真撮影会が行われました。

写真中央がバイク競技で使用されるステージ(ジャンプ台)です。

まだ時間があるので、2017年(平成29年)1月の朝日山山行の際、立ち寄った「江竜田の滝」を観に来ました。

遊歩道に咲くヤマユリ

ナシの袋掛け作業が終わっていました。山爺の爺は4種類のナシを作っていました。

多い年で約1200枚の袋掛け作業を手伝いました。今、思うと懐かしいなあ〜

エゴマ畑です。ふたりの小母さんが休憩をしていたので、話しを聞きに行きました。

「畑、綺麗にしていますねぇ〜」「私も畑にエゴマを植えています。」など、、、

「エゴマ」は「ジュウネン」とも言います。

鮫川村では高齢者に「十年」長生きしていただくようエゴマ作りを推奨しています。(まめで達者な村づくり事業)

片や、、、手入れがされていないプラム畑もありました。

鮫川村指定有形文化財 旧赤坂家長屋門です。1686年(貞享3年)以前に建てられたと言われています。

   

鮫川村立渡瀬小学校の跡地です。現在は村営住宅地になっています。

鮫川村には六つの小学校がありましたが、、、今は統合され、一校のみになったそうです。

長雲山 智徳院 観音寺です。境内には「東翁 蛭田玄仙先生」の石碑がありました。

翁は蛭田流産科の創始者で産科済生の偉業を成し遂げました。(第9代将軍 徳川家重の時代)

懐かしい土蔵です。お宝がいっぱい眠っているのかなあ〜

ハクセキレイです。「日本野鳥の会」や「自然観察の会」に参加したことで、野鳥が気になり出しました。

鳥名は判りません。頭の毛が逆立っています。

大きな翼です。猛禽類のようです。

ネムノキです。夕方になると葉が合わさって閉じてしまうとか、、、雄しべはまるで羽毛のようです。

   

「NPO法人 あぶくまエヌエスネット」さん所有のボルダリングとピザ釜のある施設です。

施設傍に住むヤギちゃんは食事中でした。土曜日・日曜日にはピザ作りの体験教室が開催されます。

ツリーハウスならぬリバーハウスが小川の上に建てられていました。(写真左の小屋)

これらの施設は「ほっとはうす・さめがわ」の向かい側にあります。


朝食の時間になったので、「ほっとはうす・さめがわ」に戻ることにしました。


17日(二日目)の講習会の内容は昨夜、撮影した星景写真の講評と情報交換ですが、、、

昨夜、21時30分になっても、星が観られなかったので、ベテラン組も良い写真が撮れなかったとのこと。

そこで、急遽、「鮫川村観光ツアー」に変更になりました。山爺にとっては有り難いことです。

鹿角平観光牧場の小高い丘から鹿角平天文台が見えます。条件次第では那須連山や磐梯山を見ることが出来ます。

H農林商工課長がこの丘に「三角点があります。」とのことなので案内していただきました。

三等三角点は国が管理する場所にあるので、、、バラ線を越えた草むらの中にありました。

彼方に朝日山を確認しました。

江竜田の滝のメイン、「二見ヶ滝」です。紅葉の時期も良いでしょう。

二見ヶ滝を側面から撮りました。

そうめんの滝です。

誰が名付けたのか、「流し素麺」のようです。

水しぶきを撮ってみました。

青葉の滝です。前述の滝ほど落差はありませんが、紅葉のスポットです。

H農林商工課長の案内は鮫川村の良さが伝わる優しい説明で満足なものでした。

鮫川村のもうひとつの紅葉のスポット、「強滝」を紹介していただきました。

最後に農産物加工直売所「手・まめ・館」で夏野菜をお土産に買い、エゴマソフトクリームを食しました。

山爺には山城「赤坂館」が気になって、、、気になっていました。

赤坂氏が居城した時期は定かではありませんが、赤坂光政の頃と言われています。

その後、光憲、綱光、貞光、政光、朝光と続いています。赤坂氏は当初、石川氏(石川町)に従っていました。

1484年(文明16年)には結城氏(白河市)に従い、政光の時代には佐竹氏(水戸市)に従いました。

1600年(慶長5年)関ケ原の合戦で中立の立場(西軍に内通?)を取ったためか、、、

翌年、徳川家康に命により、赤坂氏は佐竹氏に従い、出羽国秋田に転封させられました。



鮫川村が主催するプロの写真家による「星景写真ワークショップ」に参加して来ました。

マニュアルでのピント合わせと構図が思うように出来ませんでした。暗い中での操作ですから、、、

初めてなので、仕方ありませんが、星景写真の難しさを学びました。また、星座も知らなければなりません。

一番明るい星にピントを合わせますが、星座名が判らなくては、、、(星座早見表をいただきました。)

今回、鮫川村農林商工課のみなさまには鮫川村の自然、歴史などを案内していただきありがとうございました。

「星景写真」を通じて、鮫川村が身近に感じられるようになりました。

次回、参加出来るように「腕」をあげたいと思います。


   

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