このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                  2019. 2. 8    曇り


          大槻公園(葉山)ウォーキング
           福島県 郡山市                                                              のんびり小隊


   

先月、浄土松公園(白石山)をウォーキングした際、葉山を知り、右膝のリハビリを兼ねて歩いてみることにしました。

「遊・悠・友と歩こう元気路」は大槻公園~うねめの里~浄土松公園を巡る、約19kmの健康ロードです。

本日は時間がないので、葉山周辺を散策します。

息子たちとバスフィッングを楽しんだ大槻公園内の葉山池ですが、、、水鳥はいませんでした。

   

葉山の登山口を探しに東北自動車道の方向へ歩いてみましたが、手前に稜線への遊歩道があったので登りました。

   

稜線に出て、右手に降ると階段がありました。この先が登山口らしい、、、下山後、確認のため、クルマで来ました。

この辺りの地名は「葉山下」です。東北自動車道を通すため、葉山の一部が切り崩されたようです。

葉山の稜線はいい感じ、、、

階段の先に葉山池が見えています。

   

koko稜線には12種類のアスレチックス遊具が設置されていました。孫たちを連れて来て遊ばせるのもいいなあ~

グランドが見えています。現役の頃、このスポーツ広場で「職場対抗ソフトボール大会&BBQ」をしました。

葉山山頂です。四等三角点がありました。標高は314.7mです。この丘陵に山名があったんですねぇ~

しかし、葉山には社・祠がありませんでした。麓の春日地区に春日神社がありますが、、、東北自動車道で分断されたかも。

郡山市青少年会館の屋根が見えています。葉山の稜線は東西に細長く伸びています。

稜線への階段が数箇所ありました。

   

葉山の稜線から出珪(磬)山を望む

今回、葉山に登ってみたかった理由のひとつに「出珪山(でけいやま)」の存在がありました。

山爺は現在、地域公民館主催の歴史講座「郡山の歴史 ~戊辰戦争から近代へ~」を受講しています。

安積開拓には必ずこの人物の名が出て来ます。安積開拓の父 「中條正恒」です。

中條正恒が福島県の典事(課長相当職)に就任。出珪山に登り、大槻の原野を見て大槻原開拓の構想を練り上げました。

1873年(明治6年)、二本松藩士が入植し、開成社が設立され、池塘を造り開墾が進み、桑野村が誕生しました。

1876年(明治9年)、内務卿 大久保利通が郡山を訪れた際、中條正恒の請願に心を動かし、安積開拓への道が拓けました。

下山後、出珪山を訪ねましたが、、、自衛隊の射撃訓練跡地のため、柵で覆われ、登ることが出来ませんでした。(不発弾あり)

この山に中條正恒の功績を称える碑があるそうです。

稜線上の一番窪んだ所に県道55号線へ続く、トンネルがあります。

コブの木

コンクリートで固められた基礎のようなものが、、、トンネル掘削時の遺構でしょうか。

葉山山頂より標高が高い所です。(標高322m)

葉山の稜線は凹凸が少なく、トレイルランにはもってこいですねぇ~

葉山を取り巻く遊歩道

    

郡山市西部サッカー場のメイングランド&サブグランドです。

Yくんが薫SSSでサッカーをしていた頃、唯一、1ゴールした想い出の地です。みんなで県大会に行きましたねぇ~

大槻原開拓から安積開拓へと続く、「郡山の歴史」の重みを感じながら、、、暫し、足を止め、葉山を振り返りました。

   

葉山と鎌倉池

白鳥の飛来地で有名な鎌倉池に来ましたが、、、白鳥は6羽のみでした。カモは見当たらず。

安積疎水です。

安積開拓は明治政府の国営開拓事業第一号です。猪苗代湖の水を安積の地に導水する事業でした。

当時、オランダから技師を招き、延べ約85万人の労力と総工費約400億円を費やし、僅か3年で完成しました。

水路の総延長は約127kmあります。現在の本宮市、郡山市、須賀川市一帯の荒野を美田に変えました。

郡山市青少年会館です。薫SSS時代、この施設を利用し、保護者も一緒になって合宿を行いました。

モズかなあ~

BBQ広場です。炊事場と東屋があります。

山肌を削られてしまいましたが、、、子供たちに人気のスーパースライダー(距離約200m 有料)があります。

シジュウカラ

午後になり、コガモが池に戻って来ました。

郡山ウエストスポーツパークとは、、、

大槻公園、西部サッカー場、大槻スポーツ広場、西部体育館などの施設が揃っている大型公園です。

新たに体験学習施設や相撲場が新設されていました。子供だけでなく大人も楽しめる施設になりました。



2005年(平成17年)、ヒマラヤ山楽会に入会し、山の自然、山歩きの楽しさを教えていただきました。

降雪期の雪山も登りましたが、、、現在は体力や技術の無さを感じ、降雪期は里山を登るようにしています。

前回の白石山、今回の葉山・出珪山のように歴史と照らし合わせて登ると更に楽しみが増えました。


   

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