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 南本内川林道/ Minamihonnaigawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.08.11 / No.AK-021 
 [ 所在地 ]西和賀町(岩手県)・ 東成瀬村(秋田県) [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 南本内川の渓流を眺めつつ楽しめるロングダートでオフを満喫できる至福の県境越え林道!

手県西和賀町「元屋敷」地区にある南本内川林道の入口にやって来ました。R107号線から錦秋湖に架かる「天ヶ瀬橋」を渡ってJR北上線「ゆだ錦秋駅」前を抜け、南本内川伝いに町道を遡って行くとたどり着く岩手県側の入口ですが、同時にここは舗装路面で左折する夏油湯田林道の起点にもなっています。ただし、林道標は夏油湯田林道の やや古ぼけたやつがあるのみで、目指す南本内川林道のそれは見当たりません。
→振り返る!
かし、岩手・秋田県にまたがる「真昼山地」に深く分け入る南本内側林道はこの辺りでは知名度の高いメジャーな林道です。したがって岩手、秋田県の林道を走り回った林道ライダーにはおなじみの地点であり、林道標こそありませんが、道標看板が設置されており、また林道も即ダート状態で開始しています。なのでいきなり出だしで道間違いをやらかす心配はまずないと思います。というわけで南本内川林道の探索はここからスタート!
→道標看板を眺める!
ざ南本内川林道へと乗り込むと、右手に現在は廃業したマス養魚場跡がすぐに現れ、その先で右手に南本内川が寄り添ってきます。南本内岳を水源とする流程15kmほどの川であり、ここではダイナミックな渓谷美を味わいつつWRを進めることができました。
→南本内川を眺める!
派なコンクリは橋で右岸へと渡りますが、ここから眺めた南本内川の景観も素晴らしいです。いつものお約束で立ち止まって眺めてしまいましたが、これだから時間を余計に喰ってしまい、林道の探索がちっともはかどりません。しかし、橋上からは左手の上流方向に付け替え以前の旧橋を眺めることができましたよ。
→南本内川(上流・左)を眺める!
→南本内川(下流・右)を眺める!
を渡って今度は右岸伝いに進みますが、探索時は快晴に恵まれて実に爽快! 遠路はるばる南本内川林道までやって来た甲斐があるというものですが、実はこの林道を訪れるのは初めてではありません。数年前に付近の 北本内川林道 を探索した時に合わせて探索したのですが、その時はとある事情によって途中で撤退した経緯があります。それは現在でもこの林道を進んで行けば自ずと知れることですが、まあ、今回はなんとかなりそうな予感。ちなみにそれは崖崩れとか雨とかいったものではないですが、今は南本内川林道を訪れたことのある林道ライダーならば覚えのあること、とだけ言っておきましょう。
走して流れる南本内川沿いに付かず離れずで岸辺の斜面の森にダートは続きますが、探索時はとにかく天気が良かったです。木々の隙間からまぶしい陽射しが差し込んで目が眩む程の明るさ! その結果、気温的に暑いのは仕方ないことですが、雲一つない青空状態で「雨の心配がゼロ」というのは林道ライダーにとって実に本当に有り難いことですよ。
本内川岸辺の樹林の中をその後も延々と進みます。この雰囲気は渓流や川伝いの林道ではよく見受けられるものですが、しかし、これもよくある路面のガタガタ感はほとんどなかったです。上流に南本内岳への登山道口があるため、それを考慮した路面維持がなされているに違いないですが、路肩には大型トラックが走行したタイヤ跡なども認められました。
→路面を眺める!
っと、沢の直渡り地点ですか。そこだけ路面がコンクリ化されており、右手の斜面から流れ落ちるささやかな沢が路面を横切っていましたよ。深山地帯の林道ではよく遭遇するアトラクションで、じゃじゃ〜っと水しぶきを上げて渡るのが楽しいです。
したまたコンクリ橋。右手の斜面から名もなき小さな沢が南本内川へと注ぎ込んでいたみたいです。わざわざ立ち止まって眺めるほどでもなかったですが、途中にはこのような小さな橋が無数に現れました。
面はフラットで走りやすく、そのためあまり険しさを感じさせませんが、道すがらの雰囲気にはとても山深いものがあります。一見穏やかそうに見えていながら、両脇から迫る夏薮の繁茂は強烈で、もしも2、3週間ほど誰も通らなかったならば、ダートが草まみれになってしまいそうな勢いでした。ムワっとした草いきれが充満します。
ういえば、途中の所々で南本内岳登山口までの里程標を見かけました。この地点では登山口まであと6キロですが、確か数キロおきに設置されていたような気がします。登山はやらないのでよく分かりませんが、「南本内岳(1486m)」ってこの辺りではそれなりにメジャーなのでしょうか? 登山者に至せり尽くせりですが、里程標によって現在どれだけの距離を進んだのかが把握できるので、これはこれでまんざらでもない処置ですね。
まに思い出したかのように現れるストレートな区間。見通しが良くてついついアクセルが開きがちになりますが、それは前方に限ってのこと。左右はご覧の通り、びっしりとした樹木と薮に囲まれています。真夏の深山地帯の林道の閉塞感というやつですなぁ。
→樹木を眺める!
の後しばらく進んで行くと、やがてこのような立派な橋が出現! 南本内川を再び左岸へと渡る橋ですが、岸辺伝いに、ここまですでにそれなりの距離を遡ってきています。橋上から見下ろした渓相も、これまで以上にダイナミックな山深さを増してきた模様。いわゆる深山の渓谷美というやつですが、じっくり立ち止まって眺め入ってしまいました。
→南本内川(上流・左)を眺める!
→南本内川(下流・右)を眺める!
してようやく到着したのが南本内岳登山道へと至るダートの分岐地点。左折しているのがそれで、南本内川林道本線は右手の橋を渡る方向です。「南本内岳周辺案内図」と道標が設置されているので、進むべき方向に迷うことはありません。この登山道への入口があるため、ここまではダートも申し分なく整備されていたというわけですね。
→地図と道標を眺める!
→登山道入口へのダートを眺める!
本内川林道を訪れたのは登山が目的ではないので、ここは右手に進路を取って本線の探索を再開。南本内川を跨いでさらにダートは続きますが、登山道への入口を過ぎた遺構の区間は立ち入る車両も減って、なんとなくダートが規格落ちしているような予感がします。なお、本線方向のあの橋も実はちょっとした見所スポットになっているのでお忘れなく!
→南本内川(上流・左)を眺める!
→南本内川(下流・右)を眺める!
→さらに南本内川林道を進む!
→探索中止!
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