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 瀬の沢林道/ Senosawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.08.13 / No.AK-031 
 [ 所在地 ]鹿角市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ] 郡壁沢林道前の沢林道
 高速フラットダートと山岳ムード抜群なガレの両方でオフを存分に楽しむ長距離ピストン!

の日の林道探索もほぼ予定通りに終えて本日の宿泊地「湯瀬温泉」へと向かう途中、本来は必要のない遠回りして県195号線をJR花輪線「鹿角花輪駅」から岩手県八幡平市方向へと進んでやって来た瀬の沢林道の起点です。夕食前の腹空かし対策として、県境付近の深山地帯に延びる長距離ピストンを一つ探索してやろうというわけ。というわけで、山中を急カーブで蛇行する県道の岩手県との県境にほど近いこの場所が林道の入口です。
→安林看板を眺める!
→振り返る!
道からの入口で眺めた行く手の様子。林道は入口から即ダート状態で開始しており、無粋なゲートもここには無いことが見てとれますね。クマ遭遇の可能性が高いこのような林道に、山菜の季節以外に用もなく立ち入る者など、地元では皆無に近いということでしょう。ましてや、わざわざ林道目当てで訪れる者はそれ以下かと。でも行っちゃいます!
→林道標を眺める!
っそく瀬の沢林道のダートに突入させていただきますが、序盤はフラットな砂利ダートの平坦路がどこまでも続くコースでスタート。右手に平行して流れているはずの瀬の沢川の流れもまったく見えないまま、鬱蒼たる緑の樹林の中を突き進みます。
フバイクの本領発揮となるストレートなダートが実に爽快な瀬の沢林道。見るべき物もないまま快走しますが、実はこの辺り、その昔「花輪鉱山」で栄えた場所。地理院地図に現在も記載されている「花輪」や「女平」といった地名は鉱山集落の名残りだと思われ、かつて林道入口そばに位置していた女平には花輪鉱山の「女平採鉱場」があったらしいな。
→地図で確認する!
つて存在していた鉱山の面影は林道沿いになに一つなく、時の流れの無情さを感じながらにWRを進めていくと、左右に横切る沢を跨ぐ橋が出現。しかし、橋は濃密な森の緑でカムフラージュされています。赤茶にサビた欄干によって、ようやく橋だと分かる状況でした。そしてここではマニア垂涎のとある遺物を発見! それってなんだか分かります?
→沢を眺める!
→!?
体不明な簡易レールが使用されていた橋を越えてさらに前進しますが、ストレート主体の平坦なフラットダートがその後も続きました。高速巡航も十分に可能なほどのなだらかさは相変わらずであり、それはやはり軌道跡に由来するとみた!
だ薄暗いだけの植林の森とは異なって、自然色豊かな鬱蒼とした森が道すがらに延々と続きます。そして荒れる気配をまったく見せぬまま、ひたすらその先へと延びるダート。まさに瀬の沢林道の延長距離の長さを思い知らされる思いでした。東北地方のピストンは関東地方のそれとは、やはり一味も二味も違いますね。
の沢林道を探索したのは夏草が最も勢いづく盛夏の頃。さすがに生い茂る雑草に草深さは否めません。そして道筋こそしっかりしているものの、一体どこまで山奥へと分け入るのか、じわじわと周囲から迫って来る山奥感にちょっと不安になってきます。
い空とむせるような緑一色の世界。雰囲気こそ明るさに満ちていますが、立ち入るものを不安に陥らせるような「とんでもないほど山奥まで来てしまった」感は抜群! それこそ林道探索の醍醐味であり、エンジンにものを言わせて未だ見ぬ林道の末端を目指すこの瞬間のなんともワクワクすることよ! いいなぁ、この感じ!
んな感じで夏のダートを快走することしばし、やがて2箇所目の橋が現れました。跨いでいるのは瀬ノ沢側の支流「郡壁沢(ぐんぺきさわ)」で、手持ちの県別地図によると青森県との県境地帯に連なる山々の一つ、「大森(803.2m)」付近に源を発する沢らしいです。これならば絶対にヤマメやイワナが棲ると思われる、恐ろしいまでに清冽に澄んだ水が白い飛沫を立てて流れており、ぐっと身を乗り出して眺め入ってしまいました。
→郡壁沢(上流・左)を眺める!
→郡壁沢(下流・右)を眺める!
んな郡壁沢の橋を渡ると、その直後に左折して別れる支線ダートの分岐がありました。路肩の薮には鉄杭タイプの林道標があり、そこには「瀬の沢林道(郡壁沢林道)」と記されていたんですね。予想通りであった支線林道の出現に思わずニヤリとしてしまいますが、まずは本線林道の探索が最優先。郡壁沢林道の探索は帰りがてらに立ち寄ることとしておきます。
→林道標を眺める!
→郡壁沢林道の様子をうかがう!
→郡壁沢林道に突入!
壁沢林道分岐を過ぎてさらに進みます。瀬の沢沿いにかなり山奥まで遡ってきたつもりですが、路面は相変わらずの高速フラットダート状態。ピストンの末端にありがちな、荒れやガレの一向に現れぬ状況に、林道の先の長さを感じてしまいました。そしてそんな時に見かけたのが路肩の薮に埋もれた1本の木杭。気になったので立ち止まって眺めてみます。
→木杭を眺める!
の日暮れは遅いので、すぐに暗くなるということもありませんが、それでも時刻は16時を過ぎて着々と経過中。それなのに一向に末端へとたどり着く気配の見えぬ瀬の沢林道であり、帰りがけには支線林道の探索も行う予定です。知らず知らずにアクセルが開きがちとなってしまいますが、そういう時に嬉しかったのが、瀬の沢林道の路面のフラットさでした。撮影ポイント以外では、本気の急加速&高速走行で探索所要時間の短縮に成功!
のに前の沢林道の分岐が・・・。瀬の沢林道本線は直進側ですが、ここで右手に流れる瀬ノ沢川を渡って右手に向かう支線林道が出現してしまいました。立ち寄るとなれば林道退出がさらに遅くなりますが、ここは焦りません! まずはセオリー通りに本線の瀬の沢林道を末端まで探索してから、帰りがけに立ち寄ることにしておきますよ。探索タイムは押しているというのに現れてしまう未知なる支線林道。まさに嬉しい悲鳴状態とはこのことなんだぜぇ!
→林道標を眺める!
→前の沢林道の様子をうかがう!
→前の沢林道に突入!
折する前の沢林道の分岐を直進してさらに瀬の沢林道の深部を目指します。帰宅後に眺めた地理院地図では、前の沢林道分岐以降の区間はそれまでの1車線道路の表記から軽車道を示す黒線表記へと変わっていましたが、ちょうどこの辺りで全行程の3分の2ほどでしょうか。末端に近づいて荒れ始めるというわけでもなく、まだ先は長い模様。
→さらに瀬の沢林道を進む!
→探索中止!
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