このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 北ノ又林道/ Kitanomata林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
北ノ又林道  [1] [2]
砂崩れ箇所を過ぎてさらに北ノ又林道を進みますが、土砂崩れによって車両の通行が途絶したダートは放置によって夏草が延び放題! 探索時にはワダチ部分はまだ土が見えてはっきりとしていましたが、そのうち雑草で埋もれてしまうんだろうな・・・。
夏の廃れた林道はオオハンゴウソウのパラダイス! 人の背丈ほどの高さもある大群落でダートは鮮やかな黄色で溢れていました。まるで花畑を進むようですが、これだけ大量に群落していると、さすがにワサワサと身体に擦れる感触が鬱陶しくてならなかったぜぇ。ちょうど開花期が7〜10月なので、毎年夏の林道探索中に必ず見かけますが、オオハンゴンソウは大きいものは高さ3mにも達する北アメリカ原産の特定外来生物ですよ。
オハンゴンソウの咲き乱れる薮むしたダートを進みますが、路面に繁茂する夏草でそのうちワダチの土も隠れがちになってきます。その状態は久しく車両の通行が途絶えている証拠にほかなりません。盛夏の頃の廃れたピストン特有の楽しい状況になってきましたが、足元の薮に大きな石が隠れていることもあるので、その点にだけは注意しながら進みます。
「路肩崩落だ!」路面を覆い尽くさんばかりにダートに蔓延る薮草を掻き分けるように前進していくと、やがていきなり前方が開放的に開けますが、それもそのはず。なんと、すぐ先の路肩がごっそりと崩落して幅員が半分にまで狭められているじゃないですか! これも近年多発する大雨の影響でしょうか。崩落は斜面の樹木を巻き込んで発生したらしく、おかげで遥か下方の谷間に流れる北ノ又沢の流れがよく見下ろせていましたよ。
→ 北ノ又沢を見下ろす!
員の右半分がごっそりと消失、谷底に北ノ又沢の流れが見えていた路肩崩落の現場。これが四輪ならば物理的にも完全に「終わり」ですが、しかしそこはオフバイクの身軽さと機動力ですね。左の路肩の端を一気に立ち止まらずに通ってやり過ごさせていただきました。なお、探索時には現場はすんなりと通過することができましたが、その後に現地に降った雨の状況いかんによってはそうとも限らないのでそのつもりで・・・。
「や、やられた!」手前の路肩崩落地点では規模の大きかったわりに、すんなりとやり過ごせたというのに、その先で行く手を塞ぐ倒木が・・・。しかも樹木が1本倒れているのではなくて、ふさふさと枝をはらせた状態の灌木が幾重にも重なり合った形で倒れているじゃないですか! 乗り越えるとか、ギコギコで処理などの手段は通用しない規模であり、また右手は北ノ又沢の谷間へと落ち込む断崖じみた斜面になっています。というわけでここははなす術もないまま、一目で瞬時に撤退するしかない倒木現場の状況を悟ってしまいました。となれば長居は無用。途中で発見した中ノ又林道を探索すべく今来た道を引き返して探索は終了です。
→ 探索終了!
→ 現場を眺める!
→ その先の様子を眺める!
→ 振り返る!
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