このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.09.17
No.AO-003

スモモ沢線■東通村 ■全線ダート ■接続→老部川線・南冷水線
■老部川線から南冷水線とを結ぶ

 途中の激坂峠がいい塩梅でアクセントになっている完抜け林道 

 ↓眺望こそありませんが、森林浴を楽しみながら走れる林道。ダートも良く
  整備されており、時間の許す限りは是非とも立ち寄っておきたい1本です。


……こんな感じ……
■老部川線側から入線後、しばらくは平坦なフラットダートが続いて非常に走りやすい。途中の二股分岐を右折、新たに開設されたと思われる激坂を一気に登坂して小さな峠を越えると、その後は谷間に沿って下りストレートが続いている。ちなみに、スモモ沢線の元々の本道はこの二股分岐の左折方面だと思われるが、その詳細は不明。下りストレートを進み、前方に現れるスモモ沢の沈下橋を渡ると、ダートは再び緩やかな勾配となり、最終的にはT字路接に突き当たった場所が終点になっている。路面状況は全線にわたって砂利質ダート。基本的には走りやすいが、途中の峠の前後区間だけは少々スリッピーで走りにくくなっているのに注意したい。

■老部川線から分岐するスモモ沢線の起点です。分岐地点に林道標があるので、注意していればあまり見過ごすことはないでしょう。手持ちの地図によれば、老部川線に沿って流れる老部川に杏沢という流れが合流しています。スモモ沢線はその杏沢に沿って延びており、林道名こそ記載されていませんが、たいていの地図には載っているようです。見た感じにも気持ちの良さそうなフラットダートが森の奥へと延びています。
■入線してしばらくは植林された杉林の中を進みます。ちなみに、付近には林道名にもなっている杏沢が流れているはずですが、林道からは確認することはできません。見通しも良いので、この区間は思わずハイペースで爽快に駆け抜けました。
■前方に小さなコンクリ橋が現れると周囲の木々はその濃さを増し、鬱蒼とした雰囲気になってきます。でもダートの路面状態は相変わらず良好なので、気にせず先へと進みます。こんな状態でガレてきたら不安にもなりますが、道がしっかりしている限りは何の問題もありません。仮に熊が出現してもXRで一気に逃げられるし…。たぶんね。
→李沢を眺める
■こんもりと木々の生い茂る森の中を進みます。ふとXRを路肩に止めて目に鮮やかな緑の中にたたずめば、周囲は物音ひとつしない静寂さに包まれており、なんだか汚れた心が洗われていくような気持ちです。森林浴にもぴったりです。
■しばらくすると視界が開けた場所でダートが二股に分岐しています。右手には真新しい砂利の敷き詰められた激坂が山の山腹に沿って延びており、一方の左手は少し先で荒れていそうな土質ダートとなっていました。ここで再び地図を取り出し眺めてみると、どうやらこの場所とおぼしき分岐が載っています。それによると左手はやはりピストンで、右手はさらに分岐を経てどうやら完抜けできる雰囲気です。少々迷う分岐ではありますが、ここは右折の激坂に進むことにしておきました。
■S字カーブのガラ道を登坂途中で振り返ってみました。いい角度に道が傾斜しています。シフトを1速まで落として喘ぎながらどうにか登坂しましたが、写真の見た目で感じるよりも実際はかなりの急角度でした。改めてこの区間を眺めてみると、あまり踏み込まれていない大きなつぶての真新しい砂利といい、開削されたてとおぼしき壁面や、激坂にありがちなクレバスも見当たらないことから、ここから先はどうやら、最近に開削された林道の延長区間だと思われます。スモモ沢線の元々の本道は先ほどの左手方面だったのではないでしょうか。
→分岐地点を振り返る
■S字カーブを登りきるとそこは峠になっていて、すぐに下り坂がここから始まります。峠で一服付けながら察するに、このちょっとしたサミットを挟んで、両裾に延びていたスモモ沢線と別の林道を結ぶためにこの区間は開削されたような気がします。激坂ではありますが、この区間にはまだクレバスも無いのは良いのですが、あえて難を言えば、真新しい砂利のつぶてがまだ大きくて、少々フロントを取られがちになると言ったところでしょうか。
■激坂峠を出発すると、長い下りストレートが延びています。一見するとハイペースで進めそうにも見えますが、まだ踏み固められていない砂利ダートはフワフワしており、ともすればフロントが左右に取られがち。転倒を避けるため、ここは慎重にゆっくりと進みますが、そのため、前方の行く手の先のカーブは見えているのに、そこまでたどり着くのに思った以上に時間がかかってしまいました。
■ストレートな下り坂を下りきると、真新しい沈下橋がありました。沈下橋で渡っているのは、先ほどの激坂峠区間で林道沿いからいったん離れていた李沢です。ここから先はダート路面も締まっていてまた走りやすくなっています。ちなみに、この少し先の地点で路肩に1台のバンが止まっており、付近の茂みに男性が2人いましたが、こちらの姿に気が付くと、そのまま茂みの奥に消えていきました。おそらく山菜採りの類でしょうが、よくそんな車が林道には止まっています。
■鬱蒼とした森の中に続くダートをたどって、その後しばらく走るといきなりT字路が現れますが、どうやらここがスモモ沢線の終点になっているようでした。電柱の横にスモモ沢線の林道標が見えています。突き当たった先もやはりダートで、実走していないので断言はできませんが、ここを右折すれば県道7号線に、 左折すれば国道279号線方面に抜けられるはずです。まあ、電柱が立てられているくらいですから、あまり心配することもないでしょう。

※その後の調査にてT字路にて突き当たる前後のダートは南冷水線と判明。右折すれば県7号線には出られますが、左折してもR279号線へと抜けることはできません。
→探索終了!
→南冷水線に突入!
→引き返して老部川線に向かう!
→振り返る!

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