このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

嘉瀬子内線

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■うおッ、前方に土砂崩れが! 廃神社地点に「通行止」の標識があったので嫌な予感がしていましたが、どうやら、設置理由はこのためだったらしいです。倒木が路面を軽く塞いでいましたが、藪道をここまでやって来て、今さら引き返す気などさらさらありません。
→現場検証!
→振り返る!
■土砂崩れの小山の頂上です。倒木により唯一の障害である段差ができていましたが、見方を変えると、倒木はその後の降雨で流れ崩れる土砂を堰き止める役割を果たしているようで、おかげで地面は締まって意外としっかりしていました。よってここは難なく突破です。
■土砂崩れ地点の先の様子です。さすがにこういう状態が延々と続くと嫌になりますが、その原因は嘉瀬子内線第3区間が土砂崩れ等による自然災害によって通行遮断(2008年8月現在での遮断箇所は3箇所)されたことによるようです。したがって田代平口から下田線分岐地点までは、たまに車両の通行もありますが、ここはオフバイクを除いて完全に皆無状態。ていうか来れないし…。
■その後も荒れたダートが続きますが、人の気配は全くなく、夏のお盆休みだというのにすれ違うオフバイクもありません。そこで出会うものといえば小動物くらいのもので、滅多に人が立ち入ることもないためか、ダートには茶色いヤマウザギが頻繁に姿を現し、ここではそれを狙うキツネが路面をウロついていました。
■「あはは、楽しいなぁ…」藪区間の途中には、こんな感じで崖際すれすれ区間もありました。生い茂る草に隠れて路肩の様子が分かり難いですが、すぐ右手は急斜面の崖になっています。路面を覆い尽くす藪によって走行可能部分は僅かな幅の踏み跡程度。土砂崩れ越えよりもこういう区間の方が正直怖いです。ここでは何かあっても反転できないし…。
■おや、こんな所にも分岐がありました。ここは間違いなくピストンだと思われましたが、左手の斜面に向かってやはり草むしたダートが登坂して延びています。標識はありませんが、嘉瀬子内線本道は直進方向の右手です。 途中にはこのように細かな分岐は多いですが、ピストン支線の下田線との分岐以外は深刻に迷うこともないでしょう。
→分岐ダートを眺める!
→逆方向から分岐を眺める!
■名無し分岐を過ぎてなおも下り進むと、ようやく藪の猛威は過ぎ去りました。ただし、路面的には土質っぽくなってしまい、場所によっては前日の雨でヌチャヌチャ状態に…。それでもこれまでと比較すると、格段に走りやすくなっています。何となく終点に近づいた気がしてきました。
■「うげぇ…ッ!!」そろそろ終点かと思い、心なしスピードを上げた瞬間、前方にいきなり崩落地点が! 路面の色と陥没してえぐれた土の色はほとんど同様、カモフラージュ化していたため、気が付くのが遅れました。急ブレーキでまさかの崖落ちは免れましたが、これはホントに怖かったです。やはり、林道ではその最後まで気を引き締めてかかる必要がありますね。
→崩落を眺める!
■で、崩落地点を越えたすぐ先の地点です。やはりここには「通行止」の警告板と木製の柵(オープンされていました)が設置されていました。なお、下り坂でさらに続くダートの先には左手に分岐して登坂する名無し支線が見えていますが、嘉瀬子内線の本道はここを右手に進みます。
■終点は間近と思ったものの、終点まではまだしばらく距離があるみたいでした。路面と藪の荒れは徐々に収まりつつありましたが、それでもここは通行の途絶えたような雰囲気で、地面にはワダチ跡も付いていません。やはり土砂崩れ地点があるので、車両は入って来ないものとみえます。ただし、この地点では何やら独り植物採取している中年男性を見かけました。
■「げえぇ…ッ!!」前方にまた土砂崩れ! しかも今度は土砂の代わりに岩屑が小山状態でテンコ盛りに…。ここまで来て延々と荒れ藪道を引き返すか、それとも突破すべきか、その去就は心のままですが、引き返すのはさらに辛いので、ここは欲するがままに突破を試みるしかないようです。
→現場検証!
■やった! 周囲にもうもうと白煙を撒き散らしつつ、何とか駈け登ることができました! 四輪だったら完全アウトだっただけに、オフバイクの良さをしみじみと実感です。そりゃそうでしょう、ここまで来て引き返すなんてあり得ない…。
■土砂崩れの小山の頂から行く手を眺めてみます。すぐ前方にはコンクリ橋があり、その先はまともなダートになっているようで、どうやら荒れ区間はここまでの様子。すぐ先には先ほどの中年男性のものと思われるセダンが路肩に駐車してありました。やはり、嘉瀬子内線第3区間の荒れの原因は自然災害による交通遮断にあったようです。
■コンクリ橋を渡った先から砂利質ダートが急坂でかけ下っていますが、路面は至ってまとも。ここまで来ればもう安心です。多分ね。
■その後、谷間の渓谷に沿って切り立った断崖区間を抜けますが、ここもまさかの崖落ち以外には特に問題はありません。ま、その時は死あるのみです。ここでは対向車が来てしまった場合は、すれ違いが少し怖いかも。
■断崖区間を過ぎた先で再びコンクリ橋を渡り、砂利ダートが登り坂に変わったら、終点はもうすぐそこになります。長かった嘉瀬子内線探索も終わりに近づき、ここは感慨ひとしおです。天に祈りが通じたのか、どうにか天候も持ちこたえたし。
■で、ようやくたどり着いた終点です。ここには林道標が設置されており、これまでのルートが本道であったことを再確認、しばしまったりと一服付けて嘉瀬子内線の探索は終了となりました。ちなみに、この地点で道はY字になっていますが、右手に進めば県40号線沿いの「田茂木野」地区に抜けられます。それにして嘉瀬子内線第3区間の藪は写真画像での見た目以上に酷く、ここは土砂崩れ、路面崩落の修復および、藪刈りがなされることを祈るばかりです。
→探索終了!
→終点を振り返る!

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