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 ナナシノ沢線/ Nanashinosawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.08.13 / No.AO-014 
  林道そのものはガタガタ道でなんて事もないが、接続する作業道が恐ろしいことに!


↑走りやすそうに見えて意外とガタガタなナナシノ沢線のダート。途中に見所もなく、ここは気が向いたら立ち入る程度がちょうどよい感じ。
R349号線からR104号線とを結ぶ黒森山林道から分岐しているダート林道。延長距離はさほど長くもないが、林道入口には林道標と共に作業道標も存在し、林道区間の終点で作業道にそのまま接続している。その先の作業道へと向かう林業重機の通行があるため路面状態はおおむね良好だが、それなりのガタガタ感は否めない。全線に渡って鬱蒼たる樹林を行くコースで、このエリアの山深さだけは十分に実感できるが、景観的な見所はとくにない。雰囲気的にもどこか低規格な趣の漂う1本である。

 [所在地]十和田市
 [路面状況]全線ダート / ピストン
 [接続林道]黒森山林道
 [コース]黒森山林道から分岐して山中に延びる(作業道に接続)

和田市の長距離ダートである黒森山林道を探索中に発見した「ナナシノ沢林道」の入口です。長い黒森山林道の探索途中でちょっと気分転換がてらに、未知なるこの支線に立ち寄ってみることにしました。おそらくピストンである予感はしましたが、今行かなければ次の機会は当分ないだろうし、1ピストンしてみたところでさほど時間を喰うこともあるまいと思ってね。
夏の猛烈な陽射しに熱っせられて、カラカラに乾燥しきった下り坂でナナシノ沢林道はスタートします。そして見た目以上に路面はガタガタであり、いかにも本線よりもさらに車両の通行量が少ない支線らしいダートコンディションでした。
線直後から開始する下り坂を降りきると、「冷水沢(ひゃっこ)」の小さな橋を渡りますが、そこではその先に続くなだらかな登坂区間が見えていました。ガタガタ道ではありますが、とくに荒れた様子もありません。一応、ここは現役で生きている道みたいです。
だし、ダートの雰囲気はどこか突貫的に開設されたような、低規格っぽい雰囲気が漂います。なお、黒森山林道からの分岐地点には林道標の他に「治山作業道ナナシ沢線」と記された作業道識も設置されており、このダートは「林道」なのか「作業道」であるのかよく分かりません。
木が鬱蒼と茂る密林のような森の中を分け入るようにして進みます。路面にはキャタピラ跡が刻み付けられており、ただでさえボコボコな路面がますますガタガタでした。何かの作業で林道の深部へと重機が立ち入っているみたいです。
見、走りやすそうな路面状況にも見えますが、地面には所々で石が頭をのぞかせていました。そんな石に予期せず勢いよく乗り上げると、フロントが悍馬のごとく跳ね上がってしまい、まさかの横倒しで転倒してしまう事態もあり得ます。林道での転倒はこのように何気ない現場で発生することも多いので、そこのところを注意しつつ前進します。
ナシノ沢林道の沿道は深い樹林に囲まれていて眺望的な景色はなに一つ望めませんが、時々前方の樹林の切れ目から山の頂きが見えるシーンも。あそこまでびっしりと樹林が連なっているのかと思うと、ここはかなりの山深さを感じてしまいます。
れは土場でしょうか? 深い森の中を進んでいくと、このような場所に差しかかりました。立杭が打たれているのは木材を山積みに集積しておくためだと思われますが、搬出直後であるためか、探索時には1本の丸太もストックされていませんでしたけどね。
易的なダート沿いの土場を過ぎて少し進むと、路肩が大きく膨らんだナナシノ沢林道の終点と思しき地点に到達しました。林業作業で立ち入る車両の引き返し地点となってようです。ただし、ダートの道筋はさらにその奥へと続いていましたが、まともにやって来られるのはここまで。以降の区間はキャタピラ車専用とも思えるほどの過酷な路面状況の作業道となっています。
→振り返る!
うわ、これは酷い…!」ナナシノ沢林道に接続している完全な作業道区間の路面状態です。一面に軟弱な土塊が厚く堆積して路面波打っていましたよ。晴れの日でこの状態ですから、ここ、雨天直後は物凄く恐ろしいことになっていそう…。地図上では山道を示す破線扱いで色々な場所へとつながっているらしい作業道ですが、とてもじゃないけど立ち入る気は起こりません。
考までに、その少し先を偵察してみましたが、そこは「ザ・作業道!」という趣100%な素敵な路面状況。歩くだけでも大変でした。頑張ってみても地獄を見るだけだと思います。というわけで、林道区間の先で過激な作業道が接続していたナナシノ沢林道の探索はここまで!
→探索終了!
→引き返して黒森山線に向かう!
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