このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 黒森山林道/ Kuromoriyama林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.08.13 / No.AO-074 
 [ 所在地 ]十和田市 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]湯ノ台林道 [ 分岐林道 ] 熊の沢林道ナナシノ沢林道 ・高峠林道
 濃密な樹海の雰囲気を心行くまで満喫、ロングで走りやすい完抜けダート!

394号線にある黒森山林道の入口にやって来ました。場所はR104号線との分岐地点から数百メートルほど進んだ地点の右側に位置しています。地図上でははっきりと記されている林道の入口も、実際に現地に立つと全く目立たない存在であることも多く、ここもそんな場所の一つかもしれません。国道をハイスピードで走行していると、あっという間に通り過ぎてしまうので注意してください。
道から黒森山林道の入口を眺めて見ると、こんな感でダートが森の奥へと向かっているのが分かります。ただし、入口には林道標が掲げられていないため、「本当にここで良いの?」と瞬間的に不安を覚えるかもしれませんが、ご安心下さい。一歩入り込んでみると・・・。
ぐ右手に空き地のような空間があって、その脇に立つ樹木の幹に「黒森山林道」とのみ記されたお札タイプの林道標が括られています。林道へと一歩入り込めばすぐに見つけられますが、国道からは見えていないため、「なあんだ!」と苦笑してしまうことでしょう。
いうわけで、前置きはこれくらいにしてさっそく黒森山林道へと突入させていただきますが、すぐにこのような廃ゲート跡が現れました。コンクリートブロックで構築された門型のゲートはまるで民家の門柱みたいですね。薮に覆われてすでに機能していませんが、もしもこれが現役であったなら、かなり強固なものであったと思われます。
ゲートを通過してその先へと進むとすぐに土場が出現。申し訳程度に木材が積まれた簡易的なものでしたが、路面はしっかりと土場特有の傷みまくった状態に。雨水がえぐったのか、それともトラックの重量でやられたか、地面がベコベコに波打っていました。
の後はバラストが固く圧縮された路面状況が続きます。理由は言うまでもなくトラックの走行によるためであり、おかげでここは走りやすかったかな。後方に巻き上がる砂埃は酷かったですが、感触的にはほとんどアスファルト状態です。
んなこんなで進んでいくと、やがて熊の沢林道との分岐に到達。付近にはなにもない森のまっただ中の分岐地点ですが、道なりの左折で圧縮されたダンプ道が続いているのが熊の沢林道、直進側に延びているのが黒森山林道(県40号線方向)となっています。なお、ここに黒森山林道の林道標は存在していませんが、その変わりに熊の沢林道の林道標が存在しているので、ここは進むべき方向にさほど迷うこともないでしょう。
→ 振り返る!
→ 熊の沢林道に突入!
40号線方向へと向かう熊の沢林道に別れを告げて黒森山林道を進みます。この区間は林業トラックやダンプが通行しないのか、路面状態はぐっと落ち着いた感じで、フラットな走りやすい快適ダートが続きました。でもダート沿いの薮じみた寒帯性ジャングルの森は物凄い圧迫感! さすが八甲田山麓の森というだけのことはありますね!
して濃密な森に囲まれてそよ風も吹かぬ林道の気温はとてつもなく暑いです。容赦なく降り注ぐ強烈な直射日光は驚異的ですらありました。ふと立ち止まれば吹き出す汗でクラクラ状態に・・・。でもこれはもう毎年の夏の経験から分かっていたことなので、今回はその対策として強力な秘密兵器を持参しましたよ! というわけで、さっそくそれを使用するためにとある退避場で小休止です。
→ 秘密兵器!
ンヤリと冷たい即席の冷凍おしぼりでしばしの小休止の後、再び前進を再開しますが、ストレート主体の区間はなおも続きました。うっすらと雑草の生えたワダチダートは走りやすく、夏場の暑ささえなければかなり快適な状況です。
の沢林道分岐直後に続いたストレート主体区間を過ぎると下り坂が現れました。坂はやや急な感じでしたが、本格的な降路ではなく、アップダウン程度のものであり、途中では雑草に埋め尽された作業道の入口(前方右手)なども見かけたりしました。
い登りと下りを交えながら黒森山林道は小刻みにカーブを繰り返して延びています。それでいて荒れを感じることもなく、かといって快適に整備され過ぎた路面ということもなく、適度にガタガタなダートはまことに良い具合。鼻歌混じりでまったりと進むことができました。
「林道標発見!」といってもこれは黒森山林道のもの。黒森山林道では起点と終点に設置されている林道標は簡易的なお札タイプのものですが、なぜか途中に設置されていたこの林道標については新式タイプとなっていましたよ。新式タイプは趣的にはやや味気ないですが、起点からの距離などが記されていることが多いので、その点ではなかなか有り難い存在といえるでしょう。なお、林道標には「黒森山林道 起点から10.2km ←冷川沢」と記されています。
→ 冷水沢を眺める!
道標設置地点を過ぎると、ダートは右へ左へと小刻みに蛇行ながらの連続した下り坂で高度を下げていきます。するとやや唐突気味に現れるのがこの小さなダム。ダムというには小さ過ぎる堰のような代物ですが、正確には「蔦発電所」の「冷水沢取水口」とのこと。林道沿いにこのような人工物が現れたことで、「林道の終点は近い?」と思ってしまうかもしれませんが、ダートは終わることなくまだまだ続きます。
→「冷水沢取水口」を眺める!
水沢取水口を過ぎてさらに続く黒森山林道のダートをたどって進みます。路面状況的にもこれまでとなんら変わりはなく、その後も深い森の中を相変わらず走りやすい状態が続きました。景色的にも緑一色な森の光景が延々と続くのみです。
→ 探索中止!
→ さらに黒森山林道を進む!
トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください