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 熊の沢林道/ Kumanosawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.08.13 / No.AO-073 
 [ 所在地 ]十和田市 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]長根林道・ 黒森山林道  [ 分岐林道 ]軽石沢林道
 鬱蒼とした閉塞感は否めないが、途中で眺められるパノラマは素晴らしい!

森市と十和田市とを結ぶ県40号線(青森田代十和田線)を雪中行軍遭難で有名な田代平方向から進み、R394号線との交差点を直進してしばらく下った先の「検行平牧野」付近で右手(画像では左手)に現れるのが熊の沢林道の入口です。林道入口の前後区間には目印となる物もなく、下り坂の県道をハイスピードで走行していると、あっという間に通り過ぎてしまうので注意して下さい。
道を右折するとすぐに熊ノ沢川の橋を渡ります。すると橋の対岸のたもとに木杭タイプの林道標を発見できますが、それは目指す熊の沢線ではなくて、すぐ先で左折して分かれる舗装林道の長根林道のもの。初めてやって来ると一瞬「入口を間違えた?」と思ってしまいますが、ご安心下さい。さらに20メートルほど前進してみると・・・。
折して分かれる長根林道との分岐があって、直進方向のすぐ先から熊の沢林道のダートが開始しています。なお、某マッ◯ルの県別地図では熊の沢林道のルートは「長根林道」と記載されていますが、さにあらず。それは誤植であって正確には熊の沢林道となっています。
→ 長根林道の様子を眺める!
してほれ、熊の沢林道ダート開始地点では「熊の沢併用林道」と記された林道標が出迎えてくれました。というわけで正確な林道名も確認できて突入の準備はバッチリOK! ではいよいよ熊の沢林道に突入させていただきますぜ!
の沢林道に入線するとまずは、右手に流れる熊の沢川を間に挟んで県40号線との並走区間が続きました。この区間、林道側からは木立の隙間から見下ろすように県道がチラチラと見えていますが、県道側からは見えていないので、林道の存在にはまず気がつきません。
道との並走区間はその後もしばらく続き、その区間でダートは次第に高度を上げていきます。とくに展望ポイントは現れませんが、木立の隙間から見下ろす県道との高低差が徐々に大きくなることで、本格的な山岳区間へと突入しつつあることを実感させられます。
がて熊の沢林道のダートは登坂しつつ左カーブで山中のまっただ中へと進んでいきますが、途中ののカーブ地点には2種類の林道標がされていました。一つはよくある木杭タイプ、もう一つはこの付近でしばし見かける樹木に掲げられたお札タイプの物です。
→ 林道標(木杭タイプ)を眺める!
→ 林道標(お札タイプ)を眺める!
和田の恐ろしく山深い山中を分け入るようにしてダートは続きます。カーブが連続して見通しはあまり良くなく、進めども進めども視界に入ってくるのは濃厚な夏場の密生した緑の壁。半端ない状態の緑に囲まれていると、山深さをいやが上にも実感させられます。
密な緑の山中を進んでいくと、ワイヤーゲート地点がありました。土場の入口などによくあるやつですが、すでにワイヤーは撤去されていた模様。仮にワイヤーが健在であったとしても右手に迂回路が自然発生しているのでなんら問題はなかったですけどね。それよりもここでは、数日前に降った大雨によってヌタ場と化していた路面の方が厄介そう。
→ 路面状況を眺める!
イヤーゲート地点の先にはやっぱり土場がありました。搬出を待つ大量の木材が今にも崩れてきそうなほど、ぎしぎしに積み上げられています。熊の沢林道では盛んに林業活動が行われているようなので、平日などでは木材搬出トラックと出合い頭に遭遇する事態も大いにあり得るでしょう。
場を過ぎた先にも林業トラックが路面をえぐりまくった状態が続きました。タイヤ跡の泥っぽいワダチが刻み込まれているので、あまり走りやすくはありません。一見大したことなさそうに見えても、ツルっと持っていかれる場合もあるので、それなりの注意はします。
の後再び土場が現れました。遥か前方へと続くダートのストレートに沿って、ここでもダート沿いに木材が集積されています。一般道では決して味わうことのできない、林道ならでは独特な泥っぽさが漂う雰囲気を満喫しつつ前進します。ここはまさに林道という趣でした。
道は生い茂る濃厚な緑にびっしりと囲まれていますが、夏場の強烈な陽射しが照りつけ、暗さといったものを全くを感じなかった熊の沢林道のダート。明るさに満ち溢れていましたが、それでいて1台のオフバイクともすれ違うことのない静寂さに包まれた世界でした。
の後、林道は「黒森牧場」付近をかすめて抜けて行きます。あまり展望の望めない熊の沢線ですが、ここでは路肩の薮越しに牧場の光景を眺めることができました。それは広大な山中の樹林帯の中に切り開かれた放牧場の光景であり、真夏のうだるような暑さがなければなお最高でしたが、それでもかなりの雄大さを感じることができるでしょう。
→ 景色を眺める!
手に広大な牧野の景色を眺めつつ、さらに続く登坂路を進んでいくと、やがてこのような分岐地点に差しかかりました。直進方向はすぐ先で酷い薮に埋もれており、熊の沢林道本道はここで左折するみたいです。林道標が設置されていましたが、それは熊の沢線のものでした。というわけで、残念ながら直進側は名のある支線林道ではなくて名無し系であったことが判明。
→ 探索中止!
→ さらに熊の沢林道を進む!
→ 景色を眺める!
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