このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.09.16
No.AO-018

冷水沢線■風間浦村 ■ピストンダート ■接続→易国間線
■易国間線から分岐して山中へ向かう

 深山の趣が濃厚な小岩の散らばる砂利ダートは意外と楽しめる 

 ↓路面に浸食した藪に隠れて点在する岩コロにさえ注意を払えば、困難という
  ほどでもなく、逆に意外と楽しめてしまう冷水沢線のダートです。


……こんな感じ……
■易国間線から分岐して終点まで登坂ダートが続く砂利質のピストン林道。車輌の通行がほとんど無いのか、わだちで路面が掘り下げられたような跡はないものの、コース序盤では粗い砂利のような小岩が、中盤以降は場所によっては人の頭ほどもある岩が散乱する。大岩は除けて通れば問題ないが、目の粗い砂利のような小岩にタイヤがとられて、少々走りにくい。また、探索時には所によっては藪が路面一面にまで浸食しており、進むほどにさらなる荒れが予想されたが、結果的には困難と言うほどではなかった。沿道には杉の森が広がっており、山深い下北の山岳地帯に延びる林道の中でも特に山深さが感じられる。そういうのが好みの方にはうってつけの一本である。

■起点である易国間線との分岐直後からいきなりの急勾配でスタートする冷水沢線の入口です。粗い砂利質ダートは少々走りにくそうな感じもしましたが、青森県ではお馴染みの緑の丸い立派な林道標もあることですし、ここは切り通しの坂道へと迷わず突入します。
■起点直後の急坂を登坂してしばらく進むと、いったんここで激坂区間が終了します。ふと、立ち止まって周囲を眺めてみると、周囲は一面の杉の森に囲まれており、眺望もきかずなかなか重苦しい雰囲気でした。これじゃあ両脇の森からいきなり「うががぁーーーッ!!」と、獣が出現してもおかしくはないといった感じで、姿こそ見えませんが、森に隠れた獣たちの視線を感じつつ前進します。
■さらに進むと、また登り勾配が始まりました。起点直後ほどの激坂ではありませんでしたが、ダート路面はそれまでの粗い砂利から、小岩の散らばるものへと次第に変化していきます。写真で見る限りでは走りやすそうにも見えますが、ジャリジャリとした路面はハンドルが取られやすいので慎重にゆっくりと進みます。ダートにわだちはありますが、進入車輌もあまり無いのか、路面が掘り下げられているようなことはなく、そこにはただ小岩が散乱している感じです。ちなみに、ここでは右手の森から鹿が物凄い勢いでいきなり飛び出し左手に駆け抜けていきました。その姿に、「もしかして熊に追いかけられている…?!」と一瞬、怯んでしまいます。
■気を落ち着かせて小岩ダートをゆっくり登坂して前進すると、山肌の斜面が崩れたような場所を通ります。林道を開設する際に切り開いたものと思われますが、突貫工事的な作りのためでしょうか、半ば崩れかけていました。ここでは一抱えもあるような岩石も路面に散乱していましたが、路面に侵蝕した藪に隠れて確認しにくいので、乗り上げないように細心の注意を払います。
■枯れ沢のような冷水沢にそって大きくカーブしながら(進行方向は右から左方向です)ダートは続きます。この辺りまで来ると、ダートのわだちも関係なく、路面一面に藪が浸食していました。いくら荒れていても車輌の通行のあるダートではわだち部分には藪も浸食してこないものですが、そういう意味でもここには滅多に進入してくる車輌はいないのでしょう。
■藪に覆われて流れの見えない冷水沢に沿って相変わらず草むしたダートをカーブしながら登坂(進行方向は手前から前方になります)します。路肩に茂った藪のため、そのようには見えませんが、左手は沢の流れる深い谷底へ向かって急峻な崖になっています。幅員もあるので、あまりその心配はありませんが、何かのはずみでコースアウトしたらバイクの引き上げは、もう諦めるしかありません。
■沢に沿ったカーブ坂を上りきると何もない広場のような場所に行き着きました。どうやらここが冷水沢線の終点らしく、この先へは登山道はおろか、一本の踏み跡もありません。途中、岩コロの散乱するダートは決して走りやすくはありませんが、それでも困難と言うほどでもなく、なかなか楽しい雰囲気でした。ダート走行ならではの心地よい疲れを感じたので、ここでしばし一服つけてから探索終了としておきます。
→探索終了!
→引き返して易国間線に向かう!

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