このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.08.14
No.AO-058

石走沢線■むつ市 ■全線ダート ■接続→赤滝線
■赤滝線から分岐して山中に延びる

 はびこる夏薮と危うい路面状況に阻まれて全線走破はかなりの困難さかと… 

 ↓だましだましで進んでみてもそれが通用するのは途中まで。やがて無視する
 ことのできない路面状況に見舞われて、嫌でも進退の判断を迫られることに!


……こんな感じ……
■県4号線(奥薬研)から鍋滝線とを結ぶ赤滝線から分岐するピストン林道。 その道筋は県別地図にも記載されておらず、石が走るように転げ落ちる「石走沢」という名称からも思わずガレた様子を想像してしまうが、その実態は完全な緑の薮に覆い尽くされた荒廃食の色濃いダートとなる。人跡未踏を思わせる鬱蒼とした山中の山肌を切り崩してダートは開設されたものの、林道としての存在意義はとうに失せたのか、車両の通行はまずあり得ない状況で、路面崩落、クレバスなどと併せて複合的に自然回帰が現在進行中。はびこる薮そのものは攻略できても、その下に隠された路面が危うい状況なので、入線に当たっては細心の中尉が要求される1本となる。

■赤滝線を県4号線奥薬研方向からたどってくると右手(画像では左手)に現れる最初の支線林道が石走沢線。これがその入口ですが、初めてこの地点に立った時(2010年8月15日)はご覧の通り雨に見舞われてしまい、当林道への突入はさすがに控えたものでした。
■そして月日が経過することちょうど1年、再び石走沢線の入口へとやって来ました。今回は雨に祟られることもなく出だしは絶好調といったところです。はたしてこの石走沢線はどのような林道であるのか、はやる気持ちを抑えていざ突入せん!
■石走沢線は赤滝線本道から急カーブで切り返す登坂路にてスタートしています。林道の入口付近は一見するとまともそうにも見えますが、ほんの数十メートル前進すると、行く手には早くも濃厚な雑草のお出迎えが…。当林道が草深いものであることは、すでに分かっているので心の準備だけはできていましたけどね。
■入線直後の登坂路をたどって進みますが、夏場ということもあって雑草の繁茂の仕方はかなりのものがあるようです。雰囲気的には埋没寸前ですが、ダートの道筋そのものは雑草の下にしっかりと認められました。ただし、もうここに一般車両が立ち入ることはないと思われます。
■前進するにつれて全面的に薮に埋没していくダート(最上段画像を参照)に茂る雑草を掻き分けるようにしてさらに進みますが、その先にて路肩右半分が崩落状態に。オフバイクの機動力を持ってすれば通行は可ですが、雨天時やその直後では、かなり危険な状況と化していそうです。完全に死んで(廃道化)いるわけではないようですが、それでも半死といったところでしょうか。ここは。
■薮に埋もれて走行ラインが著しく狭められた石走沢線のダートですが、ここまで来るともはや踏み跡クラスに。この荒廃の原因は、林道としての放置が先か、路肩崩落などの自然災害が先であるのか考えてしまいますが、事実上は放置を通り越して放棄状態にあるかと…。
■「むぅ、石走沢線がこれほどであったとは…」路面が薮に埋もれていても、その下に隠された路面がある程度しっかりしていれさえすれば、走行的にはさほど致命的ではないのですが、石走沢線では地面そのものが崩壊寸前状態にある模様。XRにまたがった高みからでは気が付かずにヒヤッとさせられる場面もありましたが、かなり深い落とし穴のようにえぐれたクレバスなどが雑草に隠れて随所に存在していました。周囲はこういう状況なので、うっかりずり落ちてしまったらちと厄介なことになりそうです。おお、くわばらくわばら!
→路面を調べる!
■地面を覆い尽くす薮に隠された落とし穴や崩落に細心の注意を払いつつ前進しますが、もはやそれもここまで。行く手には隙間なく密集した薮の壁が現れてしまいました。藪の壁そのものは体当たりにて掻き分けてさらに前進することも可能でしょうが、こんな有様なので、その下に隠された路面の様子は全く把握することができません。となれば、これ以上前進するのは行き倒れ志願者以外の何者でもないでしょう。ここは勇気を持って「引き返し時」の決断を!
→振り返る!
■ちなみにこれが前方に立ち塞がっていた薮の壁。本来の道筋事態は薮に埋もれてまだ先へと続いていますが、全てを飲み込む夏場の恐るべき藪の中にあっては、恐れを知らぬ剛の者でない限り、やって来られるのはここまででしょう。
→探索終了!
→引き返して赤滝線に向かう!

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください