このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

赤滝林道 再探索 
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下北半島先端部のメインストリート的存在の県46号線 (かもしかライン)から県284号線 (薬研佐井線)とを結ぶ
湯の川線および鍋川線から分岐するのが赤滝線で、この林道は県284号線が県4号線へと接続している奥薬研へと抜けています。
簡単に述べると、県46号線から湯の川線および鍋川線、県284号線経由にて奥薬研へと向かう場合のショートカット林道なのですが、
荒れ道が続くため、一般車両一般車両が赤滝線を通行することは少なく、
路面状態の比較的良好な湯の川線、鍋滝線の裏林道的存在と言えるでしょう。
前回の探索時(2006.09.17)は予期せぬ土砂崩れに遭遇してしまいましたが、 今回の探索はそれから4年近くの歳月が経過。
さすがにもう復旧しているだろうと、再び鍋滝線側から入線を試みてみたので、以下にその報告をしてみたいと思います。

こが鍋滝線から分岐している赤滝線(左手)の入口です。前回の探索後もこの地点を通過したりもしていたのですが、他の林道にかまけてしまい、なかなか再探索する機会が得られずにいたのが正直なところ。そしてついに4年の歳月を経て、今再び赤滝線の入口に立つことが出来ましたよ!
滝線側の入口には赤滝線を示す林道標は相変わらず設置されずにいるようで、前回の探索から4年の歳月が経過しても入口の雰囲気はほとんど代わっていませんでした。ちなみに、前回の探索時においては快晴に恵まれましたが、今回は前日に降った雨のために水溜まりも発生している模様。空模様もかなり怪しく、これは途中での降雨を覚悟しなければいけない状況にあるようです。

 ←鍋滝線側の入口はその後も相変わらず林道標は未設置状態のままでした。
滝線へと入線して少し進むと左手に現れる名無しピストンダートの分岐地点です。ここには標識類が皆無であるため、初めてやってくるとどちらに進んだらよいものかとちょっと考えてしまうかもしれませんが、赤滝線本道は直進なので注意して下さい。なお、余談ですが、ここで立ち止まっていた男女連れの一台の乗用車に道を尋ねられたっけ。聞けば海岸の「佐井」へと行きたいそうで、どうやら鍋滝線沿いに進んだつもりが、道を間違えて赤滝線へと入線してしまったらしく、さらに現れたこの分岐ですっかりわけが分からなくなって半ば喧嘩状態にありました。 赤滝線をこのまま進んで県284号線を左折しても間違いではないのですが、相手は林道に不慣れな一般人。それを言うのは酷なので、走りやすい鍋滝線へと戻ってから県284号線へと抜ければ良いと教えてあげました。

 ←なにも知らないでやって来ると迷いがちな分岐地点。ここも以前と全く変わりなし。
なみにこれが赤滝線から左折分岐している名無しピストンダートの様子です。この名無し線は赤滝線沿いに流れる囲沢へと合流する沢沿いに山中へと延びているようですが、夏場と言うこともあってダートはかなり草ボーボーな状態にありました。ここがどういう道であるのか知っていれば何てこともないですが、迷った挙げ句に初めてやって来た一般乗用車がこんな道を見てしまったら、かなりビビリますよね。すっかり混乱した挙げ句の喧嘩も無理はないな…。
無し分岐地点を直進して赤滝線本道を進みますが、しばらくすると真新しいバラストが敷き詰められた区間が現れました。確か以前訪れたときにはそのような処置はされていなかったですが、ということは、この赤滝線も極々希にこのように路面メンテがなされていたようですね。
面に真新しいバラストが敷かれていたことから、その後赤滝線が廃道化していないことだけは確信できましたが、前進するにつれてなんとなくそれも怪しい雰囲気に。決して荒れているわけではなかったですが、路面上には車両の通行したタイヤ跡などに痕跡が全くありませんでした。
面はそういう状況で次第に雑草がはびこり始め、加えて上空はあまりよろしくない今にも雨粒が落ちて来そうな状況です。「全く不安に襲われなかった!」と言えばウソになりますが、まあ、道筋事態はしっかりしていたので、あまり気にせずさらに前進ですよ。
置状態にあるのか、それとも整備状態にあるのかはっきりしない路面状況が続きました。一般車両の通行はほぼ皆無であるが、廃道にはしたくないので最低限の整備は実施しているというのが、赤滝線のおかれている現状でしょうか。ま、それはさらに前進すればおのずと分かるでしょう。
滝線を再探索したのはちょうどお盆休みの真っ最中。ダート林道天国である下北半島にもオフライダーは来ているはずですが、対抗者が現れる気配は全くありません。そりゃ、今にも雨が落ちてきそうなこんな天気じゃ当たり前か!
ガスだ!」前日の降雨の影響でホカホカ気味なダートをゆっくりたどって進むと、いつの間にか霧雨状のガスに巻かれてしまいました。本降りの雨よりは格段にマシですが、すぐにXRのミラーに水滴が滴ります。これが近所の林道であったら速攻で帰路につくところですが、遠路下北までやって来てそれはないでしょう。ウェアやブーツの防水を確認しつつ、さらに前進あるのみですよ!
→周囲を眺める!
→周囲を眺める!
員も広くて道筋もしっかりしているのに、それでいて路面にはまだらに雑草が茂ってワダチの痕跡がないという、何とも言いようのない状況が続きます。それにしても、前回の探索時にはもう少し草深かったような気もするのですが、その後、大幅な改修が行われたとか?
してやがて現れる赤滝線で最も紛らわしい分岐地点がここ。この状態だと、どう見ても本道は直進方向に見えてしまいますが、実は赤滝線本道は左折側になっています。 直進側の正体は鍋滝線へと接続している名無し連絡ダートであり、この連絡ダートは最新の県別地図にも相変わらず未掲載なので、何も知らずに直進してしまうと赤滝線を進んでいるつもりが、鍋滝線へと突き当たってしまい、わけが分からなくなって混乱してしまうので注意が必要です。

 ←前回の探索時にはこのようにかなり草深かった分岐地点。
なみに、これが前回訪れた時の同地点の状態です。バラストがきれいに敷き詰められた現在の連絡ダートと見比べると、その変化が分かりますね。以前はこのように連絡ダートは草ボーボーでしたので、この分岐地点では左折するか直進するかで迷ったものですが、現在では迷うという事態すら起きないかもしれません。初めてやって来て何も知らない場合は、必ずやバラストが敷かれて整備された直進側の連絡ダートが赤滝線本道に見えてしまいますから。
してこれが赤滝線の本道である左折側の様子です。一見すると荒れた名無しピストン系にも見えてしまう藪深い鬱蒼とした雰囲気がそこに! ここまでの手入れの入った幅広なダートとの落差が大きいだけに、藪が苦手な林道初心者であれば、前進をためらってしまうかも。しかも今回の探索ではガスが立ち込めていて、ただでさえ鬱蒼とした雰囲気がより濃厚なものとなっていましたよ。

 ←草深く鬱蒼として藪じみた雰囲気は以前と変わりなし!
滝線への連絡ダートとの分岐を左折して赤滝線本道を進みますが、立ち込めるガスは次第に霧雨状のものへと変化。もはや雨に降られるのも時間の問題といったところでしょうか。ここが赤滝線本道であると分かっているので、しっぽりとしたこの雰囲気もまた一興ですが、もしも初めて赤滝線を訪れてこんな状況であったなら、これはかなり心細いかもしれません。
→探索を中止する!
→さらに赤滝線を前進する!

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