このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

赤滝林道 再探索

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ちゃ〜、ついに降り出してきてしまいましたよ。両路肩から迫る藪が雨にしっとりと濡れて幻想的と言えば幻想的ですが、状況的にはあまりよろしくはないですね。願わくば本降りとならないことを祈りつつ…。

 ←晴天であった前回の探索の模様。雨天では同じ林道でもかなり雰囲気が異なります。
肌を切り崩した半切り通し地点を通過中。斜面は見かけ的には安定しているように見えますが、確か前回の探索ではこの辺りで土砂崩れに遭遇してしまったような気がします。
あ、思い出しましたよ。前回の探索時には確かこんな感じで崖崩れが発生していたんだっけ。でも、今こうして当時の現場を眺めてみると、正確には切り通しが崩れていたのではなくて、斜面上の樹木が根こそぎ転げ落ちて道を塞いでいたのか。
回の探索において悲しくも撤退を余儀なくされた地点も、さすがに数年も経てば復旧しているのは当たり前。「そんなこともあったなぁ」と思いつつ、今回は雨天にもかかわらず、懸念されたその地点を難なく通過。いよいよここから赤滝線未知の領域へと踏み込みます。それにしても、いかにも危なそうな地点には落石が無くて、一見すると崖崩れとは無縁そうな、何気ないこのような地点に落石があるのはどうしたわけでしょうか? 
トシトと小雨が降りしきる深い森の中にダートが続きます。雨は本降りではないので、路面が沢と化す兆候は今のところないようですが、それも以降の状況次第ではどうなることやら…。ま、だからといってここで焦ってみても仕方ありませんね。防水対策だけは万全なので、こうなったらこの状況を楽しむばかりですよ。本降りであったらそうはいかないですが、幸いにしてまだ小雨状態であるので、水墨画のようなしっぽりとした雰囲気を味わうだけの余裕はまだあります。
→周囲を眺める!
の後、なだらかに連続して続く下り坂を降りていくと、路肩の藪に隠れてこちら側からは分かり難いですが、右手に切り返す右折分岐地点が現れました。「こんな草深い地点の分岐なので、どうせ作業道の類だろう」と思いつつ、振り返ってみると…。
んと、そこにはカスベ沢線の入口が! 青森県にてよく見かける延長距離の記された円状の林道標が隠れるようにして設置されていましたよ。このカスペ沢線はピストンであると思われますが、延長距離1298mと短い割にはその入口からすでに草ボーボー状態にあり、 ほとんど通行は途絶えている模様。その手のピストンが苦手な方ならゾッとしない入口の状態で、小雨の降りしきるこのような状況にて立ち入ってしまうのはよほどのピストン好きと言えるでしょう。
→カスペ沢線の様子をうかがう!
→カスペ沢線に突入!
スベ沢線の分岐を後にして先へと進みますが、それにしても両脇から迫る藪の何とも濃ゆいことでしょう。こういう場所では「熊が出没する」とか言うことよりも、心理的圧迫感の方が大きいような気もします。でも、この赤滝線は完抜けしていることが分かっているので、それもまた一興というもんですよ。あはは。
ぁっと溜息の出るような、藪深い密林状態の森の中をさらに進むと、大規模な断崖直下地点に差しかかりました。コンクリの吹き付けにより強化対策がなされていましたが、そんなものはあって無きに等しいもの。「ここ、崩れてきたら恐いな!」と思いつつ、断崖を見上げながらその先の左カーブを曲がってみると…。
やっぱりそうきたか!」その先にはお約束通り崩落の現場が。幸いにして通過に支障のあるほどではなかったですが、すでにコンクリがベコベコに剥がれて岩屑が大量に堆積していましたよ。これが快晴時であれば何てこともないのでしょうが、通りかかったのは小雨とは言え雨天時なので、あまりよい気持はしません。
→現場を見上げる!
あっはっは、本降りになってきちゃったよ!」壁面崩落箇所を過ぎてしばらくすると、それまで小雨状態であった降雨がやや本降り気味に。路肩の藪の葉が雨に濡れて光っており、それまではシトシトであったものが、ここにきてザザザーってな感じです。身体への防水対策は今のところ問題ないのですが、唯一の心配は撮影用のデジカメの雨濡れ。林道探索用のカメラで本当に重要なのは、性能云々よりも防水性であることを身をもって実感しましたよ。ただし、降雨に見舞われても撮影をするという前提においてですけどね。
よいよ本降り気味となって草木を叩くザザーっという雨音が響き渡る中、慎重にダートを下って進むとコンクリ橋が現れました。確かこれは赤滝線沿いに流れる湯ノ股川だったと思いますが、ここではお約束にて雨天時における川の流れを眺めておくことに。もう、こうなった以上は、慌てて急いでみてもあまり状況は変わらないので。
→湯ノ股川上流(右手)を眺める!
→湯ノ股川下流(左手)を眺める!
ノ股川を右岸へと渡ってダートはさらに下って延びています。アマは相変わらずザザーっと降っており、たまに雨足が弱まるとガスのような雨雲が立ち込め、しっぽりとした幻想的な雰囲気に。当然ながらすれ違う対向車は一切無く、赤滝線は全くの無人状態にありました。「フ…、こんな雨天時に好きだなぁ!」と、いつものことながら、我ながら苦笑してしまいます。
時的に雨足が弱まっても天候は基本的には本降りへとむかっているようで、その後、やや激しい本降り状態に。そして、そのような状況下にて発見したのが兵次郎線の左折分岐です。路肩の藪が邪魔をして手前からでは見えませんが、入口にはきちんとした林道標が設置されているので、すぐにそれと分かりましたが、さすがにこの雨じゃぁ、突入はためらわれます。ピストンながらも延長距離は1720mあるというし…。
→兵次郎線の様子をうかがう!
→兵次郎線に突入!
よいよ本降りとなった天候を考慮、XRを兵次郎線へと向けることなくその焦点を赤滝線本道へと向けて探索の再開です。まだデジカメを構えている心の余裕はありますが、画像でもはっきりと雨筋が写っていることからも分かる通り、雨は弱まるどころか、ますますもって激しく降ってきちゃいましたよ。よく見れば、ダートもいつの間にかワダチ部分が徐々に沢状態と化しつつある模様。
→探索を中止する!
→さらに赤滝線を前進する!

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