このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.08.14
No.AO-072

滝ノ沢線■むつ市 ■全線ダート ■接続→湯の小川線
■湯の小川線から分岐して山中に延びる

 延長距離は短いものの自然回帰の真っ最中にて全線走破は意外と困難 

 ↓滝ノ沢線では山奥の廃れたピストンではお約束の草深い光景が出迎えてくれ
 るでしょう。暗く閉塞感溢れた雰囲気はその手の好き者以外の方には×かと。


……こんな感じ……
■湯野川地区に入口のある湯の小川線の末端区間にて分岐している支線ピストン。全線ダートであるのはいうまでもないが、車両の通行が途絶えて放置が続いているのか雑草の繁茂が激しい状態にある。延長距離は短いがその末端まで進むことは困難であり、まともに進めるのは途中まで。前半区間は生い茂る薮さえ気にしなければ前進可だが、後半区間は路面そのものが陥没、路肩崩落などによって自然回帰しつつある。林道入口が人里離れた鬱蒼とした森の深部に位置しているため、道すがらに視界にはいるのは気が滅入るほどに茂った雑草のグリーンのみ。そのような状況であるため、滝ノ沢線ではかなりの閉塞感を感じてしまうだろう。

■湯野川温泉から湯ノ小川沿いに延びる湯の小川線から分岐する滝ノ沢線の入口(左手)です。酷く草ボーボーなその様子は木杭状の林道標が存在していなければ、「ここは打ち捨てられた作業道である」と述べてもある意味間違いとはいえないような雰囲気であり、いかに未舗装を好むオフライダーでも気軽に立ち入ってみようとは思わないような濃厚さが漂っていました。
■でも、せっかく発見した未知の林道なので入線させていただきます。とはいえ、この雑草むした状態はただ事ではないので、心の準備としてまずはその奥の様子を確認すべく入口にて立ち止まってみますが、確認できたのは濃密な緑の雑草のみ…。
■入口から眺めていても何も分からないので、とにかく滝ノ沢線のダートへ乗り込みます。が、しかし、ものの数十メートルも前進しないうちからこのような状況に。路面を覆い尽くす雑草で地面の土はほとんど見えておらず、幅員も両サイドからの薮で著しく狭められていました。
■ここは生きているのか死んでいる(廃道化)のか、ちょっと微妙な状況ですが、一応、道としての痕跡は保たれていたようです。少し進むとやや状況が好転してワダチがはっきりしてきました。そういえば、入口の林道標には「幅員3,6米 延長2,211米」とありましたが、それっていつの話でしょうか? とてもじゃないですが、現在はそのような状況下にないことだけはすぐに分かります。
■道としてのルートは確保されているようですが、実際に車両の通行があるか否かは別ですね。このように僅かなワダチが続いていましたが、地面はもうフカフカな腐葉土状態です。おそらく、ここにわざわざ立ち入る者としては熱烈な山菜採りくらいなものでしょう。
■「あっはっは、楽しいなぁ…」一時的に路面状況は好転したかに思えた滝ノ沢線ですが、基本的には薮の繁茂さは前進するほどに増してきます。引き返し所を得られないまま、毎度のごとくズルズルと深部へと誘い込まれてしまいますが、ここ、本当に2,211メートルも進めるのか不安になってきましたよ。それでも進めてしまえば儲けもんですけどね。
■濃密な薮の回廊を進むことしばし、やがてこのようなちょっとばかり開けた空間へとたどり着きました。一見すると隙間のないような薮まみれなダートでも、意外とこのような空間は所々にあるもので、ある意味ほっと一息付ける安全地帯といえるでしょう。で、肝心のダートはさらにその先へと続いているのですが、軽々しく進んで来られたのはどうやらここまで。さらに深部を目指すには、ひとまずXRを置いて徒歩による偵察が必要みたいです。
■そして偵察の結果は…ダメでした。先述の少し開けた地点まではまだかすかにワダチが認められましたが、その先ではそれも消失しています。そして何よりもここでは路面そのものが陥没および路肩崩壊を引き起こしているのが致命的。というわけで勇退を決意して滝ノ沢線からの探索は最深部に到達することなく終了。
→探索終了…
→引き返して湯の小川線に向かう!
→路面状況を調べる!
→路面状況を調べる!
→振り返る!

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