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探索日 2011.08.14
No.AO-071
湯の小川線 | ■川内町・むつ市 ■全線ダート ■分岐→滝ノ沢線 ■県46号線湯野川地区(湯野川温泉)から山中に延びる |
フラットな平坦コースで深い森の奥へと突き進む快適ダートピストン |
……こんな感じ…… ■下北半島湯野川温泉に位置するピストン林道。湯野川地区の民家脇を進むと林道標の設置された起点があり、そこからダートが林道名でもある湯野小川に沿って源流方向の山中へと延びている。ほぼ全線平坦コースが続き、路面状態も基本的には良好。沿道には下北の深い森が展開、景観的なものは何も望めず似たような森の光景がどこまでも続き、とくにコース的な険しさはないので高速巡航も可能となる。言い換えればそれはやや単調で変化に乏しいとも言えるが、雰囲気的には特に悪くも良くもないといったところ。末端区間は草深く作業道化しているが、途中では滝ノ沢線を分岐しているため、もしも訪れることがあるならばセットで探索してみたい。 |
■湯の小川線の入口は湯野川温泉郷の旅館街にあって、当地に宿泊した場合は宿から1分以内という最もアプローチしやすい林道です。事実、この探索も宿の夕飯への腹すかし対策として敢行したものであり、当日の林道探索予定はすでに終了して旅館にチェックインしていたので、これはちょっとした散歩がてらといったところでしょうか。というわけで、宿から目と鼻の先に位置する湯の小川線の入口となる湯野小川に架かる県道の橋の脇へとやって来ました。 | |
■温泉郷といっても湯野川温泉は小規模でひっそりと寂しいものですが、それでもここは「湯野川」地区の中心地であるため、民家が立ち並ぶ住宅街の脇から湯野小川沿いに進むと、やがて舗装が途切れて路面はダートとなります。そしてこの地点が湯の小川線の起点であり、木杭タイプの林道標をそこに発見することができました。 | |
■湯の小川線へと入線すると幅広でフラットかつとても走りやすいダートが延びています。ただ、林道沿いに電柱が立ち並んでいたのが気になりました、電線がつながっていたのは林道沿いにあった浄水場施設でした。ちなみに、なぜこんな所に浄水場が設けられているのかは、湯の小川線をさらに進むと分かります。 | |
■浄水施設を過ぎるとダートの路面には雑草によるワダチがうっすらと現れ始めました。浄水場まではメンテなどの関係車両が通行することもあるのでしょうが、その先はよほどの用がない限り一般車が立ち入ることはないと思われます。ただし、その先には土建屋さんのスーパーハウスが道端にポツンと立てられていたましたが、その存在理由も湯の小川線をさらに進むと分かります。 | |
■スーパーハウスを過ぎるとその先にはもう人工物は現れなくなって、その後は森の真っ直中をひたすら進む感じです。この湯の小川線はピストンですが、やはり関東近辺のものとは違いますね。たかがピストンですが、進めども一向に現れない終点に延長距離の長さを感じさせられました。 | |
■勾配というものをほとんど感じさせない平坦コースのダートがどこまでも続いていますが、さすがにある程度進むと、森の深さというか草深さを感じるようになってきます。路面そのものは極上とも言うべき快適さですが、周囲の雰囲気がちょっと濃厚になってきましたよ。 | |
■もしもこれが関東近県の林道であったならば、湯の小川線はその走りやすさ、沿道の自然色豊かな雰囲気でメジャーどころとなっているのかもしれませんね。でも悲しいかなここはピストンであり、しかも場所は青森県の下北半島。当然ながらすれ違う同好の士などいるはずもなく、その林道名さえまったく無名な存在です。 | |
■「やったー、支線林道発見!」さすが下北林道、進むにつれて徐々にその草深さを実感させられますが、なんと行く手に滝ノ沢線なる支線分岐(右折側)が出現! 遠目に分岐の股の部分に白い杭が見えていたので、もしかしたらと思っていたのですが、案の定、名のある支線林道を見つけてしまいましたよ。ただし、見るからに濃ゆそうな雰囲気でしたけど。 →滝ノ沢線に突入! | |
■「なんだここは?」で、滝ノ沢線の分岐を過ぎてさらに進むと、そこだけ地面の土が変色したガードレール区間が現れました。実はここ、両脇が落ち込む斜面となっているので、路肩崩壊でも発生してその復旧跡であると思われましたが、その正確なところは不明。 | |
■そしてその先でたどり着いたのが広場のようなこの地点。どうやら車両の回転場となっているようですが、地面全体をうっすらと雑草が覆っていたことから、やはりここまで立ち入る車両は本当に希であることがうかがえました。そしてざっと行く手を眺めた限りでは、ここが湯の小川線の終点にも見えてしまいますが、なんと広場の先端からさらにダートが続いていましたよ。 →看板を眺める! | |
■ただし、夕食前の気軽な散歩がてらに進めて来れたのもここまで。広場を境として路面状態は著しく規格落ちしていましたが、これより先のダートは草ボーボーでさらに素敵な作業道状態に。そのような状況にてダートはさらに二股に分かれていましたが、どちらが本道であるかなどは分かるはずもなく、おそらくここはもう共に林道区間ではなくて作業道となっているのでしょう。ただし、探索時は進もうと思えばまだ進める状況ではあったので、湯の小川線を真に極めたい方はどうぞ…。 →探索終了! →右折側の様子を眺める! →左折側の様子を眺める! →振り返る! |