このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2013.08.13
No.AO-076

平野沢線■十和田市 ■全線ダート ■接続→沼ノ台線 分岐→別当沢線
■沼の台線から十和田市奥瀬地区の「惣辺牧場」とを結ぶ

 広大な伐採跡地を巡って延びる落ち付いた雰囲気の完抜けダート林道 

 ↓特別ここぞといった見所も無いですが、しっとり落ち着いた雰囲気は悪くあ
 りません。路面的にものんびりとした平坦コースで走りやすいです。


……こんな感じ……
■沼の台線から「惣辺放牧場」とを結ぶ完抜けダート林道。路面はフラットで安定した走りやすいものとなっている。なだらかな平坦コースが全線に渡って続くが、延長距離はさほど長くはない。それでも路面はフラットで安定した走りやすい状態が維持されている模様。沿道に広がる光景は広大に開けたどこまでも続く伐採跡地がメインであり、奥深い山中にありながら意外なほどの明るさが感じられる1本だろう。伐採跡地を進む林道ゆえに名も無き作業道の分岐ダートはかなり多いが、はっきりそれと分かるので道間違いを犯す心配はあまりない。なお、林道標はお札タイプと鉄板タイプの物が惣辺放牧場側にのみ設置されている。

■十和田湖温泉方面から沼ノ台線をたどって進んで来ると、沼ノ台線の終点でもあるこの地点(右折側)が平野沢線の入口となります。ここには薮に埋もれた状態で沼ノ台線の林道標が存在していますが、平野沢線のものはありません。したがって初めてここにやって来た場合は、この先の区間も沼ノ台線であると思ってしまいがちなことでしょう。
■沼ノ台線との接続地点で平野沢線側を眺めるとこんな感じ。ここを境として路面状況が規格ダウンしている様子がよく分かります。瞬間的にその先は林道以下の規格の低い道(作業道)なのかと思ってしまうかもしれませんが、スタート直後の平野沢線はこのような状態となっています。
■しかし、ここが作業道でないことはすぐに分かります。ほどなくして低規格であると思われたダートはすぐにまともな状態へと復活。そしてそれと同時に広大な森林地帯が見渡せる開放的な区間が現れました。雰囲気的にも爽快な、大きく開けて明るい明るく開けた区間ですが、惜しいことに路肩の薮が邪魔をしているため、ここぞといった特別なビューポイントはありませんでした。
■ここぞといったビューポイントが無かった展望区間を過ぎると、ダートは森の中の伐採跡地に差しかかりました。樹木が皆伐された斜面を覆い尽すように緑の下草が一面に茂っているため、一見すると山中に切り開かれたの牧草地のようにも見えますが、そのような伐採跡地に沿って平野沢線のダートは落ち着いた雰囲気でなだらかに続きます。
■ダート沿いに展開する伐採跡地はかなり広大で、途中には跡地をストレートに横切る区間もあったりします。ご覧の通り、樹木は皆伐されているため、ここはなんだか殺伐とした林道っぽくない雰囲気が漂っていたっけ。それにしても付近は見事なまでに切り尽したものですね。
→景色を眺める!
■広大な伐採跡地をストレートで横切った先にはY字で左折していく作業道分岐がありました。そこには左折側は造林用作業道であると記された作業道標が設置されていましたが、残念ながら作業道名は記されていませんでした。まあ、ここは名称を付けるほどの作業道でもないということで、平野沢線本道が右折側であることはすぐに分かります。
→作業道(左折側)を眺める!
■森と伐採跡地エリアとの境界沿いに延びるダートをたどって進みますが、樹木が切り払われていることで前方視界は良好。適度にアップダウンした路面は走りやすく、なかなか快適なダートランを楽しめました。鬱蒼とした森林を行くコースも良いですが、時にこういうのも悪くはありません。
■しばらく進むと今度は右折ダートの分岐が現れました。ここも無数に存在する作業道の一つかと思いきや、路肩に設置されていた 分収林看板 によって、なんと「別当沢林道」という名のある支線林道であることが判明! もしやと思い、付近の薮を探ってみたところ、林道標とおぼしき木杭を発見しましたが、残念ながら白化現象によって記載文字はすでに消滅済みでした。
→林道標を眺める!
→別当沢線の様子を眺める!
→振り返る!
■極廃れ状態であった別当沢線との分岐を過ぎると、すぐその先で今度は左折分岐が出現! そこは森がデルタ状に開けた感じの大きな分岐地点ですが、結果から述べると左折ダートの正体は作業道。平野沢線本道は直進側となっています。その根拠は先述の分収林看板に 記載されていた情報 によるもので、それにはきちんと「作業道」の文字が記されています。
→作業道(左折側)を眺める!
■2ケ所目となった作業道の分岐地点でそれまで続いた伐採跡地区間は終了、その後は樹林区間へと進みます。ダートの路面状態は落ち着いた雰囲気で相変わらず走り易く、木漏れ日がちらちらと差し込む森の様子も穏やかな感じ。マッタリと走るのにはうってつけな状況でした。
■樹林区間を進んでいくと、そこだけ樹木が切り払われてぽっかりとした空間となった、作業道の右折分岐がまた現れます。ここには作業道を示す標識の類は存在していませんが、言われなくてもそこが作業道であることは一目瞭然。本道と間違えて右折してしまうこともないと思います。
→作業道(右折側)の様子を眺める!
■その後、少し進んだ地点でまたしても作業道の右折分岐が現れますが、分岐の直進側を数メートル進んだ地点でダートは終了。まだまだダートは続くと思っていただけに唐突的な展開でしたが、とにかくそこが平野沢線の終点であったようです。なお、同地点には平野沢線の鉄板タイプとお札タイプの林道標が設置されています。
→作業道(右折側)の様子を眺める!
→林道標(鉄板タイプ)を眺める!
→振り返る!
■終点を迎えた平野沢線のダートはこのような感じでぷつりと途切れて終了。林道区間は残念ながらここで終了となりますが、舗装路はこの先で広大な「惣辺牧場」を抜けてさらに続きます。途中には左折する片平林道がありますが、最終的には左折で県45号線方向へと向かう太平林道と、右折してR102号線の奥入瀬渓流へと至る養老沢林道とのT字路に行き着きます。ちなみに、沼の台線から平野沢線へと進んで来た場合はそのどちらかの林道へと乗り継ぐことが多いので、この先のT字路までついでに紹介しておきたいと思います。
→探索終了!
→舗装路を進む!

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