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 養老沢林道/ Yourouzawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.08.13 / No.AO-077 
  ロングなダートでオフの森林コースを堪能できるが、無数に現れる分岐で迷いやすい


↑広大な森林地帯のロングダートと豊富な分岐でオフを存分に楽しめる養老沢線。ただし、時間的余裕と入線前のガソリン満タン状態は忘れずに!
和田湖畔の森林地帯に位置する「惣辺放牧場」付近から県45号線までを結ぶ森林コースの長距離ダート林道。これ1本でも十分にオフを満喫できるが、十和田湖温泉から延びる沼ノ台林道→平野沢林道→大平林道(舗装)→養老沢林道と乗り継ぐことでより長距離のダートランを楽しめる。目立つ荒れやガレのない比較的走りやすいコースで十和田の人里離れた広大な森林を抜けていくが、分岐も多くかなり紛らわしいものもあるので、道間違いにだけは要注意。見所としては途中に渓流区間や「四和防災ダム」などがある。

 [所在地]十和田市
 [路面状況]全線ダート / 完抜
 [接続林道]大平林道
 [分岐林道]?来林道・第一大平林道
 [コース]惣辺放牧場付近(大平林道)から県45号線(滝沢地区)とを結ぶ

和田湖にほど近い十和田市の「惣辺放牧場」から舗装林道である大平線を進んで来ると、やがて右手に現れる養老沢線の入口です。R102号線十和田湖温泉から沼ノ台線→平野沢線→養老沢線→県45号線と乗り継ぐのが、このエリアの林道探索の基本ルートですが、乗り継ぎ区間となる平野沢線〜養老沢線区間は鋪装されており、距離もそれなりに離れているため、ここはちょっと分かりにくいかもしれません。ちなみに、大平線の舗装路を道なりに進むと「大平放牧場」に至ります。
ート状態でスタートしている養老沢線入口の様子です。前方左手の路肩の樹木の幹にお札タイプの「養老沢林道」とのみ記されたシンプルな林道標が掲げられていました。ただし、いくらそこに林道標があっても、事前にある程度付近の林道の位置関係を把握は必要でしょう。いきなり「養老沢林道」と聞かされても、どこへ向かって延びているのかさっぱりな感じだと思います。
線するとすぐに養老沢線のダートは鬱蒼とした森の中を進みます。雑草できれいにワダチが形成されており、路面状態的にはまともな部類に入りますが、それでも車両の通行についてはかなりの希薄さが感じられました。関係車両といえども、ここは滅多に車両も通らないのでしょう。
面事態は走りやすい状態にありましたが、季節は盛夏ということもあり、路肩の雑草が勢いづいてる区間もあるようです。路肩からワサワサとした薮が迫ってきますが、幸いにして路面を覆ってしまうまでには至らないみたいです。十和田の山中の山深さを実感させられた状態でした。
持ちの県別地図によれば、養老沢線はこの先で後藤川沿いに下る川岸区間が現れるみたい。その後「四和防災ダム」を通ってさらに下り、県45号線へと至るようですが、とりあえず現在は川の気配などどこにもない山中のまっただ中を進んでいます。
道入口から後藤川源流地点までは直線距離にしておよそ400mほどですが、養老沢線はわざわざ源流部の上手を大きく迂回、反時計回りで川下へと回り込むようなコースをとっています。地形的制約でもあるのか、一般道ならばトンネルでぶち抜くところですが、そうはならないのが林道。まあ、おかげでより長い距離のダートランが楽しめるので好都合ではありますけどね。
日前の大雨の影響か、緩い下り坂では洗掘現象も見られました。鋭利な刃物でえぐり取ったかのようにV字に切れ込んだクレバスが路肩に沿って延びています。ただし、これは局地的なものであったみた。探索時にはこの先もとくに荒れている箇所はなかったです。
気ない植林地とは異なった、自然色豊かな山中の森を気分良く突き進みます。そこは熊でも出てきそうな雰囲気ですが、現れるのは路面をウロつくヤマドリくらい。あまり凶暴な獣との出合いは嬉しくないですが、林道ではちょっとした小動物との遭遇も楽しいものですね。でも残念ながらこの林道にキツネは出てこなかったなぁ。
藤川源流地点を大きく迂回して進んでいくと、やがて左折分岐が現れました。そこに道標の類はありませんが、左折すると後藤川沿いに「大平牧野」へと至るようです。ここはジャングルじみた物凄い森のまっただ中の地点であり、周囲は濃密に生い茂った樹木で取り囲まれています。かなり心細くなってしまいますが、養老沢線本道は直進側なので間違えないようにしてください。
→左折側を眺める!
→振り返る!
平牧野への分岐は無視して直進、そのまま養老沢線本道を進みます。と、簡単に述べますが、このような森のまっただ中の状況では、実はいくら地図があっても実際には意外と進むべき方向の判断に迷ったりするんですよね。一抹の不安を覚えながら森の中を進んでいきます。
の後、突然現れた後藤川に架かる橋を渡ると、水際ぎりぎりに進む川沿い区間が始まります。といっても流れはこのようなささやかなもので、それは沢といった方がぴったり。さらさらと流れる水の音を聞きながらの渓流コースがしばらく続きました。
くある林道のパターンとして沢沿いに下っていけば、その先が終点ということがあります。というわけで、事前情報によれば分岐が多く道筋が分かりにくいといわれるこの養老沢線で、この先の道筋がよく分からず多少の不安があっても、単純にこの流れに沿って川下へと進めばおのずと養老沢線走破となるはずでしたが、この林道ではそれはちょっと甘かったようです。その後しばらく後藤川に沿って渓流区間を進んでいくと…。
がて渓流沿いから離れてY字となった分岐が出現。ここは川沿いから離れたことで現在地がとても把握しにくくなっていましたよ。でも手持ちの県別地図では前述の大平牧野への分岐の次に現れるのは左折のピストンとなっています。直感的には左手に下っていく方向が養老沢線本道くさい気がするのですが、このような山奥で悩んでいても時間を無駄にするばかり。というわけでここは某マッ○ルさんの地図を信用して右折方向をチョイスしておくことにします。ちなみに、この分岐地点には一部の文字が消滅して判読不可状態となっている木杭タイプの林道標が存在しています。
→林道標を眺める!
→振り返る!
道標が左右のどちらを示しているのかがはっきりと分かれば、そちら側が支線であるということで問題はなかったこの分岐、そういう状況ではなかったため少し悩んでしまいましたが、結局なんやかんやでここは右折側に進路をとておくことにしました。
岐を左折すると連続した登り坂区間が開始。路面は固く締まっていますが、小砂利がまぶされた状態でややズリ気味でした。ダートはまともながらも両脇から迫る薮の繁茂によって幅員が狭められて、おそらく四輪同士ではすれ違いもままならない感じです。
→さらに養老沢線を進む!
→もう飽きた…
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