青岩林道/ Aoiwa

林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜　 青岩林道　 ［１］ ［２］

	津軽地方の中でも特に辺鄙な山中のピストン、人跡希な深部の末端区間で放置の状態が続く青岩林道。当然ながら車両の通行の痕跡は完全に途絶え、周囲に人の気配というものが全く感じられません。真夏の陽射しでダートは意外にも明るい雰囲気でしたが、その反面、ひしひしと感じてしまう隔絶感はかなりのものがありました。
	放置による物理的な荒れやガレといった路面の荒廃度は思っていたほどのものでもなく、オフバイクの機動力をもってすれば深刻なシーンはなかったです。したがって、放置系ピストンに場慣れしていない林道ライダーが立ち入って問題となるのは、ダートにはびこる薮と放置で廃れた雰囲気でしょう。ピストン嫌いな方には苦痛でしかないかもしれませんね。
	隔絶感抜群な廃れの雰囲気を味わいつつ前進しますが、どうやら青岩林道もかなり深部まで進んできたようです。それはこれまでの林道経験でなんとなく分かってくるものですが、やがてダートにはその先で薮に埋没、もしくは自然回帰していそうな予兆が・・・。
	「予感適中！」案の定、その先でダートは完全に薮に埋没していました。道筋そのものは僅かな痕跡を残してまだ続いていましたが、それは事実上の自然回帰状態。おそらくその末端地点まではあと僅かの距離と思われましたが、その「僅か」がいかんともし難い状況に・・・。というわけで、命あっての物種、津軽の人里遠く離れたピストン林道の草深さを身をもって実感したところで潔く青岩林道の探索は終了としておくことにしておきました。 →探索終了！ →その先の様子を眺める！ →振り返る！

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林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜