このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 袰部林道/ Horobe林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
袰部林道  [1] [2]
じみた濃密な樹林に覆われたかと思うと、上空がぱっと開けた区間が現われたりします。こういう場所は周囲が鬱蒼とした森に囲まれているだけに、なおさらその明るさが強烈で目が眩むほど。山林原野の森というと陰気なイメージを抱きがちですが、実はその逆な場合もよくあります。ぽっかりと上空が開けて陽光が降り注ぐ場所では、歓声をあげたくなるほどの明るくほがらかな雰囲気を覚えたりするんですね。林道でいきなり明るい区間に出ると、思わず「うおおーッ」っと叫んでしまうことってないですか?
はいってみても、このように鬱蒼と薮にまみれた区間では当然ながら暗い雰囲気です。というわけで、ここが袰部林道で最も草深かった区間。路面的にはオフバイクの機動力をもってすればほとんど問題なかったものの、薮と樹林の密林が放つ閉塞感が凄かった!
の後しばらく薄暗い薮じみた区間が続きました。閉塞感抜群な素晴らしい雰囲気であり、いつワダチが薮に埋没してしまうかとヒヤヒヤものでしたが、幸いにして薮まみれで廃道化という最悪な事態には至らなかった模様。まあ、こんな状況ですが、これなら終点の県248号線までたどり着くことができそうですね!
してまた上空がぽっかりと明るく開けた区間。路肩の薮は相変わらずでしたが、気がつくとダートはまともな状態に戻っていました。このように袰部林道では薄暗く薮むした区間と、明るい雰囲気のまともな区間が交互に幾度となく繰り返されます。
だし、まともとはいっても路面にはここ最近車両が通行した形跡がなかったなぁ。ワダチが風雨で完全に均されてしまった状態です。そんなダートにWRのタイヤ跡を刻み付ける喜びを感じつつ進みますが、最後に車両がここを通過したのはどれほど前のことやら・・・。
に明るく、そして時に薄暗い区間を交えてひたすら山林原野の森を進んでいきますが、周囲は常にこんな状況です。どこまで進んでもひたすら濃密な樹林が広がるのみ。大まかなコースは手持ちの地図で把握していますが、正直「ここどこ?」って感じです。
木と薮が濃密に絡み茂った薮のトンネルのような日陰地点では、地面の土が見えないほど雑草がはびこっていました。でも雑草が最大に勢いづく真夏という時季を考えれば、これはいたってマシな状態ですね。これも全然問題ないっス。
や、こんな所にも落石が! 一見して落石など発生しそうにもない何気ない地点でしたが、やはり林道といえば落石です。ごく小規模ながらもご覧の通りでした。雨で地盤が弛んで斜面からモサっと転がり落ちてきたのでしょう。
して袰部林道最大の魅せ場となる区間がここから始まりました。すなわち、予想もしていなかった展望区間がここから開始するんですね。この林道の最高地点は僅か海抜150mですが、いつの間にかそこまで登り詰めていたみたい。それは一般道からは絶対に望むことのできない、草深い袰部林道のダートを進んできた林道ライダーだけが眺められる素場らしい眺めですよ!
→展望を眺める!
らに進むとその景色を独り占めで存分に堪能できる最高のビューポイントが出現! 先ほどの地点では草木が視界に入って少し邪魔だったため、もっと良い地点はないものかとゆっくり前進していくと見つけちゃいました! 心が洗われるような男泣きに素晴らしいその景観、ここは多少無理をしてでも訪れるだけの価値はあるでしょうな!
→展望を眺める!
→展望を眺める!
→路肩を調べる!
も路面状況はやはり芳しくありません。涙が出るような素晴らしい景色を堪能していざ前進再開しますが、雑草むした路面にはすぐに倒木が…。この路面状況、「放棄」ではないものの「放置」の香りは強かったです。もちろん、あの倒木は強引にねじ伏せましたけど。
部林道唯一のビューポイントを過ぎると、今度は急激な連続した下りコースが開始しました。ここから終点の県道を目指して一気に斜面を駆け降りていく感じでしょうか。ダートは再び原野の森の鬱蒼とした雰囲気に包まれます。
してたどり着いた袰部林道の終点、すなわち県248号線への突き当たり地点です。先の見えない連続した下り坂を降りていくと、とあるカーブの先でいきなり現われました。どうやらダートは夏草に埋没することなくちゃんと完抜け状態が保たれていたみたいですね。広大な砂丘林の原野の森を抜けて無事に県道までたどり着くことができ、「これで探索終了!」と言いたいところですが、ここで由々しき緊急事態が発生!
や、やられた…!」なんと、県248号線の快適な2車線舗装路は目の前であるというのに、退出を許さない強固な鉄門が! ここを退出して最寄りのGSで給油しようと予定していたのですが、当てが外れてしまいました。ここから県道に出られないとなると、今来た道のりを延々と引き返す他ないのですが、それではどう見積もっても途中でガス残量が。これって林道探索では泣きたくなるようなかなり酷なピンチ状態。う〜ん、ヤベェなぁ・・・。
→ゲート脇を調べる!
思わせといて、さすがにそんな下手はしませんぜ! あはは、実は県道側の出口はす○抜け不可であることは事前リサーチ済みなんですね。というわけでこの袰部林道、県道側ゲートは万年封鎖中につき、アプローチは「野牛」地区からしかないみたい。それを知っておかないと貴重な探索時間とガスを無駄に喰ってしまいます。また、唯一の林道標はゲート脇の看板の足下に存在しているのですが、県248号線はガラガラのハイウェイ状態なので、よほど注意していないとその存在には気がつかないと思います。なお、県道は前方が尻屋、尻労方向、手前が小田野沢方向。
→探索終了!
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