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天津林道/ Amatsu | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2006.02.11 / No.C-008 |
[ 所在地 ]鴨川市 [ 状態 ]完抜舗装 [ 接続林道 ] 一杯水林道 ・ 奥谷林道 [ 分岐林道 ]- |
山並みの彼方に望める太平洋の眺望が素晴らしい |
麻綿原高原からやってくると、道が3方向に分岐しており、そのうちの1本がこの天津林道の起点となっています。残り2本は舗装されている奥谷林道と清澄寺方面へ向かう一杯水林道のダートです。しかしこのダートは東大演習林内を抜けているため、通年通行禁止で、いつ来てもゲートが固く閉じられています。初めて訪れると、どの道がどこへ延びているのか迷いがちです。ここでは天津林道からいきなり現れた1台のオフローダーが、ババババ…と、勢い良く麻綿原高原方面に走り抜けるのに出会いました。 | |
左手の舗装路が天津林道、右手に見えているのが清澄寺方面への一杯水林道の入口です。ゲートのそばにジェベルを止めて一服していると、ゲートの先から山師らしき中年の男が現れて、挨拶するでもなく、出し抜けに「あんた、このゲートを越えて来たのか?」と、ギラギラした視線でぶしつけな質問です。デジカメ片手にウロウロしていたので怪しまれたのでしょうか? ちなみに閉ざされたゲートにはジェベルが突破出来る隙間はなく、もちろん閉まっているゲートを破るつもりもありませんでしたが、相手の態度に合わせて「なに…? ゲートが閉まってちゃ、どう見てもバイクは通れないだろうな…」と返事をしておきます。男はこちらの態度に「うむ。今日は天気が良いな…」などと、とぼけた言葉で口を濁していましたが、すぐにそばに止めてあった軽ワゴン車でどこかへ立ち去りました。この先で何をしていたのか知りませんが、なんだかうさん臭い山師風の男でした。 | |
気を取り直してジェベルで出発です。眺望のきかない山中をブラインドカーブの連続で下って行きます。基本的にはこんな感じでダラダラと終点まで下り坂が続くコースになっています。 | |
舗装された路面はよく手入れがなされているらしく、車同士のすれ違いの待避所もありました。周囲は杉林に囲まれており、花粉症の季節は厳しそうな感じの場所です。 | |
ダラダラと山中を下っていきます。途中、前方左手に舗装された小さな分岐が現れましたが、道は何もなかったかのようにカーブを繰り返しつつ、まだまだ下っていきます。 →分岐に突入を試みる! | |
杉林の中、なぜか壁面をびっしりとをシダに覆われた区間には小さなコンクリ橋がありました。やはり、気候が温暖なのでシダ類も生い茂りやすいのでしょうか? | |
コンクリ橋の先は陽が差していて明るい雰囲気です。ポカポカと陽気も良かったので、とりあえず橋の欄干に腰掛けて一服しておきました。 | |
さらに下ると、道端に獣害除けの電撃ネットで囲まれた畑がありました。付近には鹿とかエテ吉が出没するらしいですが、なんだか本当に通電しているのか、なんだか触ってみたくなりました。 →電撃ネットに手を近づける! | |
この辺りの下り坂では、前方に太平洋が見える区間があって、眺めはなかなか良いです。この地点にも林道標がありましたが、ひょっとしたらここが終点なのでしょうか。ここから先には標識はありませんでしたが、よく分からないのでこのまま進んでみました。 | |
途中、道が二股に分かれていましたので、小さい方を進んでみました。天津の民家の隙間を縫うように延びていましたが、林道というよりは路地といった感じです。なんとなく違和感を感じつつも、ここまで来てしまったので、そのまま進みます。 | |
そのまま進んで密集した天津の家並みを通り、JR外房線の鉄橋下をくぐるとR128号線にぶつかりました。どこまでが林道であったのかよく分からなかったので、今回はとりあえずここを終点とみなして麻綿原高原へと引き返しました。 →探索終了! →引き返して奥谷林道に向かう! →引き返して一杯水林道に向かう! |
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