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 小仁田林道/ Konita林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2006.05.21 / No.C-034 
 [ 所在地 ]君津市 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ] 加勢林道
 ダート区間では鹿も出没、明るく穏やかな雰囲気の林道

465号線を蔵玉トンネルから七里川温泉方面へ進み、黄和田畑で右折、道なりに進むと現れるこの橋のたもとが小仁田林道の起点です。国道から外れてランダムに走っていたら遭遇しました。周囲はのどかな山里といった感じで特にこれといった物はありません。
→橋から川を眺める!
筋に点在していた民家が途絶えると、道は登り勾配になって杉林の中をくねくねと進んでいきます。それまでアスファルトだった路面が部分的にコンクリ路面に代わるなど、何となく林道のそれっぽい雰囲気がしてきました。でも、道なりに沿って電柱が立っているので、この先にも集落があることが想像できます。
配を登り詰めた地点に現れたコンクリ隧道です。ここでは特に分岐はないのですが、なぜか隧道入口に黄色と青の林道標識セットが設置されていました。
道を抜けてさらに進むと立派な鉄橋があり、山腹の谷間を流れる川を跨いでいます。谷底から橋上まではかなりの高さがあり、ここからの眺めはなかなかです。
→橋から上流を眺める!
→橋から下流を眺める!
橋を渡って森の中を進むと、やっぱり集落がありました。林道名になっている小仁田の集落で、その入口には誰が作ったのか、「Wellcome 小仁田へ」のお手製看板が掲げられています。ただの看板、と言ってしまえばそれまでですが、なんだか好印象です。 惜しむらくは、丸太の杭に掲げられた看板のその位置で、文字の一部が隠れてしまっているようです。
→看板の裏側を見る!
仁田の集落を抜けて再び山中へと進むと、行く手に現れるのが加勢林道との分岐です。右手が加勢林道で、小仁田林道は左手になります。切り開かれた山腹は、壁面をコンクリでびっちりと固められ、見事なまでに白一色です。ずっと以前に、こういうコンクリ風景を美としてとらえ、その写真を撮り続ける写真家をテレビで見たことを思い出しましたが、どことなく無機質な雰囲気の漂うY字路の風景でした。
→加勢林道に突入!
スファルトが唐突に途切れました。ここから先はダート区間のようです。直前のカーブを曲がって、ちょうどダートにXRを乗り入れた瞬間、エンジン音に驚いたのか、前方左手の空き地にいた鹿が右手の山の斜面に駆け込みました。この場所で何をしていたのかは分かりませんが、人間でもけっこう遠くからバイクの音は聞こえるはずなのに、いきなりの鉢合わせになるまで鹿が気が付かないとは…。やはり、鹿も人と同じで、意識していないと、聞こえるはずの音も全く聞こえなくなるのだなと、独り納得です。
→鹿の逃走した斜面をうかがう!
面がダートに代わるに伴い、道は急勾配の連続で一気に山腹を登っていきます。ダートはよく締まった砂利質で、たまに手入れがなされているのか、特に荒れた様子はありません。沿道は、木々が適度に伐採されているためか、陽差しがあって雰囲気的にも明るく、いい感じに適度なカーブもあって気分的にも楽しく進めました。
続する勾配を上り詰めると、ちょっとした広場のような場所にたどり着きました。道はこの広場で途切れており、どうらやここが終点のようです。周囲の眺望はあまりききませんが、ほぼ、山の山頂らしき場所で、広場の端には丸太などが置かれていました。
太の上から広場と、今来た方向を眺めてみました。さんさんとした陽差しが気持ちよく、耳を澄ませば野鳥の声も聞こえる静かな場所です。せっかくなので、しばらくゆっくりしようと思ったのですが、あいにく、なにか羽虫のような虫の大群がどこからともなく出現す。画像ではその姿を捉えきれていませんが、物凄い数です。アブやブヨはエンジンのような適度に熱を放つ物を好む、と何かの本で読んだ記憶がありますが、これはXRが呼び寄せてしまったのでしょうか? 幸い吸血性ではなかったので、痒くはなかったですが、よく見ると、夏場に出没するユスリカのように足が非常に長く、蚊を大きくしたような気色の悪い虫です。わ〜んわ〜ん、とまとわりつくのが非常にうっとおしかったので、残念ながら一息つく間もなく退散となりました。

余談ですが、キンカン(ムヒはしみないからダメ!)は夏場の林道探索では必須アイテムであり、夏場に地図とキンカンだったら迷わずキンカンを選びます。
→探索終了!
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