このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.06.03
No.C-045

渕ヶ沢奥米線■君津市 ■全線舗装 ■分岐→渕ヶ沢線・高山線・柚ノ木線
■国道410号線君鴨トンネル付近から奥米渓谷付近を結ぶ

 まったくもって走りやすいオンバイク向き舗装林道 

 ↓房総の山々を走り抜ける快適ルートです。ダート好みの方には物足り
  ませんが、オンオフ問わずに林道を楽しめます。


……こんな感じ……
■奥米渓谷側から入線すると、序盤から中盤にかけては、山の嶺付近の森の中を細かく蛇行を繰り返しながら進む。とはいえ、周囲の森の木々に遮られているために眺望はあまり望めない。途中、渕ヶ沢線を分岐後に現れる2本目のコンクリ隧道を抜けると、そこからは終点の国道口まで長い下り坂が続く。終点間近で柚ノ木線のダートを左手に分岐するが、このゲートは閉じられていることが多い。さらにもう1本、こちらも国道410号線につながるダートがその先から分岐しているが、これは頑丈なゲートで閉鎖されており、完全に通行不可状態になっている。舗装路面は走りやすくて快適だが、それでも春先や梅雨時には土砂崩れで通行止めになることもある。

■三島湖へと続く道(直進方向)から分岐している奥米渓谷側の渕ヶ沢奥米線の起点です。周囲には何もない鬱蒼とした山中の分岐点ですが、林道標識や看板があるので迷うことはないでしょう。ちなみに香木原線を鴨川道路方面から道なりに進むとこの場所にたどり着きます。
■林道標識の立つ起点の様子です。分岐直後からしばらくは緩いアップダウンと、こまめなカーブをが続きます。ちなみに、ここで撮影していると、後ろからやって来たマウンテンバイクの方に話しかけられました。実はここを訪れる直前に三間線を往復してきたのですが、三間線の急勾配をXRで登坂する姿を目撃したらしく、その先がピストンだったのか、それとも完抜けしているのかを尋ねられました。オフバイクだと分岐でも気軽に突入できますが、マウンテンバイクではそうもいかず、その苦労がしのばれまね。
■分岐直後の勾配を登ってしばらく走ると、眺望のきく場所に出ました。林道自体はこの付近では山の稜線付近を走っていますが、このように眺望の聞く場所はあまりないようです。
■その後、こまめにカーブを繰り返しながら進んで行くと現れるのがこのコンクリ隧道です。シーンと静まりかえった隧道内を軽快にエンジン音を響かせながら進みます。初夏の少し暑いくらいの陽気の中、ヒンヤリとした隧道内は気持ちがいいですね。ちなみに、隧道はこの先の渕ヶ沢線を分岐した先にもう1本あります。
■1本目の隧道を抜けて、しばらくすると現れる渕ヶ沢線との分岐地点です。渕ヶ沢奥米線は直進ですが、前方をよく眺めてみると看板があり、なんと、土砂崩れのため通行止めと記されています。どのような状態か分かりませんが、とりあえずここは迷わずに前進です。
→渕ヶ沢線に突入!
■さらに進むと、カーブの途中に剥き出し状態の巨大な白い岩壁がありました。XRの大きさと比較してみると、その巨大さが分かります。
■アスファルトの路面に拳大の岩がゴロゴロしていると思ったら、やっぱりありました。前方が土砂崩れです! よく眺めてみると、路面を埋め尽くす土砂はの堆積は数十メートル先ですが、こんな離れた場所にまで岩屑が転がっています。その衝撃でここまではね飛ばされたのでしょうか? 分かってはいましたが、ここまで来て引き返すのもダルイので、まずは現場の状況検分を行います。ちなみにこの時、土砂の反対側にはバックですごすごと引き返す乗用車の姿がありました。
→崩落現場を調べる
■ロスタイム40分、くぬぅ…。とにかく、渕ヶ沢線、国道410号線経由でやっと土砂崩れの反対側までやって来ました。で、こちら側には岩屑の散らばりがほとんど見られません。ということは、反対側に向かって土砂は崩れたのだな、などと考えながら現場を後にします。
■土砂崩れの現場を後にしてさらに進むと、ほどなく高山線との分岐地点にたどり着きます。ここまできれいに整備されたアスファルト路面ばかり走ってきたせいか、高山線の砂利ダートが何だか新鮮に見えて仕方ありません。写真ではうまく撮れきっていませんが、高山線の分岐はこの地点の右手にあります。土砂崩れの影響か、すれ違う対向車もなく、辺りは全く静かなものです。
→高山線に突入!
■高山線の分岐を過ぎてさらに進むと(進行方向は前方から手前です)左手に柚ノ木線の入口が現れます。この入口はここ数年の間は柚ノ木線延長工事のため、いつ訪れても鉄パイプで封鎖されていたものですが、 ようやくその工事も完了。現在(09年11月現在)は封鎖も解かれて自由通行状態になりました。
→柚ノ木線に突入!
■柚ノ木線の分岐を過ぎてそこからさらに進んだ場所に現れるのがこのゲートです。かつてはここから隧道を抜けて横尾線に接続(接続先は こちら になります)、国道410号線にアプローチできたのですが、残念ながらゲートは固く閉ざされており、突破はまず不可能状態です。この後もここが解放されることもないでしょう。ちなみに、国道側の林道標識はこのゲートのすぐそばにありました。
→ゲートの様子を眺める
■ゲートを過ぎると終点はすぐその先です。ちょっと走ると周囲の森が途切れ、前方に国道410号線の2車線道路が現れます。その突き当たった場所が終点になっています。国道側から入線すると、先ほどのゲートのある地点まで行かないと林道標識もなく、また、目印もないため、国道を飛ばしていると入口を見落とす可能性もありますので、注意してください。
→探索終了!

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