探索日 2006.06.10・ 2013.03.10（完抜け後の再探索）
No.C-049

……こんな感じ…… ■山中線から分岐している、半ダートのピストン林道。その入口には簡易鉄パイプ柵が置かれており、一見すると工事中のような雰囲気でもあるが、訪れた時にはその気配は全くなかった。起点である山中線との分岐地点には林道標も設置されておらず、右折するコンクリの簡易舗装路が緩い上り坂となって続いている。その後、路面はコンクリ舗装が途切れて砂利ダートとなり、下り坂へと転じるが、あっという間に山中の何もない場所で唐突にエンドになってしまう。全線に渡ってほぼカーブが連続し、山影で先が見えないだけに、どこまで続いているのかと期待を抱いてしまうが、その延長距離はほんの僅か。突入者はその期待を見事なまでに裏切られてしまう。

	■山中線にある豊岡線の入口です。見た目はどこにでもある名無し支線のような雰囲気で、しかもコンクリ舗装されており、あまり突入心の湧きそうもない感じになっています。さらに、ここにはお約束の黄色い菱形もありません。速攻通過してしまいそうですが、これ見よがしにででんと道を塞ぐ簡易鉄パイプ柵に無性に敵愾心がメラメラと燃え上がり、ここは何が何でも突入します。で、帰宅後に調べてみたところ、豊岡線であると判明しました。山中線を訪れたことのある方ならば、この分岐にきっと見覚えがあることと思います。
	■分岐地点から延びているコンクリ舗装をたどると、ほどなくして道は下り坂に転じています。梅雨時の雨風に吹き散らされた小枝の散乱する簡易舗装を進むと、意外なことに舗装が途切れて砂利ダートが現れました！　開設されてまだ日の浅い林道であるためか、敷かれた砂利はまだ踏み固められてはおらず、少々浮き砂利っぽくはありましたが、問題はなさそうです。いい感じの展開で現れた砂利ダートは逆Ｓ字カーブを描いて山の斜面を下っています。
	■う…ッ！　砂利ダートのカーブを曲がった先に再び現れたコンクリ舗装に嫌な予感を抱きつつ、さらに進んだその先にあったのは、いきなりの行き止まりです…。そこは山中の下り坂の袋小路のような感じで、周囲には何もなく、ここから先へと林道が延びるような気配も今のところは全く感じられません。ただ1本の山道が森の中へと延びているだけでした。 山中線との分岐地点からはアッという間の距離であり、楽しいも何もありません。「なんだよこれ…」と思いつつ、仕方ないので今来た道をそそくさと引き返します。 →探索終了！ →無謀にも山中への突入を試みる！ →引き返して山中線へ向かう！