このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.07.02
No.C-058

田取線■富津市 ■半ダート ■分岐→豊岡線
■県道182号線志駒付近から県道88号線戸面原ダム付近を結ぶ

 舗装とダートはほぼ半分、ガレも無いのでまったりとした感じで楽しめる 

 ↓県道182号線から進むとすぐにダート区間が楽しめます。切り通しの連続す
  る走りやすいダートで、ゆったりとした雰囲気で楽しめるでしょう。


……こんな感じ……
■山一つ鋏んで並行して延びる県道182、88号線を連絡して山中を横断する半ダート林道。両県道を結ぶ近道的存在で、ダート区間は県道182号線側の入口から少し進んだ地点より途中の「富津市民の森」まで。路面状態について、はややラフな区間も見受けられたが、ほとんど踏み固められた走りやすい砂利質なので、特に問題はない。コース的にはここまでが登りで、そこから先は全て下り舗装路となる。ダート区間はダラダラ登って舗装区間では一気に下る感じと思えばいいだろう。峰越えしているため眺望がききそうな感じもするが、残念ながらあまり望めない。なお、ダート区間では延長工事中の豊岡線を分岐しているのも見逃せない。

■田取線の県道182号線側の入口です。志駒付近で県道から折れて、右手の志駒川の流れを渡って少し脇道に入ったこの地点にひょろっとした林道標が設置されています。県道沿いにただ走っているだけだと見つからないので注意してください。確か、このすぐそばに土地の野菜とか土産を売っている土産小屋があったと思います。
■ひょろっとした林道標の立つ地点から舗装路をたどって登り坂を進んでいくと、路肩右手に青い林道標が再び現れます。周囲は森の木々に覆われて何も見えませんが、何となく山の中に向かっていることだけは分かります。ここからまだ少しだけ舗装区間が続きます。
■舗装路に沿ってそのまま前進すると、山の斜面の裾に田圃が広がっているこの地点でダートが始まりました。逆S字でなだらかに山の斜面に沿って登坂しています。ダートの路面は砂利質で、それなりに交通量もあるようで、しっかりと踏みしめられているので、ここは走りやすくなっています。
■田取線は県道182号線から、山一つを鋏んで並行している県道88号線を連絡しており、そのため、平坦路はほとんど無く、途中の峠地点までは登り勾配が連続します。進むにしたがって、いつしか山の斜面を掘削した切り通し区間が連続するようになりますが、切り立った切り通しの壁面はなかなか迫力があります。基本的には眺望はあまり望めない田取線ですが、あえて眺望以外の見所を挙げるとしたら、この切り通し区間といったところでしょうか。
■ダート区間が始まってから一気に登坂してきましたが、山の峰付近に差しかかったのか、ここまでやって来るとやや勾配が平坦っぽいゆるい感じになってきます。探索時には路肩の藪が除草されていたので、幅員がとても広く感じられ、固く踏みしめられた砂利ダートをなかなか爽快に駆け抜けることができました。路肩に藪が繁っていると、隠れてしまって分かり難いかもしれませんが、この区間も一応切り通しになっているようです。
■山肌の木々でややトンネル状態になった快適ダートが僅かな区間続きます。ここは山肌の鬱蒼とした森の中を抜けていますが、山の峰付近にあたるため、雰囲気的には明るい感じがしています。特に荒れやガレも無くて走りやすい田取線のダートですが、おそらく、この区間が全線中で最も走りやすく、爽快な区間だと思います。ただし、その距離は短いですけどね。
■ゆるい登り坂の快適ダート区間をさらに進むと、再び勾配角度が増してきました。山頂付近の山肌を大きく切り崩したような地点を左回りで回り込むようにして登坂していきます。ここでは路肩右手の木々が少し薄くなるので、一応、数少ない眺望ポイントになっています。
→景色を眺める!
■山肌の眺望ポイントを過ぎると、ややジメッた暗い雰囲気の直線区間が現れますが、この区間のみ路面が土質になっています。梅雨時や雨天時などでは湿った感じになっていそうですが、その距離も短く、ヌタなどはないので、ほとんど問題はないでしょう。
■ややジメった区間を抜けると、路面は再び砂利ダートに戻って進行方向右手にコンクリ舗装の分岐が現れました。ここは豊岡線で、その先は山中線から分岐しているピストンの 豊岡線 (林道標無し)の終点とを結ぶ林道掘削工事中になっており、鉄柵で一応封鎖されています。ちなみに、田取線ではここが駐車ポイントになっているのか、よくこの場所に乗用車が駐車しているのを見かけます。
→豊岡線に突入!
■豊岡線の分岐を過ぎて少し進むとダートが途切れて舗装路が現れました。田取線のダート区間はここまでで、 これより先の県道88号線接続口までは舗装路が続きます。この場所はアマチュア無線の中継場所に適しているのか、よく分かりませんが、探索時にはアンテナをピンピンに立てた家族連れのバンが路肩に停車していました。
■そのまま舗装路をすすむと前方に道を跨ぐ赤い鳥居が現れます。ここは「富津市民の森」になっていて、キャンプ場や巨大滑り台などもあるらしいですが、林道自体はこの辺りが峠になっているようで、ここより先は下り坂が終点まで連続しています。この舗装区間では行楽客の乗用車ともたまにすれ違うので、ブラインドには要注意です。
■鳥居を過ぎると、細かく蛇行したかなりの下り坂がしばらく続きます。ここでは途中で路肩右手に東屋があり、なかなか良い眺めを堪能できますが、林道自体はこんな感じで切り通しの下り坂になっており、ここを下りきれば終点です。
→景色を眺める!
■意外と長い舗装路の下り坂を下りきって県道88号線に突き当たれば、そこで田取線は終点です。すぐそばには林道標も立っているので、県道88号線からアプローチしても入口に迷うことはあまり無いと思います。
→探索終了!

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