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探索日 2006.09.02
No.C-128
草川原線 | ■君津市 ■全線舗装 ■接続→片倉三石線 ■君津市「草川原」地区より山中に延びる |
ヤマビルがはびこる鬱蒼たる房総の森を味わいたいならうってつけ! |
……こんな感じ…… ■亀山湖そばの三石山付近の山深い山中に延びるピストン舗装。入線直後に現れる隧道を抜けるとその先の沿道には鬱蒼たる森が広がり、ジメジメとしてやや暗めな雰囲気に。僅かな登り坂も見られるが、ほぼ平坦コースで全線舗装につき路面的な荒れは皆無であり、車両の通行がほとんど無いためアスファルトには苔がはびこる。房総の山中の鬱蒼たる雰囲気を味わいたいのならうってつけの1本だろう。ただし、当然ながら眺望的なものは望めず、またこの付近は大量に「ヤマビル」が出没する危険地帯でもある。コース的には険しさの見られない当林道ではあるが、舗装の途切れる終点より先には廃道化した不気味で危険な道筋がさらに続く。 |
■君津市の亀山湖の背後に位置する三石山(281m)は標高こそ高くないですが、この付近は房総でも特に自然色豊かでかつ奥深い深山地帯であり、ちなみに千葉県では名の知られた万年閉鎖の郷台林道もこのエリアに延びています。そんな山中へと延びているのがこの草川原線で、亀山湖から三石山にある「三石山観音」へと延びる片倉三石線を進むと、途中の左手にひっそり目立たずに起点の林道標(ただし文字は完全に消滅して判読不可)が存在。片倉三石線から分岐するとすぐに隧道をくぐってスタートしています。なお、探索時には鉄柵で簡易的に封鎖されていましたが、これはこの先にある台風によって崩壊してしまった三石山観音へと続く参道にハイカーが立ち入らないようにするための処置だったらしく、よって封鎖は一時的なものであったのかもしれません。 →起点を振り返る! →付近を調べる! | |
■隧道を抜け(進行方向は手前)ました。直線なので出口が見えていますが、意外と長く感じる隧道です。ちなみに分岐元である片倉三石線は当林道を分岐後、前方の入口から左手に登坂しつつ回り込んで隧道の上を右手方向に抜けています。 | |
■隧道を抜けるとやけに苔むした路面が続きます。その苔むし具合には放置の香りも感じられましたが、入口にて簡易封鎖の処置がとられていたこともあって、車両の通行は久しく完全に途絶えている様子でした。周囲にはジメジメとした雰囲気が漂っています。 | |
■沿道にはかなり重厚な山深さが展開、これは山の険しさというよりも奥深さを実感してしまう光景です。先述の隧道を挟んで人里と隔絶されているような感じでしょうか。距離的にはそのようなこともないのですが、とんでもない山の奥までやって来てしまったような気になりました。 | |
■苔が路面を覆い尽くしていた直線区間です。いかにもジメジメとしていてヤマビルが出現しそうな地点であり、ここではこうして撮影している僅かな間にも、XRのシートには頭上から落下してきたヤマビルが…。なので、いくら自然好きでも森の中に立ち入ることは止めた方がよいですよ。 | |
■ヤマビル落下地点を過ぎてさらに進むと、左手(進行方向は前方)に三石山観音への参道入口が現れました。ここには木製の立て札が設置されているのですぐに分かります。草川原線に立ち入る一般車があるとしたら、おそらくそれは登山道じみた参道目当てのハイカーしかあり得ないでしょう。 →参道を眺める! | |
■で、参道分岐地点を過ぎて少し進むと舗装が途切れて終点とおぼしき地点に行き着きました。おぼしき、というのは実はこの先にもまだ道筋が左手の看板の脇からさらに続いているのですが、そこは完璧に荒廃し尽くしてまともには進めない状態に。その先の様子がとても気になるところではありますが、草川原線の終点は事実上こことみて間違いないでしょう。 →探索終了! →引き返して片倉三石線に向かう! →無謀にもその先へと突入する! →徒歩にてその先へと突入する! |