このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.09.09
No.C-139

西嶺線■鴨川市 ■半ダート ■接続→小倉松森線
■小倉松森線から分岐して鴨川市西町「仲根」地区とを結ぶ

 薄暗い簡易舗装区間も存在するが、尾根筋区間で山岳ダートを堪能できる! 

 ↓ダートは尾根筋区間に集中、適度なガタガタ感と明るく開けた雰囲気の良さ
 が魅力な1本です。半ダートであるのは惜しいですが、機会があればぜひ!


……こんな感じ……
■小倉松森線から分岐して山裾へと下る完抜けの半ダート。分岐元である小倉松森線は全線舗装に加えて接続する郷台線へは抜けられないので、その存在価値は低いが、当林道は虫食いながらも小気味の良いダートが現役で存在するため、その存在価値は高いと言える。小倉松森線側から入線すると前半は尾根筋コースが続き、後半は山腹の薄暗い森の中を舗装路主体で下ることになるが、お目当てのダート区間は前半に集中。明るく開けた山岳ムードの漂う開放的なダートランが楽しめるだろう。路面は固く締まった砂利質で多少のガタガタ感があるが、それも楽しいくらい。道すがらの展望などは全くきかないのは残念だが、雰囲気の良さがそれを補ってくれるだろう。

■小倉松森線から分岐して山裾の県181号線方向へと下っていく西嶺線の入口です。分岐元である小倉松森線は万年封鎖ゲートで完抜け不可能状態にあるため、小倉松森線を「和泉」方向から進んできた場合は同じ道をそのまま引き返すか、もしくはこの西嶺線に入線することになります。ただし、小倉松森線は全線舗装、西嶺線は半ダートであるので、みすみす西陵線に入線しないという手は考えにくいでしょうけど。
■で、小倉松森線から分岐直後の様子です。林道舗装率の高い千葉県にあって、入線直後からいきなり砂利ダートが開始しているとは、なんとも嬉しい展開ですね。やはり林道はこうでなくては。それでは、いざ突入せん!
■小倉松森線側から入線すると、入口地点がすでに標高の高い山の尾根付近に位置しているため、上空が開けた明るい雰囲気の平坦がかったコースが続きます。路面は先述したように砂利質ですが、固く締まっているのでズってしまうことはないものの、若干のボコボコ感がありました。ただし、荒れというにはほど遠いので、ここではその振動がかえって心地良いくらいでしょう。
■そんな心地の良いダートが入線するとしばらく続きますが、残難ながら途中にはこのようなコンクリ簡易舗装区間も存在。ここは何故に舗装されているのだろう? と思ってしまいますが、気にしても仕方ありませんね。
■コンクリ打ちっ放しの簡易舗装区間はさほど長いものではなく、しばらくするとご覧の通りダートは復活しますが、コース的にはこの辺り付近から下り坂が始まります。と同時に、林道開設時に道を通すために切り崩した、絶壁のような山肌の壁面が路肩沿いに連続して現れ始めてきました。XRの大きさと比較すると、その規模の巨大さが分かるというものですが、この壁面の光景こそが西嶺線の特色であると言ってもいいでしょう。なかなかの迫力です。
■そして極めつけがこの切り通し地点です。ダートの両サイドには恐ろしいほどにそそり立つ垂直な壁面が! ここでは道が右にカーブしているため、こうしてあらためて眺めてみると前方視界にはコンクリの壁しか入りませんよ。同じ房総林道でも路肩の山側がこのような絶壁巨大壁面となっている箇所はも他にも存在しますが、両脇がこのような状態にあるのは、この西嶺線くらいかと。
■上記の絶壁状の切り通しを抜けて前進します。コース的に山の尾根筋に延びるため、隧道や迂回路を設けることも叶わず、このように切り通しを設けているのでしょう。心地よいダート共に西陵線の見所になっています。
■切り通し区間を抜けると、ダートは尾根筋から離れて山腹の杉の森の中へとかなり急な下り坂で一気に駆け下っていきます。それと同時に沿道の雰囲気は、これまでの爽快な尾根筋コースとは一変して薄暗いものとなり、路面もこの区間は再び簡易舗装化されていました。
■きれいに枝打ちされた杉がびっしりと立ちそびえる植林地帯を下って進みます。その後もう一度だけやや短めなダート区間が現れますが、ここは年中ジメジメとしているようで、探索時は快晴にもかかわらず、少々タイヤを取られてしまいそうなヌタヌタとした地点もみられました。
→周囲を眺める!
■短い最後のダート区間を抜けると、山裾に展開する藪のような鬱蒼とした雑木の森へと下っていきます。以降は幅員も両脇を雑草に囲まれてぐっと狭くなり路面は簡易舗装されているとはいえ傾斜角度が大きいので、下り時には落ち葉やコケによるスリップへの注意が必要かと。
■連続する下り坂をその後しばらく進むと、やがて前方に森が開けて畑や宅地が見えてきます。ここまで下ってくれば西嶺線の終点はもう間近です。ちなみに、遠方に見えている高層建築物の位置する辺りが鴨川シーワールドの所在地となり、太平洋の海岸線になっています。
→?!
■そしてたどり着くのが逆Y字のようになったこの地点。山の尾根筋から一気に下りきったここが西嶺線の終点であり、林道標もきちんと設置されています。以降はそのまま直進しても、鋭角に左折しても県181号線に抜けられますが、付近一体は碁盤の目のように道路が交差しているため、そのまま県道方向に進むのならあまり迷うこともないですが、逆に県道からここを目指すとなると、やや分かりづらいかもしれません。
→引き返して小倉松森線に向かう!
→探索終了!

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