このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.02.24
No.C-140

荒木根線■いすみ市 ■半ダート
■「荒木根」地区から「勝浦ゴルフ倶楽部」とを結ぶ

 途中で短いダート区間を挟んでゴルフ場内部へと延びる完抜け林道 

 ↓そのほとんどは舗装されていますが、後半にはこのようなダート区間も残さ
 れています。通行規制されているため、人気はなくしっぽりとした雰囲気に。


……こんな感じ……
■いすみ市荒木根地区から勝浦市との境にある荒木根山(157.8m)の山腹を回り込むようにして延びる半ダート。荒木根地区側から入線すると、少し進んだ地点に鉄パイプ式、終点地点にチェーンゲート式のゲートがあって、そのほとんどが封鎖状態にある。これは林道の終点がゴルフ場施設内に位置しているためと思われるが、防御力は低いので荒木根地区側からならすり○けが可能。コース的には薄暗い雑木の森の中をダラダラとなだらかに登り坂が続き、道すがらの展望も全く望めない単調気味ではあるが、後半にはダート区間も存在する。ダートそのものはなかなか良い感じだが、その長さは短めとなっているのが惜しまれるところだろう。

■県84号線沿いの「荒木根」地区にあって、地名がそのまま林道名となった荒木根線の入口です。県道から少し引っ込んだ周囲に田圃の広がる何気ない民家脇に林道標はぽつんと存在、少々傷んでヤレたひし形がイイ感じに。ただし林道区間はご覧の通り、一般道と何ら変わりない舗装路でスタートしていました。
→起点を振り返る!
■林道標の設置された起点を後にして進むと、舗装路は田圃脇を大きく回り込んで前方の丘陵の森に向かって緩い登り坂で延びています。ただし、ここにはその森に差しかかる手前地点には鉄パイプで組まれた柵があるのですが、それはただ置かれているのではなく地面に固定して設置されており、一般車両の通行は制限されている模様。「こんな林道で前進不可を喰らうとは…!」との意外な驚きでしたが、特に「通行止め」とか「通行禁止」といった類の看板は無く、左手の土手がスカスカであったので、ここは失礼してすり○けさせていただくことに…。
■鉄パイプゲートを過ぎると雑木林のような森の中へと進んでいきますが、舗装路面には所々で落ち葉が吹き溜まりのように厚く堆積、薄緑色にコケが生えている箇所もあるようです。通行規制がなされていることから、永らく放置状態が続いた結果でしょうか?
→路面状態をよく眺める!
■雑木の森には房総ならではの密度が濃くて1本1本が極太な竹林地帯も有り。何となくジメジメと湿気が多そうで昼なお薄暗い暗めな雰囲気が漂います。こんな場所で用もないのに立ち止まっていると、ぷ〜んと藪蚊に喰われそう…。
■あ、倒木です! 車両の通行が途絶えた林道では倒木はよくある事ですが、なんと、左手の山肌から倒れてきた灌木の先端が右手の竹林にうまい具合に引っ掛かったらしく、路面中央で直立していました。一瞬、それは「地面から生えている?」と思ってしまいましたが、ここは舗装されているのでそんなわけありませんね。このような不自然なスタイルの倒木は初めてですよ。
■藪山のような山中を蛇行しつつ舗装路は続きます。道すがらの展望などは全くきかず、どこまで進んでも似たような光景がダラダラと続きました。もちろん、すれ違う対向車などは皆無です。
■再び落ち葉の堆積した路面状態です。風で吹き寄せられたのか、それとも雨天時の雨水できれいに寄せられたのか、まるで砂地の風紋のように落ち葉がきれいに堆積していました。それらの中には既に半腐葉土化している箇所もあるようで、それらを畑にでも蒔いたら良い肥料になりそうです。
■「あ、ダートだ!」落ち葉の吹き溜まった舗装路を黙々と前進することしばし、なんと、行く手の舗装が途切れてダート区間が現れました。ここはオール舗装であると思っていただけに、なんとも嬉しい展開となりました。沿道のやや暗めな雰囲気に影響されて、低めとなっていたテンションがこれで一気に回復です!
■薄暗い森の中に延びる舗装路はなんとも味気ないですが、それがダートとなれば話は別です。幅員も広くて荒れもなく、かつなだらかな全くもって走りやすいダートは、沿道に広がる雑木の森の雰囲気との相乗効果でしっぽりとした心地良いものに! ダート区間の延長距離の短さを度外視すれば極上ともいえるのですが…。
■残念ながらダート区間はしばらく進むと終了、再び舗装路面が現れてしまいます。そしてそこには忘れ去られたかのように、淋しくぽつねんとひし形が立っていました。なので、「ここが終点?」と思ってしまいますが、林道区間はこの先にもまだ続いています。
■短いダート区間が終わって再び舗装路をたどって前進すると、やがてコンクリ隧道が現れますが、その入口の手前には左手へと下って延びる名無し線の入口があります。それはちょうどガードレールが途切れた地点にあり、よく見ればそれと気が付きますが、まあ、たいていはそのまま通過してしまいがちに。ちなみに名無し線は途中がヌタヌタで山道化していて通行困難ですが、コース的には山田線の入口へとつながっています。
→名無し線に突入!
■そしてこれが名無し線の分岐地点のすぐ先に現れるコンクリ隧道。内部は直線で出口も見えているので、そのまま一気に通り抜けてしまおうと思って進んでみると…。
■なんと、コンクリ隧道の出口には一本のチェーンが! そしてその前方には林道標が設置されており、どうやら隧道を抜けた地点が荒木根線の終点になっているようです。ただし、そのチェーンゲートの存在によって僅か数メートルを残して全線走破はできない状況にある模様。といってもこれは厳密に林道標脇を終点と見なした場合ですけどね。
■荒木根線の終点になっているコンクリ隧道出口を少し引いた地点から眺めてみると、ここの状況はよく分かると思います。この出口地点は「勝浦ゴルフ倶楽部」の敷地内にあって、舗装路のすぐ脇にはグリーンの芝生がが広がっており、そのまま前進してしまうのはちと後ろめたい気がするかもしれません。ちなみに、ゴルフ場の中を構わずに下っていくと県174号線に出られますが、途中では走行するカートに出会ったり、何事かとこちらを凝視するプレイ中のゴルフ客の視線に晒されることもあります。道がゴルフ場内部を抜けてつながっている以上、不必要にウロウロしなければ咎められることもないと思いますが、ここは一気に駆け抜けてしまった方がいいでしょう。
→周囲を眺める!
→探索終了!

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