このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 真行寺林道/ Shingyoji林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.18 / No.C-200 
  現状ではなぜここが「林道」とされているのか理解に苦しむ田園地帯を行くのどかな1本


↑平野部の忘れ去られた林道の典型的な1本とも言える真行寺林道。いわゆる林道臭は皆無です。せめてもの林道標の存在もないし…。
R「成東駅」近郊に存在する全線舗装の完抜け林道。県118号線と平行するコースで畑地が広がる田園地帯のに僅か1キロ弱の延長距離で延びている。起点終点共に林道標の類は設置されておらず、また、部分的に1本道の途中の区間のみが「林道」とされているため、正確なその場署を把握するのは困難かつ、その存在にも気がつきにくい。酔狂で訪れてみても、おそらく林道探索欲が満たされずに消化不良に終わる可能性は大。林道としての実態は生活道路兼農道といったところである。

 [所在地]山武市
 [路面状況]全線舗装 / 完抜
 [コース]「野堀」地区から「真行寺」地区とを結ぶ

武市のJR総武本線「成東駅」からほど近い「真行寺」地区から「野堀」地区とを結ぶのが真行寺林道。山武市の林道はその全域に散らばるように存在しているため、それらを一網打尽に探索するのはなかなか難しく、そういった理由で延ばし延ばしにしていたのがこの林道です。くわえて真行寺林道に林道標は存在していません。というわけでなかなかアプローチしにくいのですが、今回は比較的分かりやすい真行寺側から入線してみました。
東駅から県118号線を八街方向に進むと、1.5キロほどの地点に「真行寺バス停」があるのでそこで右折(上段画像の右手地点)します。そのすぐ先に「真行寺公民館」がありますが、その前の変形十字路を登る形で路なりに直進してください。目印としては路肩に「関東ふれあいの道 成東城趾公園 2.8KM」の道しるべです。
民館腋のヘアピンカーブの坂道を登り詰めると、路肩が膨らんだ地点が現れます。これより先が林道となるのですが、先述したように林道であることを示す証は何も存在していません。事前情報がなければ、この先が林道であることは絶対に分かりません。
点であるのか終点であるのか区別のつかない杉林の中の林道開始地点から進むと、すぐに一面に畑の広がった平地に出ます。そこを突っ切るように一直線に真行寺林道の舗装路は延びていますが、沿道にはただ畑が広がっているのみ。ここ、雰囲気は農道ですね。
→付近を調べる!
沿道にはトウモロコシやキャベツ、インゲン畑が広がり、いわゆる「林道臭」はまったく感じられません。付近には郷土史マニアが喜びそうな遺跡があるのみでWRもつまらなそう。でも仕方ありません。ここはれっきとした名のある「真行寺林道」なので…。
→付近を眺める!
どかな畑地の中を進みます。ごくごくたまに乗用車が通りますが、それは近在の方限定といったところです。なのに、ここではなんと1台のオフバイクとすれ違いました。林道標も存在せず、幹線道路から外れたこの真行寺林道でまさかすれ違うとは! まあ、「林道」目当てであったかどうかは不明ですけどね。
→風景(左手)を眺める!
→風景(右手)を眺める!
どかな田園風景とポカポカとした春の陽気でどこか眠気を覚えるような真行寺林道でしたが、さらに少し進んだ「野堀」地区と「戸田」地区との境界地点で林道区間は終了。もちろん終点を示す林道標など望むべくもないですが、それでもここは木更津市の管轄する林道であることはまぎれもない事実です。頭では分っていても、正直気持ち的には「この舗装路、本当に林道なのか…」との思いを払拭しきれなかった真行寺林道の探索はここまで。
→探索終了!
→振り返る!
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