このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 嶺岡林道/ Mineoka林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.10.19 / No.C-203 
  のどかな風景の広がる日本酪農発祥の地をゆくが、路面は全線舗装状態に…


↑フル舗装林道なので察して知るべしですが、酪農のさとを訪れるのであれば酔狂でついでに立ち寄ってみてもいいかもしれません。
らわしいが、房総でよく知られた嶺岡中央林道とは異なる南房総市の完抜け林道。日本酪農発祥の地である「酪農のさと」の入口が林道の起点にもなっているのが特徴だ。酪農のさと敷地内から背後の丘陵を登り、酪農農家の脇から下りに転じるとすぐにR410号線に突き当たって終点となる。酪農の地らしく沿道風景はのどかで牧歌的だが、残念ながら路面はフル舗装状態に…。また延長距離も短くあっという間に走破してしまう。林道標は酪農のさと側にのみ存在する。

 [所在地]南房総市(旧丸山町)
 [路面状況]全線舗装 / 完抜
 [コース]R410号線「入宇田(酪農のさと入口)」から
      R410号線「茂沢(茂沢バス停脇)」とを結ぶ

の林道の名は嶺岡林道。房総ではよく知られた嶺岡中央林道ではありません。ちなみに、嶺岡中央林道は嶺岡林道と略して呼称されることがよくあり、したがってその名を初めて聞いた瞬間、「嶺岡中央林道と間違えているのだろう」と思ったものですが、さにあらず。嶺岡林道は存在していましたよ。場所は南房総市のR410号線沿いにある「酪農のさと」。ほれ、酪農のさと入口のあそこに黄色いひし形があるじゃないですか!
してこれが嶺岡林道の入口正面。観光スポットである酪農のさとの入口がそのまま林道の起点となっています。ちなみに、酪農のさとは休日ともなれば二輪をはじめ、一般観光客も多く訪れます。ゆえに林道標にデジカメを向けてウロウロしていると、「やつはなにをやっている?!」といった一般観光客の好奇の視線が集中します。 
農のさと入口に入ると正面にメイン施設が現れ、その先が3方向に分かれています。すなわち、左手は駐車場へ、右手は牧場区画へと続き、施設のすぐ左を抜けて登り坂となっている中央方向が嶺岡林道。ちなみに、ここで牧場区画にデジカメを向けるのであればなんら違和感はなく自然な行為となりますが、林道標や立ち入る者はだれ一人いなかった林道区間の坂道を撮影していると、それはかなり不自然な行為に見えてしまうことは言うまでもありません。やっぱり一般観光客の視線は痛かったです。あはは…。
→牧場区画(右手)を眺める!
倉時代に源を発し、かつて安房の戦国大名「里見家」も軍馬生産を行っていたという由緒ある日本酪農発祥の地でもある「酪農のさと」ですが、ここを訪れたのはあくまで未知なる嶺岡林道を探索するため。せっかくなので牛乳でも飲んでいこうかとも思いましたが、今回はやめておきました。観光客の視線から逃げ出すように嶺岡林道行く手の坂道をかけ登ります。
農のさと敷地内から続く舗装の坂道を登坂して進みます。勾配区間はちょっとした杉の木立を抜けていきますが、山林といった雰囲気ではありません。丘を登っていくような感じでしょうか。なお、ダートは当初から期待はしておらずに諦めています。
道を登り切ると明るく開けた畑の脇に出ました。一応、ここは嶺岡山地と呼ばれていますが、山地というほどの険しさはありません。付近はなんとものんびりとした牧歌的なのどかな雰囲気が漂う丘陵地帯です。林道も里山のよくある田舎道といった風情でしたよ。
→右手の畑を眺める!
→左手の畑を眺める!
どかな畑沿いにさらに進むと酪農農家が現れます。林道から見えていた牛舎の中では数頭の乳牛が眠た気にまどろんでいましたよ。飼料用のサイロも見えていますね。探索時にはミルク出荷用のタンクローリーも止まっていたんだっけ。
農農家を過ぎると嶺岡林道の舗装路は下りに転じました。やはりのどかな風景の中を下っていきます。それにしてもここが「林道」であるとは! でも、それを知っておられる住民の方ってどれくらいいるのしょうか。
、そのままとても林道には見えない舗装路を250mほど下っていくと…。
R410号線に突き当たって嶺岡林道はエンド。ただし、酪農のさと側の入口とは異なってここに終点を示す林道標は設置されていませんでした。ゆえに、国道を走行中にここが林道の出口であると事前情報無しに気がつくことはまず不可能です。というわけで嶺岡林道の探索はここまで。そして紛らわしいですが、ここは嶺岡中央林道ではないので念のため。
なみに国道から林道出口を振り返るとこんな感じです。林道標が存在していないため、まったくそのようには見えませんが、ここの目印は1日2本の(館山駅〜細田)の館山日東バスの「茂沢バス停」ですよ。なお、画像では国道前方が「酪農のさと」方向であり、酪農のさとを過ぎてそのまま進むと右手に 嶺岡中央2号林道 が、左手に 嶺岡中央1号林道 の入口がすぐに現れます。
→探索終了!
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