このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.08.12
No.C-087

嶺岡中央2号線■鴨川市 ■全線舗装 ■分岐→貝渚線・川代仲線・川代仲線・白滝坂本線・熊取線
■鴨川市「太海」地区とR410号線とを結ぶ

 ここがダートであったなら…最高のロケーションが惜しまれるスカイライン 

 ↓快晴時には眺望が望めて爽快に、霧がかっていればどことなく荒涼とした雰
 囲気が味わえる2号線。千葉県エリアで全線舗装が最も惜しまれる1本かも。


……こんな感じ……
■房総半島を鴨川から富山へと横切る、いわゆる嶺岡中央林道を構成する1〜4号線の太平洋に面した鴨川寄りの区間。海岸間近の太海地区から住宅地を抜けてなだらかに登坂、その後は丘陵地帯の尾根伝いに軽くアップダウンを繰り返しつつ、 R410号線に接続している。コース的には極上ストレートが続くが、路面は全線舗装済み。かつてのダートも今では恰好のサイクリングロードといった趣は否めないが、所々で望める眺望は相変わらず素晴らしい。区間順でいえば1号もしくは4号が妥当だが、なぜか2号線と名付けられ、続く1号線へは自衛隊専用道路を経て接続する。なお、そのいずれも舗装済みだが、麓からの連絡道を兼ねた支線林道を多く分岐する。

■嶺岡中央林道…かつてはダート区間の存在していた当林道も今では完全舗装となりました。どちらかといいえば、バイクで走行するよりも、サイクリングロードといった趣が強くなった嶺岡中央林道ですが、太平洋側の鴨川から2号線、1号線、4号線、3号線の順に東京湾に面した富山までほぼ4分割で延びています。というわけで、嶺岡中央林道の探索は、鴨川市の太海地区から始まる2号線でスタートします。
■R128号線と県34号線の交差点から、 海岸寄りに少し進んだ地点にある起点の林道標を後にして坂道を進みますが、しばらくはどこにでもあるような住宅地の中を抜けています。全くなんて事のない市道のような感じですが、まあ仕方ないでしょう。途中にあるこのY字は左折です。
■Y字を左折して少し進むと民家がまばらになってきました。どことなくそれらしい雰囲気になってきたようで、舗装路は僅かに登り坂となって直線的に延びています。なお、この辺りで支線である貝渚線がR128号線に向けて分岐しているらしいですが、林道標は存在せず、また本道からの分岐は全て一般道じみた舗装路なので見分けがつかないし…。
■さらに進むと道端の民家は途絶え、別の意味で夜道の怖そうな寂しい感じの舗装路が続きます。途中のこの地点には重複する形で青と、黄色の2枚の林道標がありました。ここまでは住宅地っぽい場所を抜けているので、雰囲気的にはここが起点っぽい気もしますが、とにかく先へと進みます。
■その後しばらくすると左手に民家が立っていて、その前には左折する舗装路があります。実はこれをたどると、丘陵の斜面に広がる閑静な住宅地の中を抜けてR128号線と県34号線との交差点近くに出られますが、そこには厳重な鉄パイプ柵が…。嶺岡中央2号線の本道からここを左折する必要は全くありませんが、逆に県道から2号線への近道を狙って住宅地の中を抜けてやって来た場合、本道を目の前にして引き返すハメになるので注意してください。
→付近の眺望を眺める!
■嶺岡中央林道は1〜4号を通して無数の支線を分岐(ただしほぼ全線舗装)していますが、2号線からは貝渚線(林道標無し)、川代仲線(至県89号線ルート)、川代仲線(至県34号線ルート)、西の谷大田代線、熊取線の5本の支線が分岐しています。 ここで左手に分岐しているのは県89号線沿いの仲町地区へと延びる川代仲線で、路肩には林道標も設置されています。ただし、残念ながらサビの侵食が酷くてその文字を確認することはできません。ここに文字の消滅した林道標が設置されていることに気が付いている方も多いと思いますが、林道名の文字が消滅しているためか、ほとんど省みられることなく無視されているようです。ま、舗装路だしね。
→川代仲線(至県89号線ルート)に突入!
■そしてその先の地点にあるのが県34号線方面の川代地区へと抜けている、これも川代仲線の分岐です。 先述の錆びた林道標の立つ川代仲線と同名林道ですが、こちらはその別ルート。ただし、この分岐地点には林道標は設置されておらず、その終点に設置されています。
→川代仲線(至県34号線ルート)に突入!
■嶺岡中央林道の走る嶺岡山系は、房総半島を横切る山と言うよりもなだらかな丘陵で、標高はおよそ120〜360メートル位です。それでもガスがかった霧が発生すると、周囲の景色が隠されてご覧の通りに深山幽谷とした雰囲気に。単に視界がきかないだけという見方もありますが…。ちなみに、この付近にはかつてニッケル採掘場があったらしいです。
■沿道の所々にポツンと現れる別荘とおぼしき建物を眺めつつ、なだらかなストレートを進むと右手に下る白滝坂本線の分岐が現れます。ここには林道標が設置されており、わずかに辛うじて林道名を確認することができました。ちなみに左手の柵の先には、丘陵の裾に広がる曽呂川沿いの平野を一望できるビューポイントの広場があります。
→眺望を眺める!
→白滝坂本線に突入!
■鴨川方面からやって来ると、起点からなだらかな登り坂で丘陵部の尾根まで上り詰めると、その後は尾根沿いに軽いアップダウンが続きます。白滝坂本線の分岐を過ぎてさらに進むと、今度は左手に下る熊取線の分岐が現れました。 これは山裾に並行して走る県34号線方面への連絡林道であり、 このように嶺岡中央林道ではダラダラとした1本道を強制的に走り続けることなく、飽きたならば、いつでも県道へとエスケープできるようになっています。
→熊取線に突入!
■熊取線の分岐を過ぎると、その後しばらくして県道方面へと下る横T字路がありますが、ここは直進します。なお、付近の右手方面には嶺岡浅間(335.6m)があり、 地形的には房総半島を横断する嶺岡中央林道のピークの一つになっていますが、あまり実感はできません。
■横T字路を直進してそのまま進むと、道はやがて下り坂となってR410号線に合流します。行く手に道標の看板と林道標が見えてきたら、嶺岡中央2号線の終点はもう間近です。
■2号線の終点になっている国道との合流地点を振り返るとこんな感じです。この地点は正確には国道を斜めに横切る 十字路 になっていて、続く嶺岡中央1号線へ進むには国道を横切って直進します。ここは現地に立てば必ず分かりますが、一時停止を忘れずに。さもないと死にますよ…。
→探索終了!
→嶺岡中央1号線方面に進む!

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