このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 廐屋台林道/ Umayadai林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.05.29 / No.C-221 
 [ 所在地 ]富津市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 前半と後半で雰囲気が一変するが、いかにも房総らしい草深いダートで楽しめる!

こ数年、林道標(ひし形)の更新設置が行われている千葉県内の林道。林道標が存在していない場合、実は「林道」であってもただの「名無し系」との区別が付かないといった深刻な弊害があるのですが、それがここ最近目立って解消されつつあります。館山自動車道と富津館山道路が接続する「富津竹岡IC」にほど近い白狐(びゃっこ)川流域地域もそんなエリアで、以前はこの付近の林道といえば白狐川上流の 東奥野林道 しかないと思われていましたが、当サイトでその定説を打ち破り 奥野林道 を紹介したのは2年前(2014)。そして現在、白狐川流域ではその動きを受けて、未知なる林道がさらに確認されつつあるんですね。廐屋台林道もその1本であり、富津市竹岡「上白狐」地区にあるここが林道起点への入口です。
して廐屋台林道起点への入口で振り返ってみるとこんな感じ。富津竹岡ICから東奥野林道へと向かう場合に通ることになる、インターを右折した先で1車線となった道が再び2車線に戻る地点です。前方に見えている黄色い標識地点の左側からやってくる来ることになるんですね。ただし、廐屋台林道の起点は上白狐の集落を抜けた先に位置するため、現状でもかなり気がつきにくいかと。なお、集落入口の目印は お地蔵さま ですよ。
白狐の集落の民家脇を通り抜けると、やがて鋪装が途切れて路面はダート化。そこが廐屋台林道の起点でした。ここはちょっと 気がつきにくい 場所であるだけに、ポツンとたたずむひし形を目にした瞬間、思わずニヤリとしてしまいます。
っそく廐屋台林道のダートに乗り込みますが、草むしたワダチダートの雑草のグリーンが見た目にも美しく、路面はそれでいながら走りやすいフラットな状態でした。淋しい荒れ地の脇をとくに問題もなく進んでいきます。
の後、草ボーボーな荒れ地の脇をカーブで回り込んでいきますが、前進するにつれてどこか農道くささが感じれれるような感じられないような・・・。次第にフカフカ気味へと変化する路面のためでしょうか。林道沿いの荒れ地は、おそらく放棄されたかつて水田跡。現在でこそここは「林道」ですが、本来は農道であったような気がしてやみません。
ても千葉県とは思えない、どことなく北方の地を思わせる荒涼とした荒れ地に延びる一筋のワダチダート。最近草刈りが実施されたらしく、くっきりと道筋が続いていました。とくに暗さも感じられない静寂な雰囲気、房総の林道ではなかなか得難いかもしれませんが、その一方でここは夏場には薮が凄いことになっていそうな予感・・・。
かし、それでもここは房総林道。荒れ地沿いに進んでいくと、決して明るいとは言えない鬱蒼とした雰囲気が目立ち始めてきます。ある程度の予想はしていますが、徐々に本性を現して草深くて薮っぽくなってくるんですね。
して差しかかるT字の分岐。左折側は名も知れぬ小さな沢沿いに山林の奥へと向かい、右折側はさらに荒れ地に沿って延びているみたい。もちろん道標があるはずもなく進むべき方向に迷いましたが、とりあえず荒れ地沿い進む右手へとWRを進んでみます。
→左折側の様子を眺める!
「や、やられた!」こちらが廐屋台林道の本線かもしれないと睨んでT字の分岐を右折してみたものの、すぐに路面は泥質へと急激に変化。僅か数十メートルほど進んだ地点で行き止りとなってしまいました。しかも、酷いヌタまみれであったその末端にはイノシシ捕獲用の罠カゴが据えられており、そこにWRを反転させるだけのスペースは無かったです。久方ぶりに手押しバックを強いられる予感がびんびんな状況でした。
→景色を眺める!
→罠カゴを眺める!
考までに末端地点で振り返ってみますが、こんな感じで唐突にダートは途切れてしまうんですね。幅員は狭く路面は土質でスリッピー。そしてジュクジュクな荒れ地に面した危うげな路肩・・・。これは「しまった!」と思いましたが、そこにWRを反転させるだけのスペースは無かったです。結果、リアが路肩からずり落ちないよう慎重かつゆっくりと、後方に向かって手押しバックを強いらました。しかし、軽量かつ身軽なWRでよかったぜぇ!
してなんとか切り返し可能な地点まで手押しで後退、前後に細かくピストンさせて切り返します。もしもここが急な勾配の途中であったならば、かなり厄介な状況でしたが、そうでなかったのは幸いでした。まあ、初めての経験というわけではないものの、久方ぶりに陥ったこの状況に苦笑するしかなかったなぁ。
んなこんなでT字の分岐地点まで戻ってきました。幅員が狭くてオフバイクでの反転すら困難な行き止り状態となっていた右折側ですが、当てが外れて廐屋台林道の本線ではなかった模様。なので今度は左折側へと進んでみることにします。
字の分岐を左折して右手に沢を眺めながら少し進むと、ダートは堤のような橋で沢の左岸へと取り付きます。ここまでは土質路面で山道じみた雰囲気ながらも、難なく普通にやって来られるのですが、その先の区間はちょっと様子が異なっています。
を渡るとダートは登り坂となりますが、それと同時にあれよあれという間に路面は草ボーボーな状態に激変! 雑草に隠された路面もかなりフカフカで、これはもう車両の立ち入りがすでに途絶えている状態かと・・・。
ほどの右折側とは異なって、道筋がすぐに途切れてしまうことはなかったですが、その代わり雑草の繁茂が著しかったです。そしてその下に隠された土は「路面」というには、いささか柔らかすぎる状態。もっさりと対親に絡み付くような軟弱っぽい感触にゾッとさせられますが、車両の通行が途絶え、はびこる植物の根でほぐされてしまったのでしょう。晴天時でこの状態なので、雨が降ったら近づかない方がいいかもしれませんよ。
んな状況で雑草まみれのダートを登って進むと、やがて路肩が膨らんで小さな広場のようになった地点に到着。相変わらず地面の土が全く見えていない草ボーボーな状態であり、ここが廐屋台林道の末端、すなわち終点であると思ってしまいますが・・・?
はそうではなくて、広場と思われた地点から右へと直角に折れて、さらに10メートルほどダートが続くんですね。そして右に曲がった直後に再び沢を渡ったこの地点が廐屋台林道の終点らしかったです。でもここは終点でよくある回転場にはなっておらず、左右に道筋が分かれるT字分岐の形となっていました。林道としての終点はおそらくここだと思われますが、道筋は2手に分かれてなおも続いていたんですね。ただし、その先はマニアなハイカーの領域。廐屋台林道の探索はここをもって終了としておきました。
→探索終了!
→振り返る!
→右折側を眺める!
→左折側を眺める!
→付近を眺める!
トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください