このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.12.24
No.F-006

小名沢線■古殿町 ■全線ダート ■接続→大根屋敷線・馬場林道支線2号
■入道地区から大根屋敷、馬場林道支線2号との三又地点を結ぶ

 ダラダラと細かくカーブを繰り返して徐々に登坂するフラットな砂利ダート 

 ↓路面的にはとても穏やかなダートです。道すがらの景色にあまり変化はない
 ですが、しいて言えば岩壁むき出しの切り通しがあるくらいでしょうか。


……こんな感じ……
■県道135号線から分岐、並行する形で山腹に延びるダート林道。大根屋敷線、馬場林道支線2号との接続地点まで細かく無数のカーブを繰り返し、全線に渡ってなだらかな勾配が続く。終点である三又地点から先は林道名が変わるが、実質的には大根屋敷線を分岐しているだけで1本道になっている。そこには林道標もなく、それは馬場林道支線2号の終点であるT字路まで進んだ地点になぜかある。したがって、本林道が馬場林道支線2号と区分されているのか、もしくは新旧2つの名称があったのかは定かではない。それはともかく、コース的には路面は砂利質フラットダートで走りやすいが、眺望のほとんどきかない似たような景色がダラダラと続く。

■県道135号線入道地区にあるにある小名沢線の入口です。舗装県道から目立つ形でダートが分岐しているのですぐにそれと分かりますが、やたら標識類が設置されているのに、なぜかここには「小名沢林道」の標識だけはありません。ちなみに県道の舗装路面が濡れているのは、早朝の朝霧のためです。なお、すぐそばには入道温泉(鉱泉)がありますが、朝夕の寒さの厳しいこの時季、日帰りでここまでやって来るタフさなどあるはずもなく、ここは温泉宿での侘びしい一夜を過ごして(でも位置的には最適です)のスタートとなりました。
→標識を調べる
■県道の舗装路からすぐに始まる登坂ダートを右折して少し進むと遮断棒式のゲートがありました。幸い、「ゲートオープンッ!」なんてコトしなくてもここは最初から開いていたので、そのまま進めます。なお、良くあるパターンで、ひょっとしたら起点から少し進んだこの地点に林道標があるのかとも思いましたが、ここにもありません。気にはなりました(小名沢線の林道標はこの先で接続している馬場林道支線2号の起点にのみ存在します)が、ここはそのまま先へと進みます。
■杉林の中を断続的に続く坂道を登坂して進むと、青いトタン吹きの小屋がありました。林業系の資材小屋でしょうか? 路面はフラットな砂利質で走りやすかったですが、探索前日に降った雨のため濡れており、早くも足回りは泥はねでぐちゃぐちゃです。
■小名沢線は、全体的なコースとしては起点から終点に向かってほぼ直線的に延びています。地図上で眺めるとストレートっぽい区間も結構ありそうに見えますが、実際には小さなカーブが細かく無数にあるため、実走するとそういったようには感じません。緩いカーブの登坂路がどこまでも連続しているといった感じです。
■山肌の斜面に沿ってダラダラと標高を稼ぎつつダートが延びています。基本的には周囲を杉の木に囲まれており、道すがらの眺望はほとんどききません。時折、こんな感じに路肩の木が伐採されて視界が開けている区間があるくらいです。視界が開けているといっても、そこに見えるのは谷を挟んだ向こう側にある山の斜面だけですけどね。
■思い出したようにややキツめのカーブも現れますが、それでもこんな程度で、九十九折りのような急カーブはないようです。砂利ダートの路面も固く締まっており、意外とハイペースで進めるのですが、折りしも探索時は雨天後。調子に乗っているといきなり現れる水溜まりを避けきれません。それなりの装備はしているので汚れても実被害はないのですが、やっぱりね…。雨天後はそういう意味で神経を遣います。
■似たような景色が続き、無数に細かくカーブを繰り返して進むので、どれだけ前進したか距離感が掴みにくいですが、路肩の森の切れ目から谷向こうの山を眺めると、その位置関係から徐々に標高が上がってきたことだけは分かります。こういうところで「あとどれくらいだろう」と地図を眺めてみても、正確な現在地が分からないので、あまり意味はないようです。ふと現在地が気にはなりましたがここは道なりに進むしかないですね。
■おや、とあるカーブの途中に看板がありました。それによると「間伐促進施業試験地 人工林の間伐を促進するために効率的で安全かつ低コストな間伐方法を研究しています。また、間伐を進めることで、木材資源として間伐材を安定的に供給していくことを目指しています。設定・平成7年度 場所・古殿町大字松川259わ1林小班  林令・平成8年4月現在 スギ26年生  関東森林管理局 森林技術センター」とのことですが、同時に付近の地図も記されており、そこに「小名沢林道」の名も記されていました。間伐の説明云々はともかくとして、ここで初めて林道名が確認できます。こういう類の看板はよく見かけますが、そういう意味でやはり役立ちますね。これでスッキリしました!
→地図を確認する
■間伐林の説明板を過ぎてさらに進みます。相変わらず杉林の中を抜けていきますが、「なるほど、この付近の杉林がきれいに立ち並んでいるのは、ちゃんと間伐されているからなんだ!」などと思いつつ…、ということもなくここは単純にダートに沿って走るのみです。さっきの看板の説明、速効で忘れちゃいました。
■その後少し進むと、鋭角に切り返す登坂ダートが分岐しているこの地点に行き着きました。左手に切り返しているのは大根屋敷線(だいこんやしき)です。で、直進方向は確証はないのですが、馬場林道支線2号になっています。というのも、ここを直進して進むと最終的にはT字路に突き当たりますが、その手前のゲート脇に「馬場林道支線2号」及び「小名沢林道」の林道標がなぜか同じ方向を示して設置されています。想像するに、小名沢線と馬場林道支線2号は、それぞれ対面する形で開設されたピストンであったものが、その後の延長工事で1本につながったため、当初は「馬場林道支線2号」の林道標だけであったところに「小名沢林道」の林道標が追加されたのかもしれません。ここは実際には1本道であり、現時点では正式にはその全てが小名沢林道となっているのか、それとも途中で林道名が区別されているのか、だとしたらどの地点でなのかは、もはや知るすべはありません。よって、当サイトでは暫定的にこの地点を両林道の境としておきました。というわけで小名沢線の探索はここまでです。
→探索終了!
→大根屋敷線に突入!
→馬場林道支線2号に突入!

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