このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.06.17
No.F-007

乙次郎支線■楢葉町 ■ピストンダート ■接続→乙次郎線
■乙次郎線から分岐して山中へ向かう

 マディなダートをたどった先は残念ながら復旧工事で通行止め… 

 ↓行く手を工事車両に阻まれて今回はここで前進を断念です。荒れた土質ダー
  トもけっこう楽しかったりするのですが、ここは復旧完了を待ちましょう。


……こんな感じ……
■乙次郎線本道から分岐してスタート、左右にカーブを繰り返しつつ連続勾配が続くダート林道。山の山腹を切り開いた樹林地帯行くコースで、周囲の木々に覆われた路面は薄暗い雰囲気になっている。路面は土質でボコボコとした起伏が見られ、探索時にはさらに大雨の影響でクレバスも発生していたが、部分的には細かな砂利も敷かれるなど、定期的に整備がなされている模様。ただし、雨天時や雨後の路面が濡れた状態では少々ヌタ質となってしまうので注意したい。なお、見落としてしまったのか、入口付近を探したが林道標は見あたらない。

■乙次郎線から分岐する乙次郎支線の起点です。付近には林道標も無く、一瞬、ここは林業系の名無し林道と思いがちですが、林道名はさらに進んだ地点で判明することになります。訪れたのはちょうど梅雨時。幅員こそ広いものの、起点から奥の様子を眺めてみたところ、みるからに泥まみれとなりそうな雰囲気です。ポツンと置かれた鉄馬が目に付き、突入は遠慮しようかとも思いましたが、なんとなく吸い込まれるような感じで探索開始となりました。
■梅雨時のダート林道はやっぱり大荒れです。起点から緩やかな勾配を登坂して進むにつれ、路面のクレバスが目立つようになってきました。乾いた状態でのクレバスは山岳林道などではよく見かけますが、ここでは半ば沢と化した激しい流れがダート路面の中央を見事に引き裂いています。うっかりハンドルを取られて落ち込まないように細心の注意を払って前進します。
■この区間のダートは小砂利の敷かれたフラットな状態でいかにも走りやすそうですが、梅雨時の大雨後はご覧の通りです。この亀裂、遠目で見るとあまり分かりませんが、深さは30センチほどはあるでしょうか。雨水が濁流となって勢い良く流れていました。こんな所にハマり込んだら、転倒は、免れてたとしても引き揚げるのにいい汗かくこと間違いなしですね。
→さらに詳しく亀裂を調べる
■クレバス地帯をなんとかやり過ごし、細かなカーブでさらに登坂しながら進むにつれて路面は土質に代わりました。部分的にはヌタ状態になっており、なかなかイイ感じで走行に緊張が伴います。で、幾つ目かのカーブを曲がった地点に看板が掲げてありました。「乙次郎林道乙次郎支線災害復旧工事」と記されています。ここ最近、全国的に降り続いた大雨でこの乙次郎支線もヤラれてしまい、この奥で復旧作業を行っているのでしょう。道理で、やけに路面がわだち跡でこねくり廻されていたり、クレバスがありまくっていたわけです。ま、そのおかげで林道名が判明したわけですが、この先の様子が少々心配になりました。
■ダートは相変わらずの土質ですが、さらに進むと踏み固められたよう路面が締まり始めてそれまでのヌタ状態はなくなりました。多少のぶよぶよ感はありますが、ここにきて大分走りやすくなってきたようです。ここでちょっと一服、改めて周囲を眺めてみますが、山腹を切り通しで掘削して施設した林道からは周囲の木々が邪魔をして眺望などは全く望めません。
乙次郎支線■ああ、やっぱり…。どうやらここから先が災害復旧工事区間のようです。行く手はダンプやバンで塞がれていて、どうにもこの先には進めるような雰囲気ではありませんでした。梅雨時の林道は荒れや工事で塞がれている場合が多く、ま、残念ですが、諦めるより仕方ありません。林道自体はまだまだ続いているような感じでしたが、今回はこれにて探索終了としておきましょう。
→諦める…
→引き返して乙次郎線に向かう!

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください