このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.05.03
No.F-017

魔ヶ倉支線■浪江町 ■全線ダート ■接続→魔ヶ倉線
■魔ヶ倉線から分岐して山中に延びる

 走行困難な末端区間のガレが惜しまれるが、本道よりも走りやすい 

 ↓今にも崩れてきそうな崖崩れ地点に厚く堆積した砂礫が迫力です。末端区間
 は酷くガレてはいるものの、そこまではいたって走りやすくなっています。


……こんな感じ……
■魔ヶ倉線から分岐している支線のそのまた支線林道。始終、緩やかな登り坂で山中に延びているが、その末端区間は雑草まみれのガレ道と化しており、終点まで進むことは現時点では困難となっている。途中、数カ所において小規模な崖崩れ箇所があり砂礫が散乱する場面も見られたが、路面は基本的には土質でありながらも、探索時には乾ききっていたせいもあってかとても走りやすくなっていた。山深い山中に延びるため景観的なものは望めないが、雑木の森に延びるダートの雰囲気は明るめ。ピストンにありがちなジメジメとした暗さはなく、晴天にさえ恵まれればまあまあといったところか。強いて挙げる見所は砂礫の堆積した崖崩れ地点となる。

■三程線より分岐する魔ヶ倉線からさらに分岐している魔ヶ倉支線の入口です。魔ヶ倉線を道なりに進むとT字路に突き当たり、その右手が林道標のある起点になっています。入線直後の路面は本道である魔ヶ倉線と同様に、雨天後にはヌタヌタしていそうな土質ダートではありましたが、雰囲気的にはこちらの方が明るい感じがしていました。
■入線早々、いきなり砂礫が堆積した土砂崩れ地点です。左手の剥き出しの岩肌がパラパラと崩れたのか、辺り一面細かな岩屑と砂礫まみれになっていました。幸い、通行スペースは確保されていたので特に問題はなかったですが、ここは現在も土砂崩れが極スローペースでとまさに進行中といったところでしょう。でも、いかにも林道らしくて良い感じです。
■広葉樹というか、雑木の密生した森の中を緩くカーブしつつ、土質のダートが延びています。周囲は新緑の緑一色であり、真夏であれば草いきれでムンムンしていそうですが、時季的にはまだ気温はさほど高くないので、不快を感じることもなく清々しい雰囲気でした。
■さらに前進します。ダート自体は意外としっかりとした感じで荒れは見受けられませんでしたが、ここ最近は車両が進入した形跡はほとんどない様子。タイヤ跡などのワダチもはっきりとは残されておらず、路面全体が踏み跡もなく均されているような感じでした。
■距離は短いですが、ちょっとしたストレート区間もありました。梅雨時には水溜まりや泥ハネで足回りがベトベトになってしまいそうな気もしますが、探索時には路面は完全に乾燥きっていたので、滑らかなアスファルトのような走りやすさに! なお、画像には待避所を示す標識がありますが、もはやどの地点がそうであるのか全く分からなくなっていました。
■うお、岩屑と砂礫まみれの切り通しが現れました。両脇の崖が細かく崩れて物凄いことになっています。埋まっては掘り起こし、また埋まっては掘り起こすの繰り返しで通行スペースを確保しているのかもしれませんが、両脇から今にも崩れてきそうな、まるでアリ地獄の底にいるような雰囲気でした。でも、こういう地点は絵にもなるし、なんといってもその荒々しさがたまりません。
→周囲を眺める!
■ちょっとした峠のようになっている砂礫まみれの切り通しを過ぎると、下り坂になってダートはさらに延びていましたが、心なしか路肩の藪が勢いを増してきたような気が…。ダートの自然消滅、もしくは放置系状態を予感させる光景ですが、とくに支障はなかったのでそのまま前進してみます。
■「むぅ、やはりな…」その後、僅かな距離で路面は一気に草むしてしまい、と同時に拳大の岩コロの散乱するガレ道と化してしまいました。道筋そのものはまだ先がありそうでしたが、まともに進めるのはここまで。これ以上進んでみてもリスクが増大するのみで得るところは少ないと判断、ここはあえて身を引くことで魔ヶ倉支線の探索を終了としておきました。
→探索終了!
→引き返して魔ヶ倉線に向かう!
→振り返る!

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