このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
本名津川線 | →本名津川線・Page1へ |
■この付近から本格的に登坂区間が始まりました。ダートはここまで来て土質っぽいものへと変わったようです。でも基本的には固く踏みしめられているため、走りにくいことはありません。所々路面に頭をつきだした岩コロに乗り上げないように注意していれば問題はないでしょう。 | |
■ただし、 1ヶ所だけ危険なトラップがあるので注意してください。この側溝、登りカーブの手前で路面を斜めに横切っています。ともすれば溝に沿ってハンドルを取られてしまうので、少々跨ぎにくくなっています。それでも登りはまだいいのですが、下りで勢いづいて前輪が溝にはまりこむと、窪みに沿ってズルズルと左側の絶壁へと強制転落させられる恐れがあります。 | |
■ダートを進むにつれてS字カーブの九十九折り登坂が連続するようになってきます。新潟県との県境まではこの九十九坂を越えればさほど遠くはないはずですが、この区間で一気に標高を稼いでいるようでした。シフトは2速程度でゆっくりと登坂します。 | |
■ここのところ晴天が続いたため、ダート路面も乾燥しており、土質の影響はほとんど受けませんでした。それでも路肩の部分はジュクジュクになっていましたが、道幅がかなりあるのでなんの心配もありません。探索時はまだこの辺りは寒いかな、と思って少々厚着をしていたのですが、照りつける太陽の陽射しで汗ダラダラです。どうも寒暖の差が極端なようで、寒さ対策が裏目に出てしまったようでした。余りの暑さに耐えきれず、ここでウェアの下をTシャツ1枚に変更です。 →周囲を調べる! | |
■九十九坂区間を抜けてかなり高所まで上がってきました。急カーブはなくなりましたが、それでも緩いカーブで登坂区間はまだまだ続いています。ここではそのカーブを曲がるたびに残雪の残る山の山頂が見え隠れしてとても良い感じです。 →眺望を眺める! | |
■景色がよいのでちょこちょこ足止め喰らって全然先に進めません。ま、それはよいのですが、それにしても虫が酷過ぎ! 少し立ち止まると、どこからともなく蚊のような(刺しはしなかった)小虫がわ〜ん、わ〜んとまとわりついてとてもうっとおしいです。それでも無視していると、あっという間に物凄い数に増殖して虫柱ができてしまいました。吸血などの実害は無かったですが、どうやら、自然のきれいな場所ほどこういった虫がいるみたいです…。 →振り返る! | |
■雪山を眺めながらさらに登坂すると、危惧していたとおり、ちらほらと路肩に残雪が目につき始めました。よく眺めてみると、その端からポタポタと滴が垂れており、急激に溶けているのは分かりますが、 それでも完全に消滅するのはやはり6月後半くらいだと思います。日中は暑くてもやはり朝夜は寒いですからね。 →眺望を眺める! | |
■あ〜あ、急カーブの吹き溜まりのような場所に残雪の壁です…。しかもけっこうな傾斜地点です。ここまでは車のわだちもありましたが、この先へは車では不可能でしょう。でも、よく調べてみると右側のヌタヌタな路肩に一筋のタイヤ跡が! ヌタも嫌ですけど、ここで引き返すのはもっとイヤなので、先人の方のわだち跡に励まされて、ここは先へと進みます。 | |
■ヌタにタイヤを取られてエンストからのスタック…、よくあるパターンですが、先述の残雪の吹き溜まりではそのようなこともなくあっけない感じでパス。吹き溜まりを越えた先にも残雪はありましたが、こんな感じで問題ありません。ただし、冬季の積雪で痛めつけられたのか、やや路面はガレた感じになっていました。 | |
■直線区間とカーブの組み合わせ区間が続きます。路面は相変わらず登坂しており、小さな岩石混じりでガタガタとして走りにくいですが、カーブを過ぎるたびに「フッ、意外と大したことないな。この分ならひょっとして県越えできるんじゃない?!」と、甘い期待を抱きます。 | |
■やはり残雪は左側の路肩の影になった斜面に溜まりやすく、陽の当たる右側はすっかり溶けている様子です。雪解け水でそれなりにぐちょぐちょではありますが、これならなんとか先へと進めます。「フッ、もしかして自分が今年初の県越え?!」根拠のない大胆な妄想に勇気づけられて、ここは一気にアクセルを開いてその先へと突入します! | |
■でもやっぱり先へ行くほど残雪の帯が嫌な感じで広まってきてしまいました…。勢いでこの地点までやっては来ましたが、やはり先の様子が見えないカーブを調子に乗って先へ進むのは危険だと思います。Uターンできずに身動きとれなくなったら、もうエンド…。ここは徒歩で偵察するのが上策でしょう。 →周囲を調べる! | |
■むぅ…。物凄い厚みの残雪です。この時季で残雪がこれほどだったとは…。これ、溶けきるには相当な時間がかかりそうです。路肩に通り抜けスペースがないかと調べてみましたが、無駄でした。例のタイヤ跡もやはりここで消えています。この先のカーブの所で斜面が崩れているのか、特に残雪の厚みが増しており、徒歩でも進むのは危険でしょう。ちなみに、強引に県越えしてもその先で路面が崩落している(帰りに出会ったブルドーザーの方に聞きました)ので、復旧相成って完抜けできるのはやはり秋口くらいかも知れません。残念ですが、山の冬はまだ終わっていなかったようです…。 →諦める… |