このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.03.21
No.F-048

高房線■いわき市 ■半ダート ■分岐→カオス沢線 ■接続→上市萱馬場平線
■県135号線と上市萱馬場平線とを結ぶ

 路面状態は落ち着きなく目まぐるしく変化、僅かにガレた半ダート 

 ↓途中でなぜか舗装が現れてしまうズルズルとした砂利質区間では小規模なク
 レバスも出現、ダートは僅かにガレた趣もありますが、まあ許容範囲内です。


……こんな感じ……
■県135号線側から入線すると、カオス沢線を分岐してしばらく進んだ地点までは舗装区間に、以降はダートになっている完抜け林道。舗装区間では沿道に僅かながらも民家が存在して生活道路を兼ねているが、鬱蒼とした植林地帯に延びるダート区間では車両の通行はごく希なのか、場所によっては路面も少々ガレ気味に。このダート区間の延長距離はあまり長くはないが、路面状態が目まぐるしく変化するので、それはそれで楽しめる。部分的に見られるガレもストレスを感じるほどでもないだろう。ただし、探索時には、ダート開始地点直前の舗装のアスファルトが黒光りする真新しい状態であったことから、当林道は徐々に舗装化されつつあるのかもしれない。

■県135号線から分岐して上市萱馬場平線とを結ぶ林道高房線の県道側入口(左手方向)です。分岐元の県道は幅員もいたって狭く県道とは名ばかりなので、「ここも舗装林道だ」と言われれば信じてしまいそうな雰囲気ですが、幸い、ここには路肩の藪に半ば埋もれた形で林道標が存在するので、左折側が林道であると知ることができます。
■県道からの入口から行く手を眺めてみます。ひょっとしたらダートかな…、と思ったものの、その先に延びていたのはアスファルト路面の下り坂。ダート率の高い福島県にあっても、舗装されているところはやはり舗装されています。
■入線直後に始まる降路を下って少し進むと、やがて前方の田圃脇にY字路が見えてきます。左手はカオス沢線になっており、こちらに進めば県20号線に抜けられますが、高房線本道は右手です。ちなみに、ここにはカオス沢線の林道標のみが設置されています。
→カオス線に突入!
■坂を下りきってカオス沢線の分岐を過ぎて田圃脇ののどかな舗装路を進むと、やがて路肩左手になにやら巨大な古木が現れました。XRの大きさと比較するとその巨大さが分かります。これはヤマザクラの古木で、いわき市の保存樹木に指定されており、説明板も設置されていました。開花の時季にはきっと素晴らしい眺めが楽しめるのでしょうが、探索時にはまだ早過ぎて冬枯れ状態に。
→説明板を眺める!
■まだ冬枯れしていたヤマザクラを後にして先へと進みます。山間の谷に沿って細長く開かれた田圃脇のコースがダラダラと続き、ときおり田圃脇に民家がポツンと現れたりすることから、ここも半ば生活道路となっているようでした。
■田圃地帯を抜けると緩い登り坂で森の中へと舗装路は続きますが、その登り坂の途中で右折しているダートの名無し林道がありました。本命の名のある林道は舗装状態にあるというのに…。
■「あ、ダートだ!」どこまでも続く舗装路を半ば諦め気味に進むと、いきなり舗装が途切れて小気味よい感じのダートが現れました。ここは間違いなく全線舗装だと思っていただけに、なんとも嬉しい誤算です!
→地面を眺める!
■ダート区間に突入して少し進むと、冬枯れした荒れ地のような雑草地帯に差しかかりました。今にも路面を埋めてしまいそうなほどに雑草が生い茂り、路面も徐々に枯れ草でワダチ状態と化し、先ほどまでの舗装区間がまったくウソのような状態です。
■「ひょっとしてこのまま藪にのまれて自然消滅?」と思わせがちな、今にも藪に埋もれてしまいそうな心細いワダチダートをたどってしばらく進むと、雑草地帯を抜けて今度は砂利ダート区間が現れました。でも、ここは一面に敷かれた砂利の目が細かく、かつ深めで、もっさりとタイヤに絡みつくような感じであり、小規模ながらクレバスも発生していたので低速走行を強いられるかも。
■森林のような鬱蒼とした植林地の真っ直中をさらに進みます。それにしても、高房線は入線直後はただの舗装林道とばかり思っていましたが、路面状況はここまでの区間で舗装→ノーマルダート→藪草ワダチダート→砂利ダート→舗装→ワダチダートと目まぐるしく変化、半ダートながらもなかなか味な真似をしてくれます。
■砂利区間を抜けてワダチダートの穏やかな区間が現れたと思ったら、今度は路面中央が深くえぐれたボコボコとした軽いガレ区間となりました。停車しているXRの傾き加減からも分かりますが、ここはちょっと斜めった登り勾配になっており、決して走りやすいとは言えないですが、かといってさほど気をつかうほどでもないです。
■で、少々ガレた登坂路をたどって進むと、やがて上市萱馬場平線の舗装路に突き当たってダートは終了、ここが高房線の終点になっています。前半の舗装区間は味気なかったものの、後半のダート区間はまあまあ楽しめたので、全線走破後の総評としては特別に良くもなく悪くもなく、といったところでしょうか。ちなみに、ここは左折すれば県20号線に、右折すればR49号線に抜けられます。
→探索終了!
→上市萱馬場平線に突入!
→振り返る!

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください