| 「五号鉱」・・・いわき市はかつて炭坑で栄えていた場所であり、どことなく炭坑、鉱山関係を思わせる名称の林道五号鉱林道の入口です。コース的には県135号線から右折分岐、県道と並行する形で山中を軽く巡って再び県135号線に合流しており、県道の迂回路といったところでしょうか。ちなみに、ここの入口脇には墓地があります。 |
| 林道標の立つ起点(正確にはこちら側が終点)から行く手を眺めてみました。この付近にはショートな林道が網の目のように走っていますが、予想外にも舗装林道は多く、「いい加減にしろよ・・・」と我ながら思ってしまう中、ようやく入口からダートの五号鉱林道へとたどり着き、小気味の良いダートを目の前にしてようやく溜飲を下す思いです。 |
| 入線直後にいきなり始まる登坂路に乗り込み、いざ五号鉱林道の探索開始です! ダートは深い砂利質で白い大量のバラストが一面に敷き詰められており、そういう意味では手入れが行き届いているようですが、二輪で走行するには少々ズルズル気味かもしれません。 |
| さほどキツくはないアピンカーブが断続的に登坂して続きます。それにしても敷き詰められた砂利は深く、ここは勢いづいていると、タイヤを取られてアウト側に振られるので、慣れない方はスピードは控えめに・・・。路面がザクザクとした砂利質なのでスタンドが立ちにくく、こうしてXRを立たせるのにも意外と気をつかいました。 |
| ズルズルとした登坂路を登って進むと、なぜか道端に電柱が立ち並ぶ区間がありました。「ここも生活道路になっている?」と一瞬思ってしまいますが、沿道には一軒の民家も存在していません。おそらく山中に張られた電線がここで林道と交わっているだけなのでしょう。 |
| 断続的な坂道はさらに続いていますが、路面的にはやや落ち着いてきたようです。深い砂利層は見られなくなり、多少のデコボコ感はあるものの、おおむねフラットになりました。道すがらの眺望は路肩の木々に遮られて望めませんが、ダートは上空が大きく開けているので閉塞感はなくいたって明るい雰囲気です。 |
| おや、森の中を一気に駆け下りている右折分岐が現れました。こういう分岐が現れると、本道そっちのけで入ってみたくなりますが、結果から述べるとここは林道ではありません。県135号線へと続く全線舗装のただの抜け道であり、先ほど入線してきた入口付近に抜けています。よって林道標はここには無し。本道は直進方向になっています。 |
| 右折分岐を過ぎて雑木の森が広がる山肌をさらに登ると、それまで連続した登り坂であったダートはいきなり下り坂に急変します。その後、前方に県135号線の舗装路が見え始めると終点はもうすぐそこで、県道に突き当たった地点で5五号鉱線は終点を迎えます。延長距離的には物足りなさは否めませんが、全線ダートでそれなりに楽しめたので、それはそれで良しとして五号鉱林道の探索は終了となりました。ちなみにここで左折すれば、
高房林道
および五号鉱林道の入口を経て県20号線「高房」地区に、右折すればR49号線に抜けられます。
→ 探索終了!
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